毎年花粉症シーズンの春から秋頃、2月~8月9月10月の時期には咳や鼻水や鼻づまりなどの症状に苦しむ方や頭痛やだるさに嫌気がさしどうにか症状の改善や完治したいと思う方は多くいます。これら花粉症の症状の改善や緩和に効果的とされる是非とも食べたい食品とその効果をまとめていきたいと思います。
花粉症はアレルギー反応の一種であり体内に侵入した花粉症に反応する事で鼻水やくしゃみが発生するので、体を守る防御行動でもあるのだがその症状自体に苦しんでしまうのが花粉症の嫌な所です。
しかし対策として薬を飲んだり病院で医者に見てもらうなどは当然行っているものの、これといった効果の出ていない方も多く市販の薬も豊富な種類と花粉の種類や症状にあわせた選択などにも悩む所でしょう。
こうした症状の緩和や改善に効果的な食事を行う事で日々の習慣の中での予防や対策を行っていく為に必要な知識として、花粉症に効く食品を紹介していきます。
花粉症の主な症状と原因
花粉症は季節や時期により飛散する花粉の種類が違いますので人それぞれ過剰反応してしまう花粉や症状も変化しますが、主な症状としてあげられるのはくしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみ、頭痛や体のだるさなどの症状が多いとされています。
花粉症を引き起こす植物の種類は多くスギやヒノキなどが原因物質として有名ですが他にもヨモギやシラカンバ、コナラやブタクサなどが季節や分布エリアによって花粉症の被害を起こしていると言われています。
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主な花粉の飛来時期とエリア
11月~2月は冬季でもありますので唯一花粉の飛来が少なく花粉症を保持している方にとっては安心できる季節でもあります。
全国的に広く分布している種で一部北海道などには無いものもありますが全国的に花粉症の原因とされる木々は以下の通りです。
春から夏の季節
一月頃から長期間花粉を飛ばすハンノキ、2月からはスギ、3月頃からスズメノカタビラ、4月頃になるとネズ、コナラ、カモガヤ、オオアサガエリ、ハルガヤ、ホソムギ、5月からはヒメスイバやギシギシなど
夏から秋へ掛けて花粉を飛来させる木々
ヨモギ、ブタクサ、オオブタクサ、カナムグラ、カラムシが夏場に掛けて全国的に花粉を散らすと言われています。
一部地域に分布しているが花粉症の被害を生んでいる種類の木々
3月頃から関東ではオオバヤシャブシの花粉が4月頃まで飛散、3~5月はヒノキの花粉被害の季節で関東以南に広く分布しています。4月から5月は関東以北に多いシラカンバ、リンゴなどが地域地域で花粉症の症状が確認されています。
まずは自身が住むエリアがどの花粉がどの季節に飛散するのかを確認する事が大切でしょう。
花粉症の原因となるヒスタミンを抑える効果のある食品
ヒスタミンとは、花粉が体内に入って来た時に反応して発生する物質で鼻水やくしゃみの原因とされている物質です。
このヒスタミンの発生を抑える事で花粉症の症状の中で厄介な存在であるくしゃみや鼻水などを防ぐ効果が期待されますので、この抗ヒスタミン物質を含む食材の摂取を行う事で花粉症の予防を行いましょう。
花粉症に効果があるとされている食品は玉ねぎや生姜、大根やいちご、ブロッコリーなどがヒスタミンに対して効果的な働きを持っているとされていますので以下で詳細を確認していきましょう。
玉ねぎに含まれるケルセチンは非常に高いヒスタミン抑制作用が
玉ねぎに含まれるケセルチンの働きには抗酸化作用による血圧上昇の抑制、筋肉の減少を抑え関節痛や骨密度の減少を予防、そしてヒスタミンの生成を抑制する効果があると言われています。
しかしケルセチンが多く含まれている部分が皮の部分なので皮を使ってスープのダシやお茶にする等の手間が掛かりますので、面倒な場合はケセルチン配合のサプリメントなどで摂取する方法もおすすめです。
生姜が含むショウガオールの効果
生姜には抗酸化物質でもあるショウガオールが多く含まれています。
このショウガオールはヒスタミンの生成を抑える効果が期待される成分ですので生姜を食べる事で花粉症対策につながります。
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また、生姜には体温を上げたり血流促進、殺菌作用や免疫力の向上など様々な効果やあると言われていますので日々の生活の中に取り入れる事で、健康管理や維持、病気の予防にもつながりますので花粉症だけでなくとも総合的な意味での摂取が求められる食品、食材といえるでしょう。
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大根にはヒスタミンの分解を促進するジアスターゼが豊富
大根に含まれるジアスターゼは膵液や唾液に含まれる消化酵素でありでんぷんの分解促進にも効果がありやまいもなどにも多く含まれているとされている。このジアスターゼが花粉症の原因となるヒスタミンの分解を行うとされているので効果が期待されている。
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魚に含まれる成分も抗ヒスタミン効果が高い
特に脂っこい魚に多く含まれるオメガ3脂肪酸が抗ヒスタミン効果が高く予防の為にも摂取して置きたい食品で、イワシやサバ、サケなどにオメガ3脂肪酸が多く日頃の食事にも取り入れやすいのもいい所。
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このオメガ3脂肪酸を豊富に含む食品の摂取でくしゃみや鼻水、鼻づまりなどを抑制し症状の緩和が期待されるものの、好き嫌いなどがある場合はDHAやEPA、オメガ3系脂肪酸が配合されているサプリメントも多く販売されていますので利用するといいでしょう。
ビタミン豊富ないちごやレモンやオレンジはヒスタミンを抑える
ビタミンCなどにもヒスタミンの働きを抑える効果があるとされています。ビタミンCは多くの食品や食材、果実などに豊富に含まれている栄養成分ですので日頃の食事にも取り入れやすく日頃から食べる習慣をつけておく事は花粉症対策としても効果的でしょう。
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他の食品や食材による花粉症対策
上記のほかにも様々な食品にも同様の効果があるとされています。
乳酸菌を含む食品や梅干しやはちみつ、ルイボスティーやハーブタイム、ブロッコリーやオレガノやペパーミント、レーズンにキャベツにケール、イモ類、ウーロン茶、緑茶などにも抗ヒスタミン作用が期待できます。
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またポリフェノールも抗酸化物質が豊富なのでポリフェノールの摂取やビタミンE、C、ゲルマニウム、βカロチンなども予防や改善にいいとされています。
注意点
ここまでヒスタミンの働きを抑える為に必要な食品の説明をしてきましたが、逆にヒスタミンを多く含むものを食べてしまうと症状の悪化が懸念されますので可能な限り食べないように注意しましょう。
コーヒーやココアやチョコレートはヒスタミンが多く含まれていますので、花粉症の予防や対策が必要なシーズンには食べ過ぎないように気をつけましょう。
また肉から発生するアラキドン酸といわれる成分も花粉症の症状を引き起こす原因とされていますので、肉食を減らす等の対応も必要に応じて行いましょう。
まとめ
今回は花粉症の症状の予防や改善に役立つ効果を食べ物を食べる事で花粉症の原因であるヒスタミンの働きを抑える事を主としてまとめてきましたが、花粉症には原因物質として別途アラキドン酸という手強い存在もありますので、これに関しては後ほどあげてければと思います。
抗ヒスタミン効果のある食品は幅広く多くの食品や食材がありますので、これらを確認し日々の食事に取り入れる習慣を身に付けることで花粉症だけではなく他の体調管理や健康管理、様々な病気の予防につながる栄養成分も多いですので積極的に日々の生活に取り入れていきましょう。
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