肉類のナイアシン含有量のランキングと食事摂取基準を活用し、食品の品目数や栄養バランスを整えるために穀類やいも及びでん粉類、砂糖及び甘味類など幅広いジャンルの食品や食べ物の摂取することで栄養バランスのよい食生活に役立ちます。
また、ナイアシン不足であれば含有量のランキング上位の食材を食習慣に取り入れ、過剰摂取気味であれば健康被害や病気の予防の為にも含有量の低い食品を中心とした食生活にする改善も必要となります。
肉を使った料理には肉じゃがや肉豆腐、肉団子、焼肉、ステーキなど幅広いレシピがありますが、肉の種類によってはナイアシンを多く含む食べ物や食品も多く存在します。
ナイアシンは発見当初はビタミンB3と呼ばれていましたが現在はナイアシンと呼ばれ、必須アミノ酸の一種であるトリプトファンからも作られる水溶性ビタミンで乳製品などを摂取して含有するトリプトファンで代用しナイアシンを合成させる方法もあります。
トリプトファン60mgに対しナイアシン1mg程度が作られるので比率としてはそれ程多くはありませんが、食品からの摂取以外にも体内での合成を行える栄養素のひとつです。
またナイアシンはアルコールの代謝、糖質、脂質、タンパク質の代謝に関わる効能をもち、ペラグラの治療、口内炎、舌炎、皮膚炎、めまいなどの症状に対する治療に使われるビタミン類です。
たらこ、マサバ、ぶりなどに多く含まれますが、ここからはナイアシン含有量の高い肉類の食べ物のランキングとナイアシンの食事摂取基準を確認して行きましょう。
ナイアシンの食事摂取基準(mgNE/日)
ナイアシンの食事摂取基準はそれぞれですが、食べ物の好き嫌いや家計などの問題点も検討した上でナイアシンを日々の食生活から摂取することが大切です。
今回は数ある食品群の穀類、いも及びでん粉類、砂糖及び甘味類、豆類、種実類、野菜類、果実類、きのこ類、藻類、魚介類、肉類、卵類、乳類、油脂類、菓子類、し好飲料類、調味料及び香辛料類、調理加工食品類などがありますが、ナイアシン含有量の高い肉類の食品ランキングと食事摂取基準を見て行きたいと思います。
鶏肉の栄養素の効能と効果とは?鶏むね肉にはナイアシンとセレンが豊富
ナイアシンの食事摂取基準(mgNE/日) | ||||||||
性別 | 男性 | 女性 | ||||||
年齢等 | 推定平均必要量 | 推奨量 | 目安量 | 耐容上限量 | 推定平均 | 必要量 | 推奨量目安量 | 耐容上限量 |
3-5(歳) | 6 | 7 | ― | 80(20) | 6 | 7 | ― | 80(20) |
18-29(歳) | 13 | 15 | ― | 300(80) | 9 | 11 | ― | 250(65) |
30-49(歳) | 13 | 15 | ― | 350(85) | 10 | 12 | ― | 250(65) |
50-69(歳) | 12 | 14 | ― | 350(80) | 9 | 11 | ― | 250(65) |
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 アミノ酸含有量 食事摂取基準量 |
出典先URL:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000041733.html
肉類の食べ物のナイアシン含有量ランキング
ナイアシンを多く含む肉類グループの含有量ランキングを確認できますが、それぞれ食品によって含有量も違っていることが分かります。不足がちであればランキング上位の食品の摂取を過剰気味であれば食事の偏りを無くすなどに役立てましょう。
出典元 URL : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm
まとめ
肉類の含有栄養素の中のナイアシン含有量のランキングと一日に食べるナイアシンの食事摂取基準量をチェックし、今回確認した栄養素のナイアシンの摂取量基準を参考に不足しないように心がけましょう。