クロムを含む食品の含有量ランキングと糖代謝などの効果や効能、副作用を確認し、日々のクロムの摂取量や栄養バランスに役立てましょう。
クロムは糖代謝を促す効果をもつミネラルで脂質代謝や発育、免疫力に関与する効能を持ちますし、ビタミンCと共に摂取することで吸収率がアップする栄養素です。
クロムは血中脂質濃度を正常に保つ働きに糖尿病、生活習慣病などを予防する働きがありますので、こうした症状を持つ方や予防を心がける場合には摂取が望まれますが、ここからはクロム含有量の高い藻類のランキング上位の食品とクロムの食事摂取基準を確認して行きましょう。
クロムの効果や効能と総合ランキング上位10位
クロムはインスリンの作用を増強させますし、糖タンパクのトランスフェリンと結合し血中を運ばれる特徴を持ちます。肝臓、腎臓、脾臓、骨に集中して存在するクロムの含有量の総合ランキングTOP10は以下の通りです。
クロム含有量ランキング、TOP10 (100g辺り) | |||
順位 | ジャンル | 食品名 | 含有量 |
1位 | 調味料及び香辛料類 | にんにく類 粉 | 47μg |
2位 | 藻類 | あおのり 素干し | 41μg |
3位 | 調味料及び香辛料類 | パセリ 乾 | 38μg |
4位 | 藻類 | りしりこんぶ 刻み昆布 | 33μg |
5位 | 調味料及び香辛料類 | パプリカ 粉 | 33μg |
6位 | 調味料及び香辛料類 | <香辛料類> 黒、粉 | 30μg |
7位 | 藻類 | ひじき ほしひじき | 24μg |
8位 | 菓子類 | チョコレート類 ミルクチョコレート | 24μg |
9位 | 調味料及び香辛料類 | さんしょう 粉 | 21μg |
10位 | 調味料及び香辛料類 | <香辛料類> カレー粉 | 21μg |
出典 : 文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会 日本食品標準成分表2010のデータより抜粋 url : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm | |||
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 アミノ酸含有量 食事摂取基準量 |
クロムの効果と食事摂取基準の確認
クロムが不足した際の欠乏症では末梢神経の障害や糖質や脂質の代謝異常、動脈硬化や糖尿病などの病気にかかりやすくなりますが、不足しないようにこちらはクロムの食事摂取基準ですので確認しておきましょう。
クロムの食事摂取基準(μg/日) | ||
性別 | 男性 | 女性 |
年齢等 | 目安量 | 目安量 |
3-5(歳) | ― | ― |
18-29(歳) | 10 | 10 |
30-49(歳) | 10 | 10 |
50-69(歳) | 10 | 10 |
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 アミノ酸含有量 食事摂取基準量 |
出典先URL:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000041733.html
クロムと合わせて確認しよう、鉄食品のランキング
鉄は取り込んだ酸素を全身の細胞に運搬、供給する働きをもつミネラルで赤血球で使われた鉄は再利用されて再度赤血球に合成される循環を持ちます。
骨髄、肝臓、脾臓に貯蔵された鉄は出血などで不足した際に利用されますし、摂取した鉄は主に小腸で吸収され不足すると鉄欠乏性貧血、めまい、立ちくらみ、動悸、免疫低下などの症状が現われます。
鉄含有量ランキング、TOP10 (100g辺り) | |||
順位 | ジャンル | 食品名 | 含有量 |
1位 | 調味料及び香辛料類 | にんにく類 粉 | 120.0mg |
2位 | 調味料及び香辛料類 | タイム 粉 | 110.0mg |
3位 | 藻類 | あおのり 素干し | 74.8mg |
4位 | 魚介類 | あゆ 天然 内臓 焼き | 63.2mg |
5位 | 藻類 | かわのり 素干し | 61.3mg |
6位 | 藻類 | ひじき ほしひじき | 55.0mg |
7位 | 調味料及び香辛料類 | セージ 粉 | 50.0mg |
8位 | 藻類 | いわのり 素干し | 48.3mg |
9位 | 魚介類 | 缶詰 水煮 | 37.8mg |
10位 | |||
出典 : 文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会 日本食品標準成分表2010のデータより抜粋 url : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm | |||
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 アミノ酸含有量 食事摂取基準量 |
藻類の食べ物のクロム含有量ランキング
クロムはインスリンの作用を増強し糖尿病や生活習慣病を予防する働きをもつミネラルで、糖質代謝、脂質代謝、発育、免疫力に関与します。
