枝豆のレシピと言えば塩茹でにずんだ、枝豆ごはんのレシピが有名で含まれる栄養成分や糖質、低カロリーで気軽に食べられるダイエット向きの大豆系の食品としての認識も広がってきています。
近年は外国人の認知度も高まりedamameの名も広がりを見せ海外でも認識されてきており、人気のおつまみとしてだけでなく多くの料理やレシピで楽しまれるようにもなってきています。
お弁当やかき揚げ、ガーリックと合わせたりスープやお菓子など幅広く食されている枝豆に含まれる栄養成分やその働き、効果や効能についてどのようなものがあるのかを確認して行きましょう。
枝豆とは?
枝豆は大豆の未成熟の物を収穫した物の事で大豆食品でもありますし、もやしなども大豆を暗所で発育し発芽させた物でもあります。大豆食品の種類は様々で豆腐、納豆、豆乳、ゆば、豆腐、煮豆などがあり発酵させる食品と未醗酵の食品とがあるのが特徴的です。
これた大豆系の食品は豊富なたんぱく質や炭水化物が含まれるので、非常に簡単にこれらを摂取する手段としても習慣的に摂取する食生活を持ちたいところです。
枝豆を歴史的に見ると奈良、平安時代には既に食されており、当時も現在と同じような方法(塩茹)などで食べられていたとされており人気の食品であったとも言われています。
主に枝に付いたままの形での販売であった事から枝豆とネーミングされて現在に至っている。
枝豆や大豆を使った主な食品やおかず
大豆製品は沢山あり様々な手を加えられ加工されている食品も多くあります。
黒豆や小豆もそうですし、納豆、もやし、豆腐、厚揚げ、おからや油揚げなどが挙げられ、どれも一般的に食卓に並ぶ事も多い食品でもあります。
大豆アレルギーなども最近は増えてきているようですが、まだまだ豊富な種類のレシピやおかずが食されていると言えるでしょう。
また日本人の定番の調味料として醤油や味噌なども大豆を発酵加工したものですし、古くから様々な形で楽しみながら食されてきた食材とも言えるでしょう。
低カロリーでダイエット向きの食品なのか?
枝豆には豊富な栄養成分が含まれておりタンパク質、ビタミンB1、カリウム、鉄分などが主な含有栄養素です。メチオニンと呼ばれる成分も含まれておりこれらの効能は以下で説明して行きますが、様々な効果が得られるのも枝豆のいいところです。
効能の一つとしてダイエット効果が気になるところですが、枝豆のカロリー量は100g辺り110kcal程度でやや低めといった所です。
食品別カロリー量(100g辺り、kcal) 食品別の栄養素含有量一覧 | ||
パセリ 44kcal | にら 21kcal | 長芋 65kcal |
グリーンピース 93kcal | 水菜 22kcal | 蜂蜜 294kcal |
桃 39kcal | キャベツ 22kcal | アスパラガス 23kcal |
みかん 44kcal | 玉ねぎ 37kcal | アボカド 187kcal |
豆腐 55.9kcal | トマト 18.9kcal | こんにゃく 6.9kcal |
ただおつまみとしての摂取やおいしいので多量に食べてしまう状況を考えると、ダイエットに向いている食品と言うよりは栄養成分が豊富で健康管理や促進に役立つ食品といった印象です。
枝豆に含まれる栄養成分の働きを確認して行きましょう。
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枝豆に含まれる栄養とそれぞれの効能や効果
枝豆には注目すべきメチオニンとタンパク質、ビタミンb1、カリウム、鉄分などが豊富に含まれ居ます。元々が大豆の未成熟な状態で収穫したものが枝豆ですので畑の肉との呼ばれる大豆に近い栄養素を含み、豊富なたんぱく質が特徴的なのが枝豆でもあります。
またメチオニンが含まれている事もおつまみやお酒のあてなどに最適で人気の理由かもしれません。このメチオニンの効能はどのような働きなのでしょうか?
メチオニンは肝機能の向上や老化防止などの効能が!
メチオニンは必須アミノ酸の一種で日々の食事からの摂取が求められるアミノ酸類ですが、多くの食品や食材に含まれるので特に意識しなくても適度に摂取している事の多い栄養素でもあります。
メチオニンは果物、肉類(鶏、牛、魚)、野菜、ナッツ類、マメ類、ホウレンソウ、グリーンピース、ニンニク、チーズ、トウモロコシ、ピスタチオ、カシューナッツ、インゲンマメなど幅広い食品に含まれているので日々の食生活の中でも無意識に摂取している事も多いだろう。
メチオニンの効能として挙げられるのが肝機能の向上、老化防止、うつの改善などがあり、飲酒の習慣がある場合などは過剰にならない程度に摂取したい成分でもあります。
タンパク質はアミノ酸の結合体であり様々な部位に必要
髪や爪など多くの細胞にとって重要なのがたんぱく質ですが不足して欠乏状態に陥るとうつやむくみ、貧血などの症状を伴う事もあると言われています。
様々な食品に含まれており不足する事はまれですが、ダイエット時には高タンパク低カロリーの食材が求められる程に重要な働きを持っている場合もあります。
高タンパク低カロリーの食材として豆腐や豚と牛肉のヒレ肉、鶏のささ身、卵白などがあげられますが枝豆はややカロリーが高いかなと思われますが適度に摂取する分にはダイエットにもいいかもしれません。
ビタミンB1の効果と効能!疲労回復に効果的なスタミナ源
枝豆に豊富に含まれているビタミンB1は豚ヒレ肉、うなぎの蒲焼、ベーコン、きな粉、大豆類などにも豊富に含まれている栄養成分で、夏バテや疲労回復などの効能や効果を持ちます。
糖質をエネルギー変換する際に必要なのがビタミンB1なので、しっかりと摂取しておく事はこれら働きを向上させる事にもつながりますので、疲労感の強い時やエネルギーを多く必要とする場合などは摂取が望まれます。
不足すると無気力、抑うつ、倦怠感などの症状が出る事もありますので注意が必要です。
まとめ
枝豆は手軽に食べられるビールのおつまみといったイメージが強い食べ物ですが、含有する栄養成分は豊富で健康管理や疲労回復に役立つ効能を持ちますので、夏の暑い時期に旬を向かえ頻繁に食べられる事は理にかなっているといえるでしょう。
7、8月頃が旬とも言われていますのでこの夏は枝豆を食べながら夏バテ防止や対策につなげていければと思います。