桜海老に多く含まれる栄養素や成分で注目すべきは豊富なカルシウムですが、その栄養価を簡単に摂取するレシピと言えば炊き込みご飯やかき揚げ、パスタや丼など色々とあります。
桜えびに豊富に含まれるカルシウムは特に子育て時や成長期の子供にとって重要な栄養成分ですし、大人となってからや高年齢になってからの骨粗しょう症予防などの予防や対策にもってこいの食品です。
そんな桜えびに含まれる栄養成分の効能や効果、特に子供の成長にどういった影響があるかを確認して行きましょう。
桜えびとは?
深海に生息する海老で日本では駿河湾での水揚げ100%といわれ桜海老漁の歴史は比較的浅く1894年から始まったと言われている。
生息域は駿河湾近郊や東京湾付近で、桜えびの漁期は4月~6月。10月~12月が中心とされている為にこの時期が桜えびの旬の時期だと思われるが、生食ではなく乾燥した桜えびを食することやレシピに使う事もある為ケースバイケースと言えようか。
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海老類はフライや天ぷらなどの際に殻ごと食べる事が出来、特に小型の海老である桜えびも当然殻ごとの摂取が基本であり、殻に含まれるカルシウム成分などを簡単に豊富に摂取する事が可能です。
海中のプランクトン、デトリタスを餌としており、透き通った薄いピンクや桜色が特徴的な小さな海老であり、基本的なレシピとして釜揚げ桜えびと天日干しの素干し桜えびがあり、それぞれ味わいや栄養価も違ってくるので、両方を食して食べ比べて楽しみたい所です。
桜えびに含まれる栄養成分とそれぞれの効果、効能
えび類には独特で美味しいえびの身がありますが、この桜えびはその身自体の小ささからそれ程身を食している感覚はありません。
しかし桜えび独特の食感や殻毎簡単に食べられる事などから桜えびに含まれる豊富な栄養素を余す事無く食することが可能です。
特筆すべき栄養素は殻に豊富に含まれているカルシウムが挙げられますが、それ以外にも様々な栄養素を含んでいるのが桜えびの特徴です。
釜揚げの桜えびと天日干しの素干し桜えびとがありますが、栄養価で見ると天日干しした桜えびの方が栄養価が高くなっていますので、栄養価だけを考えるのであれば天日干しが一押しです。
釜揚げは釜揚げで桜えびの味わいが引き立ちますし様々なレシピにも応用し易いのも魅力的です。
- カルシウム
- ナトリウム
- マグネシウム
- リン
- 鉄
- 銅
- ビタミンB12
- ビタミンE
- 蛋白質
カルシウムは日々の食材からしっかりと取りたい栄養素
カルシウムは牛乳などに豊富に含まれている印象がありますが、桜えびにはそれ以上のカルシウムの摂取量を可能にするほどの含有量を持ちます。
液体である牛乳と食材である桜えびとの比較は中々難しい所でもありますが、日々の食事やレシピに定期的に織り交ぜる事で日々のカルシウム不足や必要量の摂取を簡単に行うことにつながるのが桜えびの魅力でもあります。
また、食べる量が少量でも豊富なカルシウムを取れる辺りはとても便利な食材といえるでしょう。
さて、カルシウムは骨や歯の形成に大きな役割を果たす栄養素です。また、高年齢になった時の骨の骨密度の異常かバランスを整えるのにも役立ちますし、カルシウム不足による骨粗鬆症の予防や高血圧、動脈硬化、精神異常の予防にも効果的です。
特に子供の成長期などは豊富なカルシウム量を必要とする時期でもありますので、日々の食事からしっかりと取る事が求められますし、発育、成長、身長、体重、歯、骨など様々な人体への影響がありますし怪我や骨折の予防にもつながりますので桜えびは持って来いの食材と言えるでしょう。
- 骨の成長
- 歯の成長
- 骨折の予防
ナトリウムは重要なミネラル類で筋肉や神経に影響が
味噌や醤油、塩などから日常的にナトリウムを摂取している事が多くあり、特に摂取する事を意識する必要がないのがナトリウムです。
塩分の取りすぎは体に害があるとの考えがありますが、適度に摂取する事は生命活動において大切であり免疫力の向上や筋肉や神経の働きを正常に保つ効果を持っているのがナトリウムでもあります。
