イチゴ(苺)は栃木県が有名ですが全国で生産され人気の果実で、ショートケーキやスイーツ、デザートなどで親しまれている食材でもあります。水分の多い果実であり品種によっては糖度の高い種や酸味の高い種、身の大きなものなど様々で、中には最高級で高価なイチゴも贈答品などに喜ばれると言われています。
そんないちごに含まれる栄養成分や栄養素の働き、効能や効果がどのように役立ち美容や健康を維持する働きをするのかを以下でまとめて行きたいと思います。
また、イチゴ(苺)を使ったレシピや料理、ケーキやサンドイッチなどでの使用なども豊富な便利な果実としての存在を確認していきます。
いちご(苺)とは?
イチゴ(苺)が日本で栽培され始まったのはエゾヘビイチゴで17世紀の頃と言われており、江戸時代にオランダから伝わった種や栽培方法などで200年程度の歴史であり栽培が本格化したのは1872年頃とされている。
とよのか(福岡)、女峰(栃木)、章姫(静岡)、とちおとめ(栃木)、紅ほっぺ(静岡)など様々な品種があり酸味の高さや果実の大きさ糖度の高さなどそれぞれ特徴をもち、現在では全国様々な地域で様々な品種が栽培されており栃木、福岡、熊本、長崎、静岡などが主要な生産地として上位を占めている。
いちごの食べる部分は花托が発達した部位であり表面の粒々はそれぞれ果実であり、約90%程度が水分で残りはほぼ糖質が10%程度でタンパク質、食物繊維が少量含まれ、いちごは果物との位置づけが多いが野菜として扱われ混乱する場合もある。
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レシピは豊富でケーキやジャムなど
いちごはそのままでも美味しく食べられますが様々なお菓子やデザート、スイーツやパンなど様々な料理やレシピに使われる人気の果物です。ショートケーキに乗るいちご(苺)などは定番中の定番ですが、別途ケーキやタルト、アイスやババロア、いちご大福やミキサーにかけてスムージーなど幅広く楽しめるのも苺の魅力でしょう。
ビタミン類やポリフェノールなどの栄養価が含まれるので健康面を考えるとこれらを摂取する事はとても役立つレシピでもあります。
低カロリーなのか?高カロリーなのか?
イチゴ(苺)のカロリーは100g辺りで35kcalでありそれ程高いとは言えない物の一度に数個分の量を食べる事も多く糖度の高さなども考えると大量に食べる事はカロリー面で考えると高カロリーになりやすいと言えるでしょう。
因みにレタス12kcal、生卵151kcal、パセリ44kcal、にら21kcal、長芋108kcal、グリーンピース93kcal、水菜22kcal、蜂蜜294kcal、桃39kcal、キャベツ22kcal、アスパラガス23kcal、みかん44kcal、玉ねぎ37kcal、アボカド187kcal、豆腐55.9 kcal、トマト18.9 kcal、こんにゃく6.9 kcalとなっていますので比較しても100g辺りではいちご(苺)はそれ程高カロリーでは無いでしょう。
ケーキやジャムなどに使用する際は別途糖分や材料のカロリーなどが高い場合が多いところも注意が必要でしょう。
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いちごに含まれる栄養素と効果、効能
イチゴ(苺)に含まれる栄養素はビタミンCが豊富である事は有名ですが、ポリフェノールの一種であるアントシアニンも多く含まれています。
このアントシアニンの働きやビタミン類などイチゴ(苺)に含まれる栄養成分の効能やその効果を以下で確認して行きましょう。
豊富なビタミンCは美容や美肌に必須の栄養素
ビタミン類は健康管理には重要な栄養素である事は広く知られていますが、中でも非常に有名なのがビタミンCであると言えるでしょう。
この苺にも豊富に含まれる栄養成分のビタミンC(アスコルビン酸)は女性にとって特に気になる美肌効果が高く酸化防止、動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞など重篤な病気の予防効果もあるとされています。
苺のみならず多くの果実や野菜、レモンやみかん、柚子などにもビタミンCは豊富に含まれていますが苺にも豊富に含まれています。
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ポリフェノールの一種、アントシアニンの効果
抗酸化作用のあるポリフェノールですが、その一種であるアントシアニンが苺には豊富に含まれています。ブルーベリーやカシスに含まれるアントシアニンは目にいい効能を持ち、眼精疲労の改善効果が高いと言われています。
他にも肥満やメタボ、生活習慣病や花粉症の改善等にも期待が出来るなどの意見もあり、幅広く良い効果をうむ栄養成分でもあります。
サプリメントなどでも頻繁に使われている栄養成分ですので、果実などからの摂取が難しい場合などには利用してみるのもいいでしょう。
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いちごにはキシリトールが豊富!その効果とは?
キシリトールはガムの成分として葉に優しいなどの効能で配合されている場合が多い成分ですが、イチゴ(苺)のもこのキシリトールが豊富に含まれています。
過剰摂取すると下痢を起こす事もあると言われては居る物の一日辺り20~30g程度で過剰摂取となると言われていますので、通常の食生活であればそこまで過剰になる事はありませんが、逆に便秘がちな女性などには適度な摂取が求められる栄養素でもあると言えるでしょう。
う蝕、糖尿病、骨粗鬆症、急性中耳炎等への効果がキシリトールには期待されると言われている。
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まとめ
苺は単においしいデザートととして身近な存在ですが、含有されている栄養成分の働きは健康に役立つ栄養素が多く適度な摂取は美容や健康にいい事が再確認出来ました。
ケーキなどはあまり食べ過ぎてしまうと肥満や体重増加などにつながりますのでダイエット時などは注意が必要ですが、日々の食生活の中で適度にイチゴ(苺)を食べる習慣は以上にいい効果をうむと言えるでしょう。