アセロラ飲料は果汁10%程度のものが多く、そのまま飲んだりお酒を割ったり、デーザートやスイーツにと幅広く使われますが、そんなアセロラ飲料(果汁10%)の栄養素一覧とそれぞれの含有量や栄養素の効果や効能を確認し、日々の健康管理や栄養バランスに役立てましょう。
アセロラ飲料(果汁10%)にはビタミンC、銅、ビタミンE、葉酸、パントテン酸、亜鉛、カリウム、鉄、食物繊維、ナイアシンなどの栄養素の含有量が摂取基準量に対して高い割合で含まれます。

中でもアセロラにはビタミンCが豊富に含まれますがアセロラ飲料(果汁10%)にも多く含まれており、ビタミンCは抗酸化作用、抗がん作用、抗ウイルス作用など幅広く効果を持ちビタミンA、Eと合わせて取ることで、より強い抗酸化作用を発揮します。
銅は骨髄でヘモグロビンを作り乳児の成長に重要な栄養素で、鉄の働きを補助し活性酸素の除去や赤血球に関わる働きを持ちますし、ビタミンEはビタミンA、Cと同様に抗酸化作用を持ち活性酸素のフリーラジカル状態を解消し、細胞の酸化を予防します。
これらの働きをもつ栄養素を含むアセロラ飲料(果汁10%)の効果や効能、栄養素の含有量と効果効能を確認して行きましょう。
アセロラ飲料(果汁10%)の栄養素の含有量の一覧
アセロラ飲料(果汁10%)にはビタミンC、銅、ビタミンE、葉酸、パントテン酸、亜鉛、カリウム、鉄、食物繊維、ナイアシンが含まれますが、ビタミンCは鉄の吸収を助け貧血の予防に関与する働きを持ち、過剰摂取は尿で排出されるためほぼないとされています。
銅はセルロプラスミンと呼ばれるたんぱく質の構成成分で貧血対策に効果的で、銅不足では免疫細胞がうまく働かなくなるとも言われていますので、適切な摂取が必要なミネラルですし、ビタミンEが不足すると筋萎縮、不妊などの症状がでるとも言われ、ナイアシンとビタミンEの組み合わせで血流が良くなる効果があると言われます。
ビタミンB12は葉酸とともに造血機能に関わるビタミンですし、ビタミンB6もあわせて取ることでより効果が高まるなど、こうした働きをもつそれぞれの栄養素の含有量を確認しておきましょう。
食品番号 | 07004 |
ジャンル | アセロラ |
食品名 | 10%果汁入り飲料0 |
廃棄率 | 0 % |
エネルギー | |
kcal | 42 kcal |
kJ | 176 kJ |
水分 | 89.4 g |
たんぱく質 | 0.1 g |
アミノ酸組成によるたんぱく質 | 0 g |
脂質 | 0 g |
トリアシルグリセロール当量 | 0 g |
炭水化物 | 10.5 g |
灰分 | 0 g |
無機質 | |
ナトリウム | 1 mg |
カリウム | 13 mg |
カルシウム | 1 mg |
マグネシウム | 1 mg |
リン | 2 mg |
鉄 | 0.1 mg |
亜鉛 | 0.1 mg |
銅 | 0.04 mg |
マンガン | 0 mg |
ヨウ素 | 0 μg |
セレン | 0 μg |
クロム | 0 μg |
モリブデン | 0 μg |
ビタミン | |
A レチノール | 0 μg |
A α-カロテン | 0 μg |
A β-カロテン | 35 μg |
A β-クリプトキサンチン | 0 μg |
A β-カロテン当量 | 35 μg |
A レチノール当量 | 3 μg |
D | 0 μg |
E α-トコフェノール | 0.1 mg |
E β-トコフェノール | 0 mg |
E γ-トコフェノール | 0.1 mg |
E δ-トコフェノール | 0 mg |
K | 0 μg |
B1 | 0 mg |
B2 | 0 mg |
ナイアシン | 0 mg |
B6 | 0 mg |
B12 | 0 μg |
葉酸 | 5 μg |
パントテン酸 | 0.03 mg |
ビオチン | 0 μg |
C | 120 mg |
脂肪酸 | |
飽和脂肪酸 | 0 g |
一価不飽和脂肪酸 | 0 g |
多価不飽和脂肪酸 | 0 g |
コレステロール | 0 mg |
食物繊維 | |
水溶性 | 0.1 g |
不溶性 | 0.1 g |
総量 | 0.2 g |
食塩相当量 | g |
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 | |
アミノ酸含有量 食事摂取基準量 | |
文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会 日本食品標準成分表2010のデータより抜粋 出典URL : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm |
アセロラ飲料(果汁10%)の栄養素で摂取基準量に対して高い含有量のもの
※ 30~49歳の女性の目安量、推奨量を元に含有量の割合を出しています。
※ ビタミン類、ミネラル類のみの含有量から比率の高い栄養素をまとめています。
1位 | ビタミンC |
2位 | 銅 |
3位 | ビタミンE |
4位 | 葉酸 |
5位 | パントテン酸 |
6位 | 亜鉛 |
7位 | カリウム |
8位 | 鉄 |
9位 | 食物繊維 |
10位 | ナイアシン |
ビタミンCの強い抗酸化作用をより高める栄養素とは?
