肉類のビタミンB12含有量のランキングと食事摂取基準を参考にし、食品の品目数や栄養バランスを整えるために砂糖及び甘味類や豆類、種実類など幅広いジャンルの食品や食べ物の摂取することで栄養バランスのよい食生活に役立ちます。
また、ビタミンB12不足であれば以下でまとめてあるランキング上位の幅広い食材を活かし、効率よく摂取できる食べ物を探して行きましょう。
ビタミンb12の欠乏はサプリメントの摂取や食品や食材からの吸収で対応すると共に、欠乏性貧血の原因ともなりえますし手術などで胃の切除などを行った場合も意識的な摂取が必要になってきます。
肉類は肉じゃが、肉豆腐、焼肉、ステーキなどさまざまな肉料理がありますが、ビタミンB12は植物性の食品には存在しないビタミン類ですので動物性の食品からの摂取が基本です。
補酵素としてアミノ酸の代謝やタンパク質の合成などの効能をもち、骨髄でのDNAの合成や細胞分裂など重要な効能を持ちます。
ビタミンB12は肝臓に蓄積され体の中の腸内細菌によってつくられており、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌の調整により睡眠リズムを整え生活リズムの構築に役立つ働きも持ちます。
また、ビタミンB12は葉酸やビタミンB6と一緒に摂取することで効率的に吸収する事が可能ですので、摂取の際はこれらの栄養素を含む食品と共に食すといいでしょう。
ここからはビタミンB12含有量の高い肉類の食べ物のランキングとビタミンB12の食事摂取基準を確認して行きましょう。
ビタミンB12の食事摂取基準(μg/日)
ビタミンB12の食事摂取基準は各栄養素ごとに基準値の違いがありますが、健康状態や代謝機能、運動習慣などにあわせてビタミンB12や他の栄養素も含めた栄養バランスの整った食事メニューを取り入れましょう。
今回は数ある食品群の穀類、いも及びでん粉類、砂糖及び甘味類、豆類、種実類、野菜類、果実類、きのこ類、藻類、魚介類、肉類、卵類、乳類、油脂類、菓子類、し好飲料類、調味料及び香辛料類、調理加工食品類などがありますが、ビタミンB12含有量の高い肉類の食品ランキングと食事摂取基準を見て行きたいと思います。
ビタミンB12の食事摂取基準(μg/日) | ||||||
性別 | 男性 | 女性 | ||||
年齢等 | 推定平均必要量 | 推奨量 | 目安量 | 推定平均必要量 | 推奨量 | 目安量 |
3~5(歳) | 0.8 | 1.0 | ― | 0.8 | 1.0 | ― |
18~29(歳) | 2.0 | 2.4 | ― | 2.0 | 2.4 | ― |
30~49(歳) | 2.0 | 2.4 | ― | 2.0 | 2.4 | ― |
50~69(歳) | 2.0 | 2.4 | ― | 2.0 | 2.4 | ― |
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 アミノ酸含有量 食事摂取基準量 |
出典先URL:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000041733.html
肉類の食べ物のビタミンB12含有量ランキング
ビタミンB12を多く含む肉類の含有量ランキングはこちらですが、確認後に食生活に活かすことが重要です。これらのデータを参考に日々の食事に活かし不足しがちな食事メニューの改善や食習慣の変更などに役立てましょう。
食品別の標準成分表、含有栄養素ランキング(100g辺り) | |
食品名 | 含有量 |
副生物生 | 44.4μg |
フォアグラゆで | 7.6μg |
うま肉、赤肉、生 | 7.1μg |
うさぎ家うさぎ肉、赤肉、生 | 5.6μg |
すずめ肉、骨・皮つき、生 | 5.0μg |
加工品スモークタン | 4.7μg |
ソーセージ類レバー | 4.7μg |
大腸生 | 3.8μg |
加工品ビーフジャーキー | 3.5μg |
うずら肉、皮なし、生 | 3.5μg |
やぎ肉、赤肉、生 | 2.8μg |
ランプ赤肉、生 | 2.3μg |
ハム類混合プレス | 2.1μg |
ランプ皮下脂肪なし、生 | 2.0μg |
はと肉、皮なし、生 | 2.0μg |
かた脂身つき、生 | 2.0μg |
ランプ脂身つき、生 | 1.9μg |
ハム類ショルダー | 1.9μg |
ハム類プレス | 1.8μg |
きじ肉、皮なし、生 | 1.7μg |
いのしし肉、脂身つき、生 | 1.7μg |
トコフェロール生 | 1.7μg |
トコフェロールゆで | 1.7μg |
もも脂身つき、生 | 1.7μg |
ソーセージ類ドライ | 1.6μg |
加工品ローストビーフ | 1.6μg |
ばら皮下脂肪なし、生 | 1.6μg |
リブロース脂身つき、焼き | 1.4μg |
リブロース赤肉、生 | 1.4μg |
加工品味付け缶詰 | 1.4μg |
