輸入小麦(軟質)の栄養素一覧とそれぞれの含有量や栄養素の効果や効能を確認し、日々の健康管理や栄養バランスに役立てましょう。
輸入小麦(軟質)にはマンガン、モリブデン、食物繊維、ビタミンB1、ナイアシン、銅、マグネシウム、リン、鉄、ビタミンB6などの栄養素の含有量が摂取基準量に対して高い割合で含まれます。
マンガンはたんぱく質やDNAの合成に関わる酵素の補酵素となるミネラルで、代謝機能にもかかわり体内には少量しか存在せず、その量は12~20mg程度と言われ、モリブデンは吸収率が高く食道がんのリスクを下げる効果をもつ栄養素で、不足すると貧血などの症状を引き起こすことがあるので注意が必要です。
ビタミンB1は蒸し料理で適度な脂質が落ちるのでヘルシーになりますし、干しそば、豚ヒレ肉、豚ロース、ささみ、うなぎの蒲焼、そば、オクラ、にんにく、ぶり、まぐろなどに含まれますし、ナイアシンは血行改善、皮膚や神経を健康に保つ働きがあり、コレステロールや中性脂肪を分解する効能を持ちます。
これらの働きをもつ栄養素を含む輸入小麦(軟質)の効果や効能、栄養素の含有量と効果効能を確認して行きましょう。
輸入小麦(軟質)の栄養素の含有量の一覧
輸入小麦(軟質)にはマンガン、モリブデン、食物繊維、ビタミンB1、ナイアシン、銅、マグネシウム、リン、鉄、ビタミンB6が含まれますが、マンガンは成長期、発育期の骨の成長に役立つミネラルですので、必要量を守った摂取を心がけたい栄養素でアマランサス、イタヤ貝、ずいき、くり、油揚げ、あおのり、しょうが、たくあん漬け、干し柿などの食べ物に多く含まれます。
モリブデンはすみかやに尿中に排出されるので体内濃度は一定に保たれ、モリブデン不足による欠乏症の症状はほぼないものの、病気などで不足した場合は多呼吸、意識障害などの症状がでるとも言われます。
ビタミンB1は神経組織の働きの正常化に働きをもち、水に溶けやすい水溶性のビタミンで揚げ物では溶けだすことはないとも言われますし、ナイアシンは熱や光には強いが水に溶け出すので摂取の際は煮汁やスープもとると無駄なく摂取できます。
こうした働きをもつそれぞれの栄養素の含有量を確認しておきましょう。
食品番号 | 01013 |
ジャンル | こむぎ 輸入 |
食品名 | 軟質 |
廃棄率 | 0 % |
エネルギー | |
kcal | 348 kcal |
kJ | 1456 kJ |
水分 | 10.0 g |
たんぱく質 | 10.1 g |
アミノ酸組成によるたんぱく質 | 0 g |
脂質 | 3.3 g |
トリアシルグリセロール当量 | 2.7 g |
炭水化物 | 75.2 g |
灰分 | 1.4 g |
無機質 | |
ナトリウム | 2 mg |
カリウム | 390 mg |
カルシウム | 36 mg |
マグネシウム | 110 mg |
リン | 290 mg |
鉄 | 2.9 mg |
亜鉛 | 1.7 mg |
銅 | 0.32 mg |
マンガン | 3.79 mg |
ヨウ素 | 0 μg |
セレン | 5 μg |
クロム | 1 μg |
モリブデン | 19 μg |
ビタミン | |
A レチノール | 0 μg |
A α-カロテン | 0 μg |
A β-カロテン | 0 μg |
A β-クリプトキサンチン | 0 μg |
A β-カロテン当量 | 0 μg |
A レチノール当量 | 0 μg |
D | 0 μg |
E α-トコフェノール | 1.2 mg |
E β-トコフェノール | 0.6 mg |
E γ-トコフェノール | 0 mg |
E δ-トコフェノール | 0 mg |
K | 0 μg |
B1 | 0.49 mg |
B2 | 0.09 mg |
ナイアシン | 5.0 mg |
B6 | 0.34 mg |
B12 | 0 μg |
葉酸 | 40 μg |
パントテン酸 | 1.07 mg |
ビオチン | 9.6 μg |
C | 0 mg |
脂肪酸 | |
飽和脂肪酸 | 0.60 g |
一価不飽和脂肪酸 | 0.38 g |
多価不飽和脂肪酸 | 1.63 g |
コレステロール | 0 mg |
食物繊維 | |
水溶性 | 1.4 g |
不溶性 | 9.8 g |
総量 | 11.2 g |
食塩相当量 | 0 g |
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 | |
アミノ酸含有量 食事摂取基準量 | |
文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会 日本食品標準成分表2010のデータより抜粋 出典URL : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm |
輸入小麦(軟質)の栄養素で摂取基準量に対して高い含有量のもの
※ 30~49歳の女性の目安量、推奨量を元に含有量の割合を出しています。
※ ビタミン類、ミネラル類のみの含有量から比率の高い栄養素をまとめています。
