粕味噌漬けやたらの芽、葉大根などの野菜類に含まれる栄養素とビタミンB6の含有量ランキングを確認し、摂取量の目安とするなど食事のレシピに活かしていきましょう。
ビタミンB6はたんぱく質の合成にかかわる働きをもち成長を促進する効果をもつビタミンで、たんぱく質を分解しそこからアミノ酸の合成や神経伝達物質の合成に働きをもつビタミンです。
ビタミンB6の過剰摂取では知覚障害や腎臓結石などの症状につながると言われていますし、普段食べることの多いお米にはビタミンB6が含まれているので通常米を日常的に摂取する習慣をもつ日本人は日常的に摂取している栄養素です。
以下ではビタミンB6含有量の高い野菜類の食品のランキングと合わせてビタミンB6の食事摂取基準を確認し日頃の食生活に役立てましょう。
ビタミンB6の効果や効能と総合ランキング上位10位
ビタミンB6は腸内細菌によって体内で合成されるビタミンですので通常は不足することはあまりない栄養素で、抗アレルギー作用や神経伝達物質の合成などの働きがあります。
たんぱく質を多く摂取すると必要量が高まるので、たんぱく質とビタミンB6との摂取バランスに注意が必要ですが、以下がビタミンB6含有量の総合ランキングTOP10です。
B6含有量ランキング、TOP10 (100g辺り) | |||
順位 | ジャンル | 食品名 | 含有量 |
1位 | 野菜類 | 唐辛子 果実 乾 | 3.81mg |
2位 | 調味料及び香辛料類 | とうがらし ガーリックパウダー | 2.32mg |
3位 | 豆類 | えんどう赤 青 グリンピース(揚げ豆) | 1.9mg |
4位 | 調味料及び香辛料類 | にんにく類 粉 | 1.75mg |
5位 | 野菜類 | にんにく りん茎 生 | 1.50mg |
6位 | 調味料及び香辛料類 | パセリ 乾 | 1.47mg |
7位 | 調味料及び香辛料類 | <その他> パン酵母、乾燥 | 1.28mg |
8位 | 穀類 | その他 小麦はいが | 1.24mg |
9位 | 種実類 | ピスタチオ いり 味付け | 1.22mg |
10位 | いも及びでん粉類 | こんにゃく 精粉 | 1.20mg |
出典 : 文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会 日本食品標準成分表2010のデータより抜粋 url : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm | |||
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 アミノ酸含有量 食事摂取基準量 |
ビタミンB6の効果と食事摂取基準の確認
ビタミンB6はリン酸と結合し補酵素型(PLP)となりアミノ酸の代謝や体たんぱく質の代謝に重要なビタミンで脂質の代謝を促進し、脂肪肝の予防に効果的な水溶性ビタミンのひとつです。
こちらはビタミンB6の食事摂取基準ですので確認しておきましょう。
ビタミンB6の食事摂取基準(mg/日) | ||||||||
性別 | 男性 | 女性 | ||||||
年齢等 | 推定平均必要量 | 推奨量 | 目安量 | 耐容上限量 | 推定平均必要量 | 推奨量目安量 | 耐容上限量 | |
3-5(歳) | 0.5 | 0.6 | ― | 15 | 0.5 | 0.6 | ― | 15 |
18-29(歳) | 1.2 | 1.4 | ― | 55 | 1.0 | 1.2 | ― | 45 |
30-49(歳) | 1.2 | 1.4 | ― | 60 | 1.0 | 1.2 | ― | 45 |
50-69(歳) | 1.2 | 1.4 | ― | 55 | 1.0 | 1.2 | ― | 45 |
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 アミノ酸含有量 食事摂取基準量 |
出典先URL:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000041733.html
ビタミンaを多く含む動物性食品は鶏レバーや肝豚レバーにあんこうの肝、植物性食品ではモロヘイヤやにんじん等がビタミンaを多く含んでおり、適度な摂取で効率的にビタミンaの効果が得られますが過剰症や不足症等もありますので注意も必要です。 ビタミンaとはレチノールとも呼
ビタミンB6と合わせて確認しよう、セレン食品のランキング
セレンは魚介、肉、豆類に多く含まれるミネラルで酵素の成分で過酸化物を消去する働きをもちます。セレンは地域の土壌にセレンが含まれるかで食品の含有量が変化する性質を持ちますので、セレンを多く含む地域では多くの植物にセレンが含まれています。
水銀やカドミウム、砒素などの毒性を軽減させる拮抗作用をもち、セレンが豊富な日本国内の土壌で育つ食品にはセレンが含まれるので不足はあまりありません。
セレン含有量ランキング、TOP10 (100g辺り) | |||
順位 | ジャンル | 食品名 | 含有量 |
1位 | 魚介類 | 加工品 かつお節 | 320μg |
2位 | 調味料及び香辛料類 | <香辛料類> 粉 | 290μg |
3位 | 肉類 | 副生物 じん臓 生 | 240μg |
