乾パンの栄養素一覧とそれぞれの含有量や栄養素の効果や効能を確認し、日々の健康管理や栄養バランスに役立てましょう。
乾パンにはナトリウム、食塩相当量、マンガン、銅、ビタミンE、食物繊維、ビタミンB1、リン、鉄、パントテン酸などの栄養素の含有量が摂取基準量に対して高い割合で含まれます。
カリウムは塩分排出効果があり余分なナトリウムの排出に役立つミネラルでむくみ対策や高血圧の予防に効果的とされるミネラルですし、ナトリウムは細胞外液量を維持する働きを持ちます。
また、マンガンは土壌に多く含まれるミネラルで、お茶、穀物、種実などの植物性の食べ物に多く含まれ、アマランサス、イタヤ貝、ずいき、くり、油揚げ、あおのり、しょうが、たくあん漬け、干し柿などの食べ物に多く含まれます。
銅は取りすぎたことによる過剰症はほぼないとされてるミネラルで、貧血予防、免疫力向上、動脈硬化の予防、成長促進、髪や肌の健康を保つ効果をもつとされますし、ビタミンEは強い抗酸化作用をもち活性酸素のフリーラジカル状態の解消、細胞の酸化などの予防につながる働きを持ちます。
これらの働きをもつ栄養素を含む乾パンの効果や効能、栄養素の含有量と効果効能を確認して行きましょう。
乾パンの栄養素の含有量の一覧
乾パンにはナトリウム、食塩相当量、マンガン、銅、ビタミンE、食物繊維、ビタミンB1、リン、鉄、パントテン酸が含まれますが、ナトリウムは摂りすぎに注意が必要とも言われますので、料理の味付けに辛味、だしの利用を活用し減塩につなげるとよいといわれますが、摂取バランスが崩れると血管の緊張、血圧の上昇につながるので適切な摂取が必要なミネラルです。
また、マンガンは肌のターンオーバーにもかかわりをもちますので美容面でも重要なミネラルで、抗酸化作用があり細胞の酸化の予防などが期待されますし、銅はセルロプラスミンと呼ばれるたんぱく質の構成成分で貧血対策に効果的な働きを持ち、骨髄でヘモグロビンを作る際に欠かせないミネラルで乳児の成長に特に重要な栄養素です。
ビタミンEには血行促進効果から美肌につながる働きもあり、春菊にはビタミンE以外にもビタミンCやカロテン、鉄などが豊富ですので、こうした働きをもつそれぞれの栄養素の含有量を確認しておきましょう。
食品番号 | 01030 |
ジャンル | パン類 |
食品名 | 乾パン |
廃棄率 | 0 % |
エネルギー | |
kcal | 393 kcal |
kJ | 1644 kJ |
水分 | 5.5 g |
たんぱく質 | 9.5 g |
アミノ酸組成によるたんぱく質 | 0 g |
脂質 | 4.4 g |
トリアシルグリセロール当量 | 0 g |
炭水化物 | 78.8 g |
灰分 | 1.8 g |
無機質 | |
ナトリウム | 490 mg |
カリウム | 160 mg |
カルシウム | 30 mg |
マグネシウム | 27 mg |
リン | 95 mg |
鉄 | 1.2 mg |
亜鉛 | 0.6 mg |
銅 | 0.18 mg |
マンガン | 0.82 mg |
ヨウ素 | 0 μg |
セレン | 0 μg |
クロム | 0 μg |
モリブデン | 0 μg |
ビタミン | |
A レチノール | 0 μg |
A α-カロテン | 0 μg |
A β-カロテン | 0 μg |
A β-クリプトキサンチン | 0 μg |
A β-カロテン当量 | 0 μg |
A レチノール当量 | 0 μg |
D | 0 μg |
E α-トコフェノール | 1.1 mg |
E β-トコフェノール | 0.3 mg |
E γ-トコフェノール | 0.7 mg |
E δ-トコフェノール | 0.1 mg |
K | 0 μg |
B1 | 0.14 mg |
B2 | 0.06 mg |
ナイアシン | 0.9 mg |
B6 | 0.06 mg |
B12 | 0 μg |
葉酸 | 20 μg |
パントテン酸 | 0.41 mg |
ビオチン | 0 μg |
C | 0 mg |
脂肪酸 | |
飽和脂肪酸 | 0 g |
一価不飽和脂肪酸 | 0 g |
多価不飽和脂肪酸 | 0 g |
コレステロール | 0 mg |
食物繊維 | |
水溶性 | 1.8 g |
不溶性 | 1.3 g |
総量 | 3.1 g |
食塩相当量 | 1.2 g |