また、栄養素には銅、ビタミンK、クロム、鉄、ビオチンなどがありますが、ナトリウムは筋肉、神経の働きを正常に保つ働きがあるので過剰摂取しすぎないように適量の摂取は大切ですし、体液の浸透圧を正常に維持するなどの効果もあります。
食品別の標準成分表、含有栄養素ランキング(100g辺り) | |
食品名 | 含有量 |
あおのり 素干し | 41μg |
りしりこんぶ 刻み昆布 | 33μg |
ひじき ほしひじき | 24μg |
まこんぶ 素干し | 11μg |
乾燥わかめ カットわかめ | 10μg |
りしりこんぶ つくだ煮 | 6μg |
あおのり 焼きのり | 6μg |
あおのり ほしのり | 5μg |
ながこんぶ 素干し | 5μg |
乾燥わかめ 素干し、水戻し | 1μg |
てんぐさ 寒天 | 1μg |
わかめ 原藻、生 | 1μg |
湯通し塩蔵わかめ 塩抜き | 1μg |
めかぶわかめ 生 | 1μg |
ひとえぐさ つくだ煮 | 0μg |
ひとえぐさ 素干し | 0μg |
ひとえぐさ 素干し | 0μg |
赤とさか 塩蔵、塩抜き | 0μg |
まつも 素干し | 0μg |
青とさか 塩蔵、塩抜き | 0μg |
むかでのり 塩蔵、塩抜き | 0μg |
乾燥わかめ 素干し | 0μg |
乾燥わかめ 灰干し、水戻し | 0μg |
あおさ 素干し | 0μg |
もずく 塩蔵、塩抜き | 0μg |
乾燥わかめ 板わかめ | 0μg |
おきなわもずく 塩蔵、塩抜き | 0μg |
くきわかめ 湯通し塩蔵、塩抜き | 0μg |
てんぐさ ところてん | 0μg |
かわのり 生 | 0μg |
こんぶ類 素干し | 0μg |
こんぶ類 素干し | 0μg |
かわのり 素干し | 0μg |
おごのり 塩蔵、塩抜き | 0μg |
いわのり 素干し | 0μg |
えごのり 素干し | 0μg |
えごのり おきうと | 0μg |
ほそめこんぶ 素干し | 0μg |
あおのり 味付けのり | 0μg |
すいぜんじのり 素干し、水戻し | 0μg |
てんぐさ 素干し | 0μg |
あらめ 蒸し干し | 0μg |
てんぐさ 角寒天 | 0μg |
りしりこんぶ 塩昆布 | 0μg |
みついしこんぶ 素干し | 0μg |
りしりこんぶ 素干し | 0μg |
りしりこんぶ 削り昆布 | 0μg |
食品標準成分表 |
出典元 URL : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm
クロムと合わせてチェック、鉄食品のランキング
葉酸は妊娠中期にも必要?ドリアンや棗などの栄養素と葉酸含有量ランキング
鉄は主に小腸で吸収されトランスフェリンと呼ばれる糖たんぱく質と結合して骨髄や肝臓、脾臓に運ばれるミネラルで、ビタミンCの摂取は鉄の吸収を助けますので貧血の予防効果を高める働きを持ちます。
豚ロース肉にはたんぱく質や鉄が豊富に含まれており、ビオチンも含まれますし鉄分不足では欠乏症、鉄欠乏性貧血、めまい、立ちくらみ、動悸、免疫低下などの症状に注意が必要です。
鉄含有量ランキング、TOP10 (100g辺り) | |||
順位 | ジャンル | 食品名 | 含有量 |
1位 | 調味料及び香辛料類 | にんにく類 粉 | 120.0mg |
2位 | 調味料及び香辛料類 | タイム 粉 | 110.0mg |
3位 | 藻類 | あおのり 素干し | 74.8mg |
4位 | 魚介類 | あゆ 天然 内臓 焼き | 63.2mg |
5位 | 藻類 | かわのり 素干し | 61.3mg |
6位 | 藻類 | ひじき ほしひじき | 55.0mg |
7位 | 調味料及び香辛料類 | セージ 粉 | 50.0mg |
8位 | 藻類 | いわのり 素干し | 48.3mg |
9位 | 魚介類 | 缶詰 水煮 | 37.8mg |
10位 | |||
出典 : 文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会 日本食品標準成分表2010のデータより抜粋 url : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm | |||
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 アミノ酸含有量 食事摂取基準量 |
まとめ
ビタミンEを含む食べ物と効果!抗酸化作用と活性酸素の関係とは?
栄養素にはたんぱく質、脂質、ビタミンB12、マグネシウム、ビタミンB2などがありますが、ナイアシンは発見当初はビタミンB3と呼ばれており必須アミノ酸のトリプトファンからも作られる水溶性ビタミンでナイアシンはトリプトファン60mgからナイアシン1mgが作られます。
必須脂肪酸は人が体内で合成出来ない脂肪酸ですので日々の食事での食品からの摂取が必要となりますし、αーリノレン酸やα-リノール酸は動物の体内では合成できませんので植物性の油の摂取が必要です。
これら栄養素の働きや含有量などを参考に摂取不足しないように日々心がけましょう。
硫化アリルを含む食べ物と効果!野菜を中心に実は幅広い効能が満載
成長期に筋トレの効果を挙げる食事方法!食材の栄養成分の重要性
桜えびの栄養素と成分の効果!子育て時に重要なカルシウムが豊富