北海道名寄市の人口増減率からみる日本人口の問題点

北海道名寄市にはひまわり畑などの観光資源があり、北海道の北方の中心地とも言われる地域で、北海道北部の名寄盆地に位置します。

士別市や美深町、下川町などに隣接している自然豊かな地域でもありますが、日本全国で問題視される少子化や高齢化の問題を抱えるのは他の地域と同様です。

ここからは、名寄市の人口変動や増減率の確認と今後のこの地域の人口の動きから見える問題点や今後の課題などを確認しておきましょう。

日本（北海道名寄市）の人口の推移と増減

北海道名寄市は日本全国の市町村が抱える人口の変動による問題を抱える点は同様で、少子化や高齢化など人口の増減による今後の影響も気になるところですので、そうした影響を及ぼすこの地域の人口の推移を以下で確認して行きたいと思います。

利用上の注意点

以下の情報は、RESAS（地域経済分析システム）を加工して作成おり、全国各地の都道府県、市町村ごとの人口増減の推移をまとめておりますが、人口構成に関するコメントは各データを元にシステム的に出していますので不自然な点はご了承下さい。

都道府県メニュー、全国各地の人口変動が確認可能です。

北海道の市町村メニュー、各地の人口推移が確認できます。

北海道名寄市の総人口の増減と推移、今後の予想

北海道名寄市の総人口はこれまで減少傾向にあり、この先も継続的に減少が進む可能性が高いと予想され、2040年には1980年比で18810人程の減少で45％程度の人口減少が予想されます。

北海道名寄市の年少人口の増減と推移、今後の予想

北海道名寄市の年少人口はとても減少率が高く推移してきており、この先も継続的に減少が進む可能性が高いと予想され、2040年には1980年比で6967人程の減少で73％程度の人口減少が予想されます。

年少人口は2040年には1980年と比べて総人口比率で23％から6％程度に減少しており、総人口比率が17％もの減少が予想されますので今後の推移に注意が必要です。

全国平均は平成28年10月1日現在で12.4％で過去最低を記録していますが、北海道名寄市は6％と今後は全国平均以下への推移が予想されるので危険な状態です。

北海道名寄市の生産年齢人口の増減と推移、今後の予想

北海道名寄市の生産年齢人口はこれまで減少傾向にあり、この先も継続的に減少が進む可能性が高いと予想され、2040年には1980年比で15879人程の減少で56％程度の人口減少が予想されます。

生産年齢人口は2040年には1980年と比べて総人口比率で77％から34％程度に減少しており、総人口比率が43％もの減少が予想されますので今後の推移に注意が必要で生産年齢人口不足に注意しましょう。

全国平均は平成28年10月1日現在で60.3％、平成4年で69.8％ですが、北海道名寄市は34％と今後は全国平均以下が予想されるので生産年齢人口不足が予想され危険な状態です。

北海道名寄市の老年人口の増減と推移、今後の予想

北海道名寄市の老年人口はとても高い増加率で推移しており、この先も継続的に減少が進む可能性が高いと予想されています。

2040年には1980年比で4036人程の増加で206％程度の上昇率での人口増加が予想され、総人口比率で10％から22％程度に増加が予想されています。

老年人口の総人口比率が12％もの増加が予想されますので、今後の老年人口の推移には注意が必要な地域で、全国平均は平成28年10月1日現在で27.3％ですが、北海道名寄市は今後は全国平均以下が予想される地域です。

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