アルギニンが5000mg(100g辺り)を越える食べ物の上位ランキングと卵白や卵黄、うずらの卵などの卵類に含まれるアルギニンの含有量ランキングの一覧をまとめて行きたいと思います。
アミノ酸にはアルギニン以外にもトリプトファン、バリン、アスパラギン酸、イソロイシン、アミノ酸などの種類がありますが、それらアミノ酸の中でもアルギニンにはさまざまな効能があり一酸化窒素の前駆体であり成長ホルモン、インスリン、グルカゴンの分泌に必要となるアミノ酸です。
子供の成長に特に必要と言われるアルギニンは卵類以外にも肉、魚、豆類など一般的な普通の食品に幅広く含まれていますので、通常の食事やレシピでの食生活の中では自然と摂取していることになりますが、アルギニンの必要量が高まる成長期や身長の伸び盛りの時期には意識して摂取することが大切です。
成長ホルモンの分泌や精子増量に効果があるというアルギニンサプリの活用なども検討の余地がありますし、インスリンやグルカゴンの分泌促進に伊勢海老、豚ロース、赤身、鶏むね肉などタンパク質やアミノ酸を多く含む食べ物をレシピに取り入れましょう。
まずは、以下でアルギニン含有量5000mg越えの食べ物や豊富に含む食品など全ジャンルでの含有量ランキングをまとめてありますので、アルギニンが豊富な食べ物を確認し日々の食材選びに役立てましょう。
| アルギニン含有量ランキング、TOP10 (100g辺り) | |||
| 順位 | ジャンル | 食品名 | 含有量 |
| 1位 | 肉類 | その他 ゼラチン | 7900mg |
| 2位 | 豆類 | 分離大豆たんぱく 塩分無調整タイプ | 6700mg |
| 3位 | 種実類 | すいか いり、味付け | 5100mg |
| 4位 | 卵類 | 卵白 乾燥卵白 | 5000mg |
| 5位 | 豆類 | 分離大豆たんぱく 繊維状大豆たんぱく | 5000mg |
| 6位 | 豆類 | 大豆たんぱく 濃縮大豆たんぱく | 4900mg |
| 7位 | 種実類 | かぼちゃ いり、味付け | 4700mg |
| 8位 | 魚介類 | 加工品 するめ | 4700mg |
| 9位 | 魚介類 | かずのこ 乾 | 4600mg |
| 10位 | 魚介類 | しらす干しかたくちいわし、まいわし等の幼魚 たたみいわし | 4500mg |
出典 : 文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会 文部科学省がまとめた日本食品標準成分表2015年版（七訂）アミノ酸成分を元に作成 URL : http://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/1365473.htm | |||
| 食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 アミノ酸含有量 食事摂取基準量 | |||
こちらのタンパク質の一日辺りの摂取基準量を参考に日々の食生活で適切なタンパク質量の摂取を行うことは非常に重要です。
| たんぱく質の食事摂取基準（推定平均必要量、推奨量、目安量：g/日、目標量（中央値）：％エネルギー） | ||||||||
| 性別 | 男性 | 女性 | ||||||
| 年齢等 | 推定平均必要量 | 推奨量 | 目安量 | 目標量（中央値2） | 推定平均必要量 | 推奨量 | 目安量 | 目標量（中央値2） |
| ３～５（歳） | 20 | 25 | ― | 13～20（16.5） | 20 | 25 | ― | 13～20（16.5） |
| 18～29（歳） | 50 | 60 | ― | 13～20（16.5） | 40 | 50 | ― | 13～20（16.5） |
| 30～49（歳） | 50 | 60 | ― | 13～20（16.5） | 40 | 50 | ― | 13～20（16.5） |
| 50～69（歳） | 50 | 60 | ― | 13～20（16.5） | 40 | 50 | ― | 13～20（16.5） |
| 食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 アミノ酸含有量 食事摂取基準量 | ||||||||
出典先URL：http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000041733.html
卵類のアルギニン含有量ランキング
アルギニンは先に紹介したランキングの食べ物に多く含まれますが、大豆たんぱくや湯葉、かつお節など多くの食品にも含まれますので、タンパク質の豊富な食生活を心がけることが摂取の基本です。
アルギニンの持つ疲労回復効果や成長ホルモンの促進、身長を伸ばす効果などは、特に子供に重要となるのでお子様の健全な成長につながるためにも、成長期にその合成能力が低いこともあるのでアルギニンの必要量が足りくならないためにも小児から成長期までの期間は特に摂取を心がけましょう。
生椎茸やひらたけなどのアルギニンが多い食べ物とアミノ酸の種類
