にんにく卵黄にビタミンB6をはじめアリシンやスコルジン、ゲルマニウム、ビタミンB1、コリンアセチルコリン、カルシウム、9種類のアミノ酸のバリン、ロイシンやリゾチーム、ビタミン、ミネラルなど多くの栄養成分が含まれています。

これは原材料でもあるにんにくと卵黄に含まれる栄養素で、不足しがちな栄養素もありますし健康に大きく役立つとされる栄養素も含まれている点が、にんにく卵黄のメリットのひとつです。
今回はにんにく卵黄に含まれている栄養成分の中からビタミンB6の働きを中心に、それぞれの栄養素の効果や効能を確認して行きます。
ビタミンB6の効果効能とは?
ビタミンB6は鶏のささみや牛レバー、マグロなどにも多く含まれますが、にんにくにも多く含まれる栄養素です。
乾燥パセリや唐辛子などにも含まれますが、ビタミンB6はアミノ酸の代謝に関わることからタンパク質を多く摂取すると必要量が高まりますし、タンパク質をアミノ酸に分解する際に重要な役割をもつビタミンです。
タンパク質の働きとビタミンB6
タンパク質は20種類ものアミノ酸からなる物質で生命を維持する上で非常に重要な役割を果している栄養素です。
摂取後はアミノ酸に分解されたり、合成されたりしながら爪の材料ともなりますし筋肉などに必要となりますし、筋力アップを行う際にプロテインを取るのはタンパク質が筋肉の材料となるからでもあります。
さらにタンパク質は皮膚や内臓などにも必要となりますので、内臓の働きの維持や美肌などにも欠かすことができませんし、そんな重要な役割をもつタンパク質を代謝するのに効果を持つのがビタミンB6です。
アミノ酸と脳内ホルモンの分泌
さらにビタミンB6はアミノ酸から脳内ホルモンの分泌に関わり、ドーパミンやアドレナリンなどの合成にもかかわります。
こうしたホルモンの分泌を健全に行うことは、別途にんにく卵黄とうつ病の記事でもまとめた通り、精神的な影響もありますので非常に重要な働きです。
にんにく卵黄はアミノ酸も豊富に含む
ビタミンB6を含んでいるにんにく卵黄ですが、あわせて各種アミノ酸も含まれています。
これは卵黄に含まれているアミノ酸でにんにくに豊富なビタミンB6との摂取でこれらの働きにつながることとなりますし、疲労回復効果が長持ちするなどの栄養素の相性が良い組み合わせになっています。
肉類などの調理の際ににんにくを使用することがありますが、食欲増進や風味付けなどの目的の中にも、こうした栄養素の組み合わせによるメリットも考えられますし、長年の食事の知恵とも言えましょう。
相性が良い栄養素の組みあわせによる効果

また、にんにくにはアリシンと言われるにんにくに際立つ成分が含まれますが、このアリシンの疲労回復効果も高くにんにくの効果につながる働きを持ちますし、ビタミンB1と組み合わさることでアリチアミンとなり疲労回復効果の持続につながります。
にんにくがスタミナ食品と言われるのは、このアリシンの働きによる所も大きく、にんにく特有の匂いの成分となるのもこれらの成分とも言われます。
まとめ
にんにく卵黄は豊富な栄養素による幅広い働きが期待される健康食品ですし、日頃不足しがちな栄養素の摂取に役立つ食品です。
にんにくを毎日食べることは中々難しいですが、匂いも気にならないにんにく卵黄であれば継続的な利用も可能ですし、持続的な健康の維持に役立ちますので活用してみるといいでしょう。