1位 | マンガン |
2位 | モリブデン |
3位 | 食物繊維 |
4位 | ビタミンB1 |
5位 | ナイアシン |
6位 | 銅 |
7位 | マグネシウム |
8位 | リン |
9位 | 鉄 |
10位 | ビタミンB6 |
マンガンとは?成長期、発育期の骨の成長に役立つ
マンガンはたんぱく質やDNAの合成に関わる酵素の補酵素となるミネラルで、代謝機能にもかかわります。
糖質や脂質の代謝に関わる効能をもちダイエットにつながる働きも期待されますし、骨に最も多く含まれる成分で、カルシウムやマグネシウムなどを同様に骨の強化に役立つミネラルです。
マンガンは体内には少量しか存在せず、その量は12~20mg程度と言われていますが、成長期、発育期の骨の成長に役立つミネラルですので必要量を守った摂取を心がけたい栄養素です。アマランサス、イタヤ貝、ずいき、くり、油揚げ、あおのり、しょうが、たくあん漬け、干し柿などの食べ物に多く含まれます。
さらに肌のターンオーバーにもかかわりをもちますので美容面でも重要なミネラルで、抗酸化作用があり細胞の酸化を予防する働きがありますので美容効果などが期待されます。
モリブデンとは?プリン体の分解に働きをもつミネラル
モリブデンは吸収率が高いミネラルで食道がんのリスクを下げる効果をもつといわれますし、肝臓や腎臓の酵素の構成物質で糖質や脂質の代謝を高めているミネラルです。
モリブデンの摂りすぎによる過剰症はほぼありませんし尿で排出されますが、不足すると貧血などの症状を引き起こすことがあるので注意が必要で大豆加工品やナッツ類に多く含まれ、吸収率が高いミネラルです。
ぷりん体を尿酸に分解する働きをもちますし、鉄の利用を高める性質を持ち、赤血球などに結合し全身に運ばれる栄養素で、貧血の予防につながる造血作用などをもつミネラルです。
ビタミンB1とは?滋養強壮、疲労回復などに効果的
ビタミンB1は干しそば、豚ヒレ肉、豚ロース、ささみ、うなぎの蒲焼、そば、オクラ、にんにく、ぶり、まぐろなどの食べ物に多く含まれており、疲れやストレス対策にも効果的で精神的な安定にもつながる栄養素です。
糖質の代謝を促進し疲労物質が体内に蓄積するのを防ぎ補酵素として糖質の代謝に関わる働きをもつビタミンで、糖質を水と二酸化酸素に分解する際にエネルギーが生まれますが、ここにビタミンb1が重要な働きを持ちます。
ビタミンB1は水に溶けやすいですが揚げ物では溶けだすことはないとされ、蒸し料理では適度な脂質が落ちるのでヘルシーな料理方法になりますしにんにくなどのアリシンと結合し、アリチアミンとなり疲労回復作用が長持ちする特徴がありますので、ビタミンB1はゆでる調理法はNGとされますので蒸すレシピが望ましい食べ方です。
ナイアシンは神経の安定、皮膚や神経を健康に保つ働きが
ナイアシンはしそ、えのきたけ、バナナ、カツオ、マサバ、ぶり、いか、馬肉(さくら肉)、ラム肉、鶏ささみ、豚レバー、鶏むね、そば、レバー、牛もも肉、鶏肉、卵黄、たらこ、納豆などの食品に多く含まれるビタミンです。
血行改善効果や皮膚や神経を健康に保つ働きがあり、コレステロールや中性脂肪を分解する効能を持ちますし、必須アミノ酸のトリプトファンからも体内合成される水溶性ビタミンのひとつです。
ナイアシンはニコチン酸、ニコチンアミドとして存在しますが、ニコチンアミドからNDAが合成され、この補酵素は糖質、脂質、たんぱく質の代謝の際やエネルギー生産時に働きますので、こうした働きに大きく関与しますし二日酔いの原因でもあるアセトアルデヒドの分解に効果を持ちます。
ナイアシンは熱や光には強いが水に溶け出すので、煮汁やスープも摂取することで無駄なく摂取することができますし、蒸すレシピが望ましい食べ方です。
ビタミンEの組み合わせで血流が良くなる効果があると言われますので、こうした組み合わせなどにも気を配るといいでしょう。
銅とは?赤血球や白血球の成長に関わる重要なミネラル
毎日の食事などで摂取された銅のほとんどが小腸で吸収され、肝臓で貯蔵され鉄の吸収を助ける働きを持ちます。
牛、豚、鶏レバー、イイダコ、シャコ、牡蠣、かに、海老、いか、アーモンドなどの食べ物に多く含まれており、赤血球の成長や体内の酵素の働き、骨の形成などの関わるミネラルで、セルロプラスミンと言う銅結合たんぱく質となって全身の各器官へ運ばれます。
銅が不足するとヘモグロビンをきちんと合成できずに赤血球で酸素を運ぶ役割に悪影響が現われますし、不足すると免疫細胞がうまく働かなくなるとも言われていますので、適切な摂取が必要なミネラルです。
さらに未熟児、銅欠乏乳児、体重増加不良、貧血、骨異常などの症状が銅の不足時に現われますし、乳児の成長、骨や血管の強化、活性酸素の除去などに効果を持ちますので、適切な必要量にあわせた摂取を心がけましょう。
輸入小麦(軟質)には他の栄養素も豊富に含まれる
輸入小麦(軟質)にはこれらの栄養素以外にもマグネシウム、リン、鉄、ビタミンB6、などの栄養素が幅広く含まれますので、日頃の栄養バランスに役立てましょう。