| 食品別のアミノ酸含有量ランキング(100g辺り) | |
| 食品名 | 含有量 |
| 卵白 乾燥卵白 | 5000mg |
| 全卵 乾燥全卵 | 3100mg |
| 卵黄 乾燥卵黄 | 2100mg |
| 卵黄 ゆで | 1200mg |
| 卵黄 生 | 1200mg |
| 卵黄 加糖卵黄 | 850mg |
| 全卵 ゆで | 810mg |
| うこっけい卵 全卵、生 | 800mg |
| 全卵 生 | 780mg |
| 全卵 ポーチドエッグ | 780mg |
| うずら卵 全卵、生 | 750mg |
| 全卵 水煮缶詰 | 680mg |
| うずら卵 水煮缶詰 | 650mg |
| 卵白 ゆで | 650mg |
| 全卵 加糖全卵 | 620mg |
| 卵白 生 | 610mg |
| 卵白 乾燥卵白 | |
| アミノ酸含有量 アミノ酸( 卵類 ) | |
| 食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 食事摂取基準量 | |
文部科学省がまとめた日本食品標準成分表2015年版（七訂）アミノ酸成分を元に作成
URL : http://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/1365473.htm
もも肉やセミドライソーセージなどのアミノ酸、アルギニン含有量ランキング
アルギニン含有量ランキング１位のアミノ酸一覧
ここからはアルギニン含有量ランキング１位の卵白 乾燥卵白の他のアミノ酸含有量(100g辺り)を一覧表示して行きたいと思います。
タンパク質の構成物質でもあるアミノ酸にはアミノ酸、ヒスチジン、イソロイシン、メチオニン、プロリンなどの種類があり、バリンは美肌効果をもつエラスチンを構成し美容が期待されるアミノ酸です。
肉や魚、卵、大豆製品などに多く含まれるタンパク質は幅広いアミノ酸の摂取源ともなりますし、うつ病の症状改善や集中力の向上、ストレス緩和などの症状改善に注目されているアミノ酸がチロシンですし、セリンは脳を構成する神経細胞の材料となりアルツハイマーの予防なども期待されるアミノ酸です。
湯葉やきな粉、緑豆などの豆類のアミノ酸、アルギニンの含有量ランキング
またフェニルアラニンは必須アミノ酸のひとつでチロシンの合成を経て脳内神経伝達物質ドーパミンやノルアドレナリンに関与する働きをもちます。
このようにアミノ酸は種類も多くそれぞれが幅広い効能や効果を持っていますので、含有アミノ酸の種類と含有量を確認して行きましょう。
| 卵白 乾燥卵白の含有アミノ酸一覧 (100g辺り) | |
| 食品番号 | 12016 |
| 索引番号 | 1756 |
| 食品名 | 卵白 |
| 食品名 | 乾燥卵白 |
| 水分 | 7.1 g |
| タンパク質 | 86.5 g |
| アミノ酸構成によるタンパク質 | 77.0 g |
| イソロイシン | 4400 mg |
| ロイシン | 7300 mg |
| リシン（リジン） | 6100 mg |
| 含硫アミノ酸のメチオニン | 3200 mg |
| 含硫アミノ酸のシスチン | 2500 mg |
| 含硫アミノ酸の合計 | 5700 mg |
| 芳香族アミノ酸のフェニルアラニン | 5100 mg |
| 芳香族アミノ酸のチロシン | 3900 mg |
| 芳香族アミノ酸の合計 | 9000 mg |
| トレオニン（スレオニン） | 4000 mg |
| トリプトファン | 1300 mg |
| バリン | 5800 mg |
| ヒスチジン | 2100 mg |
| アルギニン | 5000 mg |
| アラニン | 5300 mg |
| アスパラギン酸 | 9300 mg |
| グルタミン酸 | 12000 mg |
| グリシン | 3200 mg |
| プロリン | 3300 mg |
| セリン | 6000 mg |
| アミノ酸合計 | 89000 mg |
| アンモニア | 0 mg |
| 備考 | |
| 卵白 乾燥卵白 | |
| アミノ酸含有量 アミノ酸( 卵類 ) | |
| 食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 食事摂取基準量 | |
文部科学省がまとめた日本食品標準成分表2015年版（七訂）アミノ酸成分を元に作成
URL : http://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/1365473.htm
tyrアミノ酸(チロシン)の含有量ランキング、鳩肉やうずらなどの肉類の食べ物編
まとめ
アミノ酸には多くの種類がありますがリシンは肉、魚、乳製品、豆など幅広く含まれますし、ヒスチジンは人体での合成が比較的遅く食べ物から摂取しておきたいアミノ酸です。
これらのアミノ酸の適切な摂取を日々心がけて健康的な栄養素の摂取、アミノ酸の摂取をこころがけましょう。
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