脱脂粉乳やソフトクリーム、ヨーグルトなど乳類のカリウム含有量のランキングと食事摂取基準を摂取の目安にし、日々の健康管理に最適な食事に野菜類や果実類、きのこ類などの摂取で幅広い栄養素をとることで健康維持や病気の予防につながります。
また、カリウム不足であれば上位に位置する食品を参考にして、栄養素の過不足ない食生活を心がけ悪影響の無いような食生活を送る注意が必要です。

カリウムは体内の余分な塩分の排出に効果をもつミネラルで、高血圧の予防やむくみの症状改善に効果を持つことで知られています。
このカリウムは肉類、穀類、海藻、藻類、豆類など幅広い食品や食べ物にふくまれており、日々の食習慣の中で摂取することが比較的簡単に行えるミネラルでもあります。
さらにナトリウムやマグネシウムとの摂取バランスの乱れなどで血管の緊張につながり血圧が高くなることもあるので、乱れた摂取バランスには注意が必要ですし、他のミネラル類もさまざまな酵素の働きに重要な存在ですので幅広く摂取する習慣を持ちましょう。
カリウムは水溶性で調理などの際に煮汁や洗浄時の水などにも解け出てしまいやすい性質を持ちますので、煮汁やスープも摂取するレシピで食べると食材に含まれるカリウムを余すことなく摂取することが可能です。
また腎機能の低下などの場合はカリウムの摂取に注意が必要な場合もありますので、腎臓を患っている場合には医師の指示に従いカリウムの摂取制限などを行なう必要があります。
里芋、じゃがいも、ほうれん草、たけのこ、バナナなどに多く含まれますが、ここからはカリウム含有量の高い乳類の食品のランキングとカリウムの食事摂取基準を確認して行きましょう。
カリウムの食事摂取基準(mg/日)
カリウムの食事摂取基準は年齢によって差がでますが、年齢を重ねるとともに体の変化や代謝機能の変化なども合わせてありますのでカリウムを日々の食生活から摂取することが大切です。
今回は数ある食品群の穀類、いも及びでん粉類、砂糖及び甘味類、豆類、種実類、野菜類、果実類、きのこ類、藻類、魚介類、肉類、卵類、乳類、油脂類、菓子類、し好飲料類、調味料及び香辛料類、調理加工食品類などがありますが、カリウム含有量の高い乳類の食品ランキングと食事摂取基準を見て行きたいと思います。
カリウムの食事摂取基準(mg/日) | ||||
性別 | 男性 | 女性 | ||
年齢等 | 目安量 | 目標量 | 目安量 | 目標量 |
3-5(歳) | 1100 | ― | 1000 | ― |
18-29(歳) | 2500 | 3000以上 | 2000 | 2600以上 |
30-49(歳) | 2500 | 3000以上 | 2000 | 2600以上 |
50-69(歳) | 2500 | 3000以上 | 2000 | 2600以上 |
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 アミノ酸含有量 食事摂取基準量 |
出典先URL:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000041733.html
乳類の食べ物のカリウム含有量ランキング
カリウムを多く含む乳類の一覧と含有量はこちらですが、同系の食品でも含有量もさまざまですし含有栄養素のそれぞれです。食べやすい食材や嫌いな食材などさまざまですが、これらのデータを活かし食事摂取基準を満たすような食事メニューを心がけましょう。
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食品別の標準成分表、含有栄養素ランキング(100g辺り) | |
食品名 | 含有量 |
粉乳類脱脂粉乳 | 1800mg |
粉乳類全粉乳 | 1800mg |
粉乳類調製粉乳 | 500mg |
練乳類加糖練乳 | 400mg |
コーヒーホワイトナー粉末状、乳脂肪 | 360mg |
練乳類無糖練乳 | 330mg |
コーヒーホワイトナー粉末状、植物性脂肪 | 220mg |
加工乳低脂肪 | 190mg |
アイスクリーム類ソフトクリーム | 190mg |
ヨーグルト全脂無糖 | 170mg |
加工乳濃厚 | 170mg |
アイスクリーム類高脂肪 | 160mg |
アイスクリーム類普通脂肪 | 150mg |
ヨーグルト脱脂加糖 | 150mg |
液状乳類普通牛乳 | 150mg |
加工乳脱脂乳 | 150mg |
液状乳類ジャージー種 | 140mg |
アイスクリーム類アイスミルク | 140mg |
液状乳類ホルスタイン種 | 140mg |
ヨーグルトドリンクタイプ | 130mg |
ナチュラルチーズパルメザン | 120mg |
ナチュラルチーズカマンベール | 120mg |
ナチュラルチーズブルー | 120mg |
ナチュラルチーズエメンタール | 110mg |
ナチュラルチーズチェダー | 85mg |
乳飲料コーヒー | 85mg |
アイスクリーム類低脂肪 | 80mg |
ナチュラルチーズゴーダ | 75mg |
クリーム植物性脂肪 | 71mg |
ナチュラルチーズクリーム | 70mg |
ホイップクリーム乳脂肪 | 68mg |
ホイップクリーム乳脂肪・植物性脂肪 | 65mg |
ナチュラルチーズエダム | 65mg |
乳飲料フルーツ | 65mg |
ホイップクリーム植物性脂肪 | 62mg |
ナチュラルチーズプロセスチーズ | 60mg |
乳酸菌飲料殺菌乳製品 | 60mg |
コーヒーホワイトナー液状、乳脂肪 | 55mg |
コーヒーホワイトナー液状、乳脂肪・植物性脂肪 | 50mg |
ナチュラルチーズチーズスプレッド | 50mg |
ナチュラルチーズカテージ | 50mg |
乳酸菌飲料乳製品 | 48mg |
コーヒーホワイトナー液状、植物性脂肪 | 45mg |
乳酸菌飲料非乳製品 | 32mg |
クリーム乳脂肪 | 0.8mg |
食品標準成分表 |
出典元URL : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm
ビタミンAはレチノール、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテンは除外し、レチノール当量です。
ビタミンEはα-トコフェノールで表記し、β-トコフェノール、γ-トコフェノール、δ-トコフェノールは除外しています。
食物繊維は水溶性、不溶性の総量で表示しています。
n-6系、n-3系脂肪酸はともに多価不飽和脂肪酸の含有量で表示しています。
まとめ
脱脂粉乳やソフトクリーム、ヨーグルトなど乳類の上位に位置するカリウム含有量の高い順位と一日あたりの摂取量のカリウムの食事摂取基準量を確認した上で生活に活かし、必要とされる栄養成分のひとつであるカリウムの摂取量基準を知り病気の予防や健康維持に役立てましょう。
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