コッペパンの栄養素一覧とそれぞれの含有量や栄養素の効果や効能を確認し、日々の健康管理や栄養バランスに役立てましょう。
コッペパンにはナトリウム、食塩相当量、葉酸、パントテン酸、銅、マンガン、食物繊維、鉄、リン、亜鉛などの栄養素の含有量が摂取基準量に対して高い割合で含まれます。
さまざまな食品に含まれる塩分ですが、食塩は99%以上が塩化ナトリウムで精製の過程で余計なミネラルやその他の成分は排除されていますので、健康面から考えるとミネラルなどが含まれる自然塩の摂取がいいとも言われます。

また、過剰な塩分の取りすぎは病気などにもつながるので減塩対策が必要になりますが、カリウムにも塩分排出効果がありますので体内の余分なナトリウムの排出に役立ちます。
さらに、葉酸は不足すると貧血症状につながるので貧血気味の際には欠かせない栄養素ですし、妊娠に関わる時期の葉酸の摂取は特に重要で、葉酸が不足することで胎児の発育に影響を及ぼし、細胞分裂が正常に行なわれにくくなってしまいますので注意が必要です。
パントテン酸は抗生物質を服用していると体内合成が行なわれないので、食品からの摂取が必要となりますし、銅は小腸で吸収されて肝臓に蓄積されるミネラルで活性酸素の消去する働きがあり、老化防止や細胞の酸化を防ぐ働きがあります。
これらさまざまな働きをもつ栄養素を含むコッペパンの効果や効能、栄養素の含有量と効果効能を確認して行きましょう。
コッペパンの栄養素の含有量の一覧
コッペパンにはナトリウム、食塩相当量、葉酸、パントテン酸、銅、マンガン、食物繊維、鉄、リン、亜鉛が含まれますが、ナトリウムを取りすぎたことによる過剰症は、ミネラルバランスの乱れ、むくみ、細胞外液や血液の量の増加、高血圧症、胃がんの促進因子とも言われますが、ナトリウムは体内の細胞の間にある細胞間液や血管内の血しょうにふくまれる重要なミネラルでもあります。
葉酸は赤血球を生成したり、代謝をよくしたりするのに必要で貧血対策や予防に重要ですし、妊娠中期・後期に葉酸を過剰摂取すると乳児喘息になりやすいともいわれるビタミンで、パントテン酸は不足したことによる欠乏症はあまり無いと言われますし、鶏レバー、うなぎの蒲焼、アボカド、納豆、イクラ、たらこ、子持ちカレイ、レバー、鶏肉、アボカド、カリフラワー、モロヘイヤ、卵などにも多く含まれています。
また、銅は赤血球や白血球の成長に関わる重要なミネラルで、鉄の働きを補助し活性酸素の除去や赤血球に関わる働きを持ちます。
こうした働きをもつそれぞれの栄養素の含有量を確認しておきましょう。
食品番号 | 01028 |
ジャンル | パン類 |
食品名 | コッペパン |
廃棄率 | 0 % |
エネルギー | |
kcal | 265 kcal |
kJ | 1109 kJ |
水分 | 37.0 g |
たんぱく質 | 8.5 g |
アミノ酸組成によるたんぱく質 | 7.1 g |
脂質 | 3.8 g |
トリアシルグリセロール当量 | 3.5 g |
炭水化物 | 49.1 g |
灰分 | 1.6 g |
無機質 | |
ナトリウム | 520 mg |
カリウム | 95 mg |
カルシウム | 37 mg |
マグネシウム | 24 mg |
リン | 75 mg |
鉄 | 1.0 mg |
亜鉛 | 0.7 mg |
銅 | 0.12 mg |
マンガン | 0.39 mg |
ヨウ素 | 0 μg |
セレン | 0 μg |
クロム | 0 μg |
モリブデン | 0 μg |
ビタミン | |
A レチノール | 0 μg |
A α-カロテン | 0 μg |
A β-カロテン | 0 μg |
A β-クリプトキサンチン | 0 μg |
A β-カロテン当量 | 0 μg |
A レチノール当量 | 0 μg |
D | 0 μg |
E α-トコフェノール | 0.4 mg |
