東京都新島村の人口増減率からみる日本人口の問題点

東京都新島村は羽伏浦海岸、式根島海中温泉などの観光資源を持つ地域ですが、日本各地の市町村と同様な問題が人口変動から見られます。

新島村の1980年からの人口の推移や今後の増減率の予想などから見える問題点や今後おこりえる課題を確認して行きたいと思います。

日本（東京都新島村）の人口の推移と増減

東京都新島村は羽伏浦海岸、式根島海中温泉などの観光地がある地域ですが、全世代、子供からおじいちゃんおばあちゃんなどの高齢者の人口推移や増減を過去と未来のデータをもとに見て行きたいと思います。

利用上の注意点

以下の情報は、RESAS（地域経済分析システム）を加工して作成おり、全国各地の都道府県、市町村ごとの人口増減の推移をまとめておりますが、人口構成に関するコメントは各データを元にシステム的に出していますので不自然な点はご了承下さい。

東京都新島村の総人口の人口統計と年齢ごとの増減率の推移

東京都新島村の総人口はこれまで減少傾向で推移しこの先は継続的に減少が進む可能性が高いと予想されており、2040年には1980年比で1891人程の減少で52％程度の人口減少が予想されます。

総人口の減少率が52％と大幅で新島村は人口減少が継続的に進んでいるので、今後も減少が続くと過疎化や高齢化で深刻な状態も考えられます。

東京都新島村の年少人口の世帯数の増減や人口数の変動

東京都新島村の年少人口はこれまでやや減少傾向で推移しこの先は継続的に減少が進む可能性が高いと予想されており、2040年には1980年比で589人程の減少で78％程度の人口減少が予想されます。

年少人口の減少率が78％と大幅で新島村は人口減少が継続的に進んでいるので、高齢者の減少と共に若者の減少や人口流出が進むことで、総合的な人口減少につながる危険性も考えられます。

年少人口は2040年には1980年と比べて総人口比率で20％から4％程度に減少しており、総人口比率が16％もの減少が予想されますので今後の推移に注意が必要です。

全国平均は平成28年10月1日現在で12.4％で過去最低を記録していますが、東京都新島村は4％と今後は全国平均以下への推移が予想されるので危険な状態ですし、年少人口の減少率が16％と大幅に減少が進んでいるので、年代ごとの減少状況を確認し今後の対策を取る必要があるでしょう。

東京都新島村の生産年齢人口の人口問題と日本が抱える未来への不安

東京都新島村の生産年齢人口はこれまで減少傾向で推移しこの先は継続的に減少が進む可能性が高いと予想されており、2040年には1980年比で1530人程の減少で65％程度の人口減少が予想されます。

生産年齢人口の減少率が65％と大幅で新島村は人口減少が継続的に進んでいるので、人口減少による消費者の不足、デマンドサイドでは潜在的な経済成長率を低下させるなどの影響が大きく考えられます。

生産年齢人口は2040年には1980年と比べて総人口比率で67％から24％程度に減少しており、総人口比率が43％もの減少が予想されますので今後の推移に注意が必要で生産年齢人口不足に注意しましょう。

全国平均は平成28年10月1日現在で60.3％、平成4年で69.8％ですが、東京都新島村は24％と今後は全国平均以下が予想されるので生産年齢人口不足が予想され危険な状態です。

東京都新島村の老年人口の高齢化率や増減率からみる地域の課題

東京都新島村の老年人口はこれまで増加傾向で推移し増減率や増減幅は大きくありませんが注意が必要で、2040年には1980年比で228人程の増加で141％程度の上昇率での人口増加が予想されます。

長期的に人口が増加している新島村は魅力的な地域ですが、高齢者数が増えることで医療や介護を必要とする人口が増えるものの、介護サービスを担う人材不足などでの困難な状況やサービスの低下、低賃金での過酷な労働などの問題にもつながりやすい状況です。

東京都新島村は老年人口が全国平均の27.3％以上の数値が高い地域で50％超えの限界集落に近い割合で推移している地域で対策が必要ですし、2040年には1980年と比べて総人口比率で17％から24％程度に増加が予想されています。

老年人口の総人口比率が7％もの増加が予想されますので、今後の老年人口の推移には注意が必要な地域で、全国平均は平成28年10月1日現在で27.3％ですが、東京都新島村は今後は全国平均以下が予想される地域です。