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 | |
アミノ酸含有量 食事摂取基準量 | |
文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会 日本食品標準成分表2010のデータより抜粋 出典URL : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm |
乾パンの栄養素で摂取基準量に対して高い含有量のもの
※ 30~49歳の女性の目安量、推奨量を元に含有量の割合を出しています。
※ ビタミン類、ミネラル類のみの含有量から比率の高い栄養素をまとめています。
1位 | ナトリウム |
2位 | 食塩相当量 |
3位 | マンガン |
4位 | 銅 |
5位 | ビタミンE |
6位 | 食物繊維 |
7位 | ビタミンB1 |
8位 | リン |
9位 | 鉄 |
10位 | パントテン酸 |
ナトリウム不足と過剰摂取
ナトリウムは細胞外液量を維持や筋肉、神経の働きを正常にたもつ役割をもつミネラルですが、過剰に摂取するとこれらの機能に以上をきたすとも言われていますので注意が必要です。
また、食塩は99%異常が塩化ナトリウムで、この塩化ナトリウムが筋肉を硬直させ、血管の柔軟性も奪うともされますので、高血圧の原因やむくみの原因とも言われミネラルバランスの乱れから、むくみ、細胞外液や血液の量の増加、高血圧症、胃がんの促進因子とも言われます。
こうした状態の対策としてすすめられるのがカリウムの摂取で、カリウムには塩分排出効果がありますので体内の余分なナトリウムの排出に役立つミネラルですし、味付けに辛味やだしなどを利用することで減塩につなげる食習慣も塩分の取りすぎ対策のひとつです。
身近な調味料でもあるしょうゆやみそは高塩分食品ですので取りすぎには注意が必要ですが、ナトリウムが不足したことによる欠乏症ではあまりない。食欲不振、はきけ、血液濃縮、筋肉痛などの症状がでるとも言われますので、取らなさすぎにも注意しましょう。
また、ナトリウムはラーメンのスープ、そばつゆ、即席めん、カップめん、そうめん、食塩、固形ブイヨン、みそ、梅干し、塩ザケなどに多く含まれますので、これらの食品の偏った摂取や食べすぎにも注意しましょう。
マンガンの美容効果と代謝機能への影響
マンガンは土壌に多く含まれるミネラルで、お茶、穀物、種実などの植物性の食べ物に多く含まれる栄養素で、アマランサス、イタヤ貝、ずいき、くり、油揚げ、あおのり、しょうが、たくあん漬け、干し柿などの食べ物に多く含まれます。
肌のターンオーバーにもかかわり美容面でも重要なミネラルで、肝臓、腎臓、膵臓、髪の毛にも多く含まれるミネラルで、骨の発育や代謝機能に関わる働きを持ちます。
マンガンはビタミンA、E、Cなどと同様に抗酸化作用があり、細胞の酸化を予防する働きがありますので美容効果などが期待されますし、骨に最も多く含まれる成分で、カルシウムやマグネシウムなどを同様に骨の強化に役立つミネラルです。
吸収率が少ないものの必要量も少ないので不足の心配は少ない栄養素ですし、吸収後は肝臓に送られさまざまな酵素の補酵素として働くミネラルで、骨の成長にも関わる成長期などには特に重要なミネラルのひとつです。
銅は貧血対策に効果的なミネラル
銅はセルロプラスミンと呼ばれるたんぱく質の構成成分で貧血対策に効果的な働きを持ち、貧血予防、免疫力向上、動脈硬化の予防、成長促進、髪や肌の健康を保つ効果をもつミネラルです。
銅は骨髄でヘモグロビンを作る際に欠かせないミネラルで乳児の成長に重要な栄養素で、銅不足では免疫細胞がうまく働かなくなるとも言われていますので、適切な摂取が必要でを取りすぎたことによる過剰症はほぼなしとされています。
銅は小腸で吸収されて肝臓に蓄積され、牛、豚、鶏レバー、イイダコ、シャコ、牡蠣、かに、海老、いか、アーモンドなどに多く含まれ、骨、血管の成長を助けるミネラルで、肝臓に貯蔵される栄養素で赤血球の成長や体内の酵素の働きに関わり、骨の形成を助けるミネラルです。
抗菌作用や消臭効果があるとも言われますので、日々適切な摂取を心がけたいミネラルのひとつです。
乾パンには他の栄養素も豊富に含まれる
乾パンにはこれらの栄養素以外にもビタミンE、食物繊維、ビタミンB1、リン、鉄、パントテン酸などの栄養素が幅広く含まれますので、日頃の栄養バランスに役立てましょう。