ビタミンCはアセロラに多く含まれており、ビタミンCを多く含むといわれるレモン以上の含有量を誇るとも言われますので、そのアセロラを元に果汁10%で作られたアセロラジュースでもビタミンCの含有量は高くなります。
多くの果物には多く含まれていますが、なんといってもビタミンCは高酸化作用が強いことに注目され、この抗酸化作用はさまざまな悪影響を及ぼす活性酸素を除去する効果を持ちます。
これら抗酸化作用をもつ栄養素の、ビタミンA、C、Eは合わせて取ることで、より強い抗酸化作用を発揮しますので、組み合わせも重要で抗酸化作用、抗がん作用、抗ウイルス作用などの効果につながります。
しかし、ビタミンCは加熱に弱いので未加熱での調理が理想的ですので、果実などのビタミンの場合は未加熱で摂取することが多いですがジュースなどの場合は加熱殺菌なども考えられるので注意が必要ですが、一方、さつまいも、じゃがいも。えだまめのさや付きなどに多く含まれ、これらに含まれるビタミンCは熱に強い特徴があります。
銅は成長期に特に重要な役割をもつミネラル
子供の成長には必要な栄養素の摂取を正しく行うことが求められますが、銅はこの成長に重要な役割をもつ栄養素で、銅は骨髄でヘモグロビンを作る際に欠かせないミネラルで乳児の成長に重要で、骨、血管の成長を助け肝臓に貯蔵される栄養素です。
鉄の働きを補助し活性酸素の除去や赤血球に関わる働きを持ち、貧血予防、免疫力向上、動脈硬化の予防、成長促進、髪や肌の健康を保つ効果をもつミネラルで、牛、豚、鶏レバー、イイダコ、シャコ、牡蠣、かに、海老、いか、アーモンドなどの食べ物にも多く含まれています。
セルロプラスミンと言う銅結合たんぱく質となって全身の各器官へ運ばれ、不足すると免疫細胞がうまく働かなくなるとも言われていますので適切な摂取が必要なミネラルです。
ビタミンEも抗酸化作用があり、ビタミンCとの摂取で相乗効果
ビタミンEは同じく抗酸化作用が高いビタミンA、Cと合わせて取ることでより強い抗酸化作用を発揮しますので、これらを含むアセロラは高い抗酸化作用をもつこととなります。
抗酸化作用は体内で一定の割合で発生する活性酸素による最簿運の酸化などの種々の悪影響を防ぎ、活性酸素を消去する役割を果し、美肌効果や美容、老化防止、シミやシワなどの予防にもつながります。
これらの働きは女性にとって特に重要なので、ビタミンCやEの摂取は必須とも言えますし、血流が良くなる、臓器や皮膚の老化防止、血液をドロドロにする過酸化脂質の解消など健康面でも重要な効果を持ちます。
美容健康に役立つ栄養素が多く含まれるのがアセロラで、特に抗酸化作用をもつビタミンが多く含まれるのが特徴です。
アセロラ飲料(果汁10%)には他の栄養素も豊富に含まれる
アセロラ飲料(果汁10%)にはこれらの栄養素以外にもビタミンC、銅、ビタミンE、葉酸、パントテン酸、亜鉛、カリウム、鉄、食物繊維、ナイアシンなどの栄養素が幅広く含まれますので、日頃の栄養バランスに役立てましょう。