4位 | 肉類 | 副生物 じん臓 生 | 210μg |
5位 | 魚介類 | あんこう きも 生 | 200μg |
6位 | 魚介類 | たら類 生 | 130μg |
7位 | 魚介類 | まぐろ類 赤身 生 | 110μg |
8位 | 魚介類 | まがれい 生 | 110μg |
9位 | 魚介類 | かつお類 秋獲り 生 | 100μg |
10位 | 魚介類 | 毛がに 生 | 97μg |
出典 : 文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会 日本食品標準成分表2010のデータより抜粋 url : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm | |||
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 アミノ酸含有量 食事摂取基準量 |
野菜類の食べ物のビタミンB6含有量ランキング
ビタミンB6はビタミンB12と共に赤血球のヘモグロビンの合成に役立つビタミンで、ビタミンB6の作用をもつとされるのがピリドキシン、ビリドキサール、ピリドキサミンなどの化合物です。
成長を促進する効果があり水溶性のビタミンでアミノ酸の代謝に関わる効能を持ちます。
また、栄養素にはn-6系脂肪酸、鉄、マンガン、亜鉛、ナトリウムなどがありますが、多価不飽和脂肪酸はn-6系、n-3系がありn-3系にはαーリノレン酸、EPA、DHAなどの脂肪酸がありますし、ビタミン類の葉酸には造血作用があり貧血予防に効果的です。
亜麻仁油の効能の凄さは不飽和脂肪酸(多価不飽和脂肪酸)でオメガ3脂肪酸でもあるα-リノレン酸にあり、えごま油やしそ油と共にダイエットやアトピーへの効果が高いと言われています。 熱に弱く酸化し易い性質を持つ亜麻仁油は摂取量や摂取方法、食べ方に注意が必要だが人間の生命にとって重
出典元 URL : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm
いちご鼻の治し方は原因を知ることガ大切で、原因として主に挙げられるのがは皮脂汚れ、乾燥肌、古い角質、間違ったケア、洗顔方法などさまざまな要因があり、これらが重なることや体質、生活習慣など実にさまざまです。 しかし、いちご鼻の治し方や解消法は本来誰にでも行なえることであり、正
ビタミンB6と合わせてチェック、ナイアシン食品のランキング
たんぱく質の代謝に必要なナイアシンは他にも脂質やアルコールの代謝にも関わる働きを持ち、不足すると食欲不振や不安感、皮膚の炎症などの症状が現れます。
また、ナイアシンはニコチン酸、ニコチンアミドとして存在しニコチンアミドからNDAが合成されますが、この補酵素は糖質、脂質、たんぱく質の代謝。エネルギー生産時に働きます。
しそ、えのきたけ、バナナ、カツオ、マサバ、ぶり、いか、馬肉(さくら肉)、ラム肉、鶏ささみ、豚レバー、鶏むねなど幅広く含まれる栄養素ですが、以下がナイアシンの総合ランキングです。
ナイアシン含有量ランキング、TOP10 (100g辺り) | |||
順位 | ジャンル | 食品名 | 含有量 |
1位 | きのこ類 | まいたけ 乾 | 64.1mg |
2位 | 魚介類 | たら類 焼き | 56.9mg |
3位 | 魚介類 | たら類 生 | 49.5mg |
4位 | し好飲料類 | コーヒー インスタントコーヒー | 47.0mg |
5位 | 魚介類 | 加工品 かつお節 | 45.0mg |
6位 | 魚介類 | 加工品 削り節 | 37.4mg |
7位 | 魚介類 | 加工品 なまり節 | 35.0mg |
8位 | 調味料及び香辛料類 | <その他> パン酵母、圧搾 | 23.1mg |
9位 | 調味料及び香辛料類 | <その他> パン酵母、乾燥 | 22.0mg |
10位 | 魚介類 | まぐろ類 生 | 20.7mg |
出典 : 文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会 日本食品標準成分表2010のデータより抜粋 url : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm | |||
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 アミノ酸含有量 食事摂取基準量 |
まとめ
栄養素にはクロム、ビタミンC、炭水化物、ビタミンA、カルシウムなどがありますが、必須脂肪酸は人が体内で合成出来ない脂肪酸で食品などからの摂取が必要となりますし、αーリノレン酸やα-リノール酸は動物の体内では合成できず植物性の油にふくまれます。
牛の脂質のヘッド、豚のラードの動物性、乳脂肪のバターなどの植物性などの種類があり、二重結合を2つ以上もつ脂肪酸が多価不飽和脂肪酸で結合の位置で分類され、二重結合が3番目から始まるn-3系、6番目から始まるn-6系の脂肪酸があります。
こうした各栄養素の不足や過剰摂取に気をつけて、病気の予防や健康維持に役立てましょう。
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