ハム類ボンレス | 1.3μg |
ソーセージ類セミドライ | 1.3μg |
加工品コンビーフ缶詰 | 1.3μg |
リブロース皮下脂肪なし、生 | 1.2μg |
すっぽん肉、生 | 1.2μg |
リブロース脂身つき、生 | 1.2μg |
ロース脂身つき、生 | 1.1μg |
ソーセージ類ウインナー | 1.1μg |
ハム類骨付 | 1.1μg |
あいがも肉、皮つき、生 | 1.1μg |
大腸ゆで | 1.0μg |
リブロース脂身つき、ゆで | 1.0μg |
ソーセージ類混合 | 1.0μg |
ベーコン類ショルダー | 1.0μg |
ベーコン類ロース | 0.9μg |
かえるうしがえる肉、生 | 0.9μg |
サーロイン赤肉、生 | 0.8μg |
トコフェロールチョップド | 0.8μg |
いのぶた肉、脂身つき、生 | 0.7μg |
くじらミンクくじら8)うねす、生 | 0.7μg |
サーロイン皮下脂肪なし、生 | 0.7μg |
ベーコン類ベーコン | 0.7μg |
うずら肉、皮つき、生 | 0.7μg |
しちめんちょう肉、皮なし、生 | 0.6μg |
ロース脂身つき、ゆで | 0.6μg |
豚足ゆで | 0.6μg |
生ハム長期熟成 | 0.6μg |
あひる肉、皮つき、生 | 0.6μg |
サーロイン脂身つき、生 | 0.6μg |
くじらミンクくじら8)肉、赤肉、生 | 0.6μg |
ほろほろちょう肉、皮なし、生 | 0.5μg |
もも皮下脂肪なし、焼き | 0.5μg |
トコフェロール脂身、生 | 0.5μg |
もも皮なし、焼き | 0.5μg |
ロース脂身つき、焼き | 0.5μg |
生ハム促成 | 0.4μg |
ソーセージ類生ソーセージ | 0.4μg |
ソーセージ類リオナ | 0.4μg |
ソーセージ類フランクフルト | 0.4μg |
ソーセージ類ボロニア | 0.4μg |
ばら 脂身つき、生 | 0.4μg |
トコフェロールむね、生 | 0.4μg |
かたロース脂身つき、生 | 0.4μg |
トコフェロール赤肉、生 | 0.4μg |
もも皮つき、生 | 0.4μg |
もも皮なし、生 | 0.4μg |
もも皮つき、焼き | 0.4μg |
くじらミンクくじら8)本皮、生 | 0.4μg |
もも皮下脂肪なし、ゆで | 0.4μg |
かたロース赤肉、生 | 0.4μg |
かたロース皮下脂肪なし、生 | 0.4μg |
ハム類ロース | 0.4μg |
ロース脂身、生 | 0.4μg |
副生物ゆで | 0.4μg |
サーロイン赤 | 0.35μg |
トコフェロールもも、生 | 0.3μg |
手羽皮つき、生 | 0.3μg |
もも皮なし、ゆで | 0.3μg |
もも皮つき、ゆで | 0.3μg |
ロース赤肉、生 | 0.3μg |
もも赤肉、生 | 0.3μg |
もも脂身、生 | 0.3μg |
そともも脂身、生 | 0.3μg |
そともも皮下脂肪なし、生 | 0.3μg |
もも皮下脂肪なし、生 | 0.3μg |
ばら脂身つき、生 | 0.3μg |
かた皮下脂肪なし、生 | 0.3μg |
かた赤肉、生 | 0.3μg |
かた脂身、生 | 0.3μg |
リブロース脂身、生 | 0.3μg |
そともも赤肉、生 | 0.3μg |
そともも脂身つき、生 | 0.3μg |
かたロース脂身、生 | 0.3μg |
ロース皮下脂肪なし、生 | 0.3μg |
むね皮なし、生 | 0.2μg |
むね皮つき、生 | 0.2μg |
トコフェロール皮なし、生 | 0.2μg |
ひき肉生 | 0.2μg |
ささ身焼き | 0.2μg |
ヒレ赤肉、生 | 0.2μg |
いなごつくだ煮 | 0.1μg |
はちはちの子缶詰 | 0.1μg |
軟骨生 | 0.1μg |
ささ身生 | 0.1μg |
ささ身ゆで | 0.1μg |
くじらミンクくじら8)さらしくじら | 0μg |
食品標準成分表 |
出典元URL : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm
ビタミンAはレチノール、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテンは除外し、レチノール当量です。
ビタミンEはα-トコフェノールで表記し、β-トコフェノール、γ-トコフェノール、δ-トコフェノールは除外しています。
食物繊維は水溶性、不溶性の総量で表示しています。
n-6系、n-3系脂肪酸はともに多価不飽和脂肪酸の含有量で表示しています。
まとめ
肉類の食べ物に含まれるビタミンB12含有量の豊富な食品と日本人が一日あたりに摂取するビタミンB12の食事摂取基準量をともに確認し、今回確認した栄養素のビタミンB12の摂取量基準を目安に過不足の少ない食生活を目指しましょう。