ナトリウムは体の様々な機能を調節しますし、ナトリウム不足に陥ると倦怠感や疲労感などを感じやすくなりますので、スポーツや運動、仕事や夏の暑い時期など日々の生活の中で多く発汗する場合は意識的に摂取する必要がある栄養成分です。
桜えびには豊富なナトリウムが含まれて居ます。特に天日干しの桜えびに多いですので、サラダやパスタ、そのまま食べたりと日々の食生活に取り入れておくのもいいでしょう。
- 筋肉の働き
- 神経の正常を保つ
- 発汗によるナトリウム不足
マグネシウムは酵素の活性化に!特に骨や臓器にとって重要
桜えびに豊富に含まれているマグネシウムですが、ナッツ類、昆布、わかめ、ひじきの海草類、玄米、大豆、ごまなどにも豊富に含まれて居ます。
これらを見ると一般的に健康に良いとされる食材ばかりですが、マグネシウムは酵素への影響が大きく働きを手助けする役割を果たします。その為様々な効能に影響を持つのがマグネシウムの特徴であり、動脈硬化、心臓病、高血圧などの年齢を重ねるごとに気になってくる症状や病気の予防に効果的と言われています。
また糖尿病や血糖値の改善にも効果があるといわれるため、幅広い症状の改善や予防、対策に効果が大きいのが特徴的です。
桜えびにはこうした効果が得れるマグネシウムが多く含まれて居ますので、他の食材などと合わせて摂取する事でより効果的な食生活を実現する事にもつながりますし、サラダや炊き込みご飯、パスタ、お好み焼きなどの幅広いレシピも楽しむ事も可能です。
桜えびに豊富に含まれているリンには骨を頑丈にする効能がある
リンは通常の食生活を行っている状態であれば一般的に摂取不足になる事はないと言われるミネラル類ですので、幅広い食べ物や食材にリンは含まれています。
このリンはカルシウムと共に骨の成分となる性質を持ち、骨や歯を形成するだけでなく細胞膜の成分としても重要な働きを持ちます。
腎臓で尿への排泄などが行われていますので、腎臓に異常を持つ場合にはリンの摂取には注意が必要になりますが、健康な体であれば特に意識しなくとも尿への排泄がされますので過剰摂取はみられないとも言われています。
しかし食品添加物の種類によってはリンを大量に含む場合がありますので注意が必要ですし、カルシウムとの摂取バランスが崩れるとカルシウムの吸収を阻害する事にも繋がりますので注意しましょう。
- どじょう
- スルメ
- うなぎ
- 牛レバー
鉄分には赤血球を作る効能があり貧血予防に効果的
鉄分には赤血球のヘモグロビンの構成成分でもあり、全身に酸素を届ける役割もになっています。そのため欠乏気味や鉄分不足に陥るとめまいや立ちくらみ、動悸や免疫力の低下等の症状が出る事がありますので注意が必要です。
この点桜えびには鉄分も豊富に含まれますし、カルシウムやカリウムなどのミネラル類も豊富に含まれるので、こうした症状の予防に繋がる食べ物、食品だと言えるでしょう。
また女性は月経、整理によって毎月鉄分が失われてしまいますので、それらを踏まえた食生活や食べ物、食品の選択が重要に成ってきますので、鉄分の含有量の多い食べ物を意識的に摂取しましょう。
- 豚レバー
- アサリ
桜えびには様々な栄養素が豊富に含まれる
桜えびにはここまで挙げてきた栄養素が豊富に含まれて居るものの他の栄養素も多く含まれている所が特徴でもあります。
蛋白質、銅、水溶性のビタミンでもあるビタミンB12、強い抗酸化作用をもつビタミンEなど調理方法によっては失われてしまう栄養素や摂取出来なくなるものもありますので調理方法にも気をつけましょう。
しかし豊富なカルシウムやカリウムなど健康に役立つ働きを多く持つ点も桜えびの魅力です。
まとめ
桜えびは国内産であれば100%駿河湾近郊が産地であり海外産であれば台湾産、そして小さな見てくれの桜えびではありますが豊富に含まれる栄養成分は幅広く、大人はもちろん子供の成長や健康にとっても効果的な食材でもあります。
食べる際のレシピも豊富ですし、その特出したカルシウムの含有量や少量の摂取で様々な栄養素が摂取出来る点など特徴的な食材でサラダなどにも応用しやすくもありますので、毎日の食生活に取り入れることをおすすめしたい食材と言えるでしょう。
カルシウムは子供の発育には特に重要ですので、成長期のお子さんには桜えびを食べさせる習慣が効果的かも知れません。