E β-トコフェノール | 0.1 mg |
E γ-トコフェノール | 0.8 mg |
E δ-トコフェノール | 0.2 mg |
K | 0 μg |
B1 | 0.08 mg |
B2 | 0.08 mg |
ナイアシン | 0.7 mg |
B6 | 0.04 mg |
B12 | 0 μg |
葉酸 | 45 μg |
パントテン酸 | 0.63 mg |
ビオチン | 0 μg |
C | 0 mg |
脂肪酸 | |
飽和脂肪酸 | 1.16 g |
一価不飽和脂肪酸 | 1.34 g |
多価不飽和脂肪酸 | 0.85 g |
コレステロール | 0 mg |
食物繊維 | |
水溶性 | 1.0 g |
不溶性 | 1.0 g |
総量 | 2.0 g |
食塩相当量 | 1.3 g |
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 | |
アミノ酸含有量 食事摂取基準量 | |
文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会 日本食品標準成分表2010のデータより抜粋 出典URL : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm |
コッペパンの栄養素で摂取基準量に対して高い含有量のもの
※ 30~49歳の女性の目安量、推奨量を元に含有量の割合を出しています。
※ ビタミン類、ミネラル類のみの含有量から比率の高い栄養素をまとめています。
1位 | ナトリウム |
2位 | 食塩相当量 |
3位 | 葉酸 |
4位 | パントテン酸 |
5位 | 銅 |
6位 | マンガン |
7位 | 食物繊維 |
8位 | 鉄 |
9位 | リン |
10位 | 亜鉛 |
ナトリウムの過剰摂取に注意!減塩対策と高塩分の食品
ナトリウムは取りすぎたことによる過剰症の症状にはミネラルバランスの乱れ、むくみ、細胞外液や血液の量の増加、高血圧、胃がんの促進因子となるなど、さまざまな影響を与えますので日々の食事での塩分の取りすぎには注意する必要があります。
しかし不足することも問題ですので、過不足のない適切な摂取が必要となりますが、ラーメンのスープ、そばつゆ、即席めん、カップめん、そうめん、食塩、固形ブイヨン、みそ、梅干し、塩ザケなど、こうした高塩分の食品を摂取する食習慣では塩分バランスが乱れがちになってしまいます。
ナトリウムは体内の細胞の間にある細胞間液や血管内の血しょうにふくまれるミネラルですのでとても重要な役割を持ちますが、摂りすぎに気をつけ一日10g以下に抑えることをこころがけると共に、味付けに辛味やだしを利用し減塩につなげましょう。
葉酸は妊娠の時期には特に重要なビタミン
葉酸は不足すると貧血症状につながるビタミンで、妊娠に関わる時期には特に重要になる栄養素です。
妊娠の準備期間でもある妊活中にも葉酸の摂取が大切で、その後の妊娠や胎児の発育にもとても影響を与えるのが葉酸ですし、妊娠中期に葉酸が不足することで、細胞分裂が正常に行なわれにくくなってしまい胎児の発育に悪い影響が出てしまいます。
また、葉酸は妊娠中期・後期に葉酸を過剰摂取すると乳児喘息になりやすいともいわれますが、妊娠1か月から3か月までの間が赤ちゃんの基礎的な体作りには重要な時期ですので、この時期の葉酸の摂取は特に重要とされています。
鶏レバー、モロヘイヤ、菜の花、ブロッコリー、枝豆、ほうれん草など幅広い食べ物に葉酸は含まれますので、バランスの良い食生活を心がけると共に、妊娠中に体が求める栄養素をしっかりと取ることも大切です。
コッペパンには他の栄養素も豊富に含まれる
コッペパンにはこれらの栄養素以外にもパントテン酸、銅、マンガン、食物繊維、鉄、リン、亜鉛などの栄養素が幅広く含まれますので、日頃の栄養バランスに役立てましょう。