中華麺とはラーメンや冷やし中華、乾麺として食べるなど幅広いレシピに活用できる麺類の一種で、冷凍保存や離乳食などの応用も利く食品のひとつで、麺類はカロリー量や糖質などが気になりますので中華麺(生)の栄養素一覧とそれぞれの含有量や栄養素の効果や効能を確認し、日々の健康管理や栄養バランスに役立てましょう。
中華麺(生)にはセレン、モリブデン、ナトリウム、カリウム、パントテン酸、食物繊維、銅、クロム、マンガンなどの栄養素の含有量が摂取基準量に対して高い割合で含まれますが、セレンは取りすぎたことによる過剰摂取の症状にはセレン中毒、抜け毛、爪の変形、免疫低下などの症状がでるとも言われます。
また、セレンはビタミンE同様に過酸化物質の分解に働きますので動脈硬化や発ガンを抑制する効果をもつ栄養素ですし、モリブデンは鉄の利用を高め貧血の予防につながる働きがあるミネラルで、プリン体の分解にもかかわり、大豆加工品やナッツ類に多く含まれ、吸収率が高いミネラルですのですし過剰摂取などの症状はほぼ無いとされています。
食塩はうどんやそうめんなどの麺類には多く含まれますが、一般的名食塩では99%以上が塩化ナトリウムの場合が多いですのでミネラルなどを含む自然塩などの活用も検討すると健康面で良いとされていますし、定番の調味料でもあるしょうゆやみそは高塩分食品でもありますので過剰な摂取には注意が必要です。
そうした塩分を多く摂取する食生活には体内の余分な塩分を排出する効果のあるカリウムの摂取が効果的で、カリウムは里芋、じゃがいも、ほうれん草、たけのこ、バナナ、納豆、グレープフルーツ、春菊、にら、ブロッコリー、絹ごし豆腐など幅広い食品に含まれますし、野菜などにも多く含まれますので簡単に摂取することが可能です。
これらの働きをもつ栄養素を含む中華麺(生)の効果や効能、栄養素の含有量と効果効能を確認して行きましょう。
中華麺(生)の栄養素の含有量の一覧
中華麺(生)にはセレン、モリブデン、ナトリウム、カリウム、パントテン酸、食物繊維、銅、クロム、マンガンが含まれますが、セレンはたんぱく質に結合し幅広い食材に含まれるミネラルでアンキモやレンズ豆などに多く、抗酸化作用をもつ酵素の構成物質でもあり細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用に間接的にかかわりますし、美容効果も期待されるミネラルです。
モリブデンは赤血球などに結合し全身に運搬される栄養素で、糖質や脂質の代謝を高める酵素の構成物質で貧血対策に効果的で、同じく貧血によいとされる栄養素には葉酸、ビタミンB12などのビタミン類や鉄、マグネシウム、コバルト、モリブデンなどのミネラルもよいとされています。
カリウムは筋肉でのエネルギー作りに役立ち、摂取バランスが崩れると血管の緊張、血圧の上昇につながるなど、こうした働きをもつそれぞれの栄養素の含有量を確認しておきましょう。
食品番号 | 01047 |
ジャンル | 中華麺 |
食品名 | 生 |
廃棄率 | 0 % |
エネルギー | |
kcal | 281 kcal |
kJ | 1176 kJ |
水分 | 33.0 g |
たんぱく質 | 8.6 g |
アミノ酸組成によるたんぱく質 | 7.7 g |
脂質 | 1.2 g |
トリアシルグリセロール当量 | 1.0 g |
炭水化物 | 55.7 g |
灰分 | 1.5 g |
無機質 | |
ナトリウム | 410 mg |
カリウム | 350 mg |
カルシウム | 21 mg |
マグネシウム | 13 mg |
リン | 60 mg |
鉄 | 0.5 mg |
亜鉛 | 0.4 mg |
銅 | 0.09 mg |
マンガン | 0.35 mg |
ヨウ素 | 0 μg |
セレン | 33 μg |
クロム | 1 μg |
モリブデン | 20 μg |
ビタミン | |
A レチノール | 0 μg |
A α-カロテン | 0 μg |
A β-カロテン | 0 μg |
A β-クリプトキサンチン | 0 μg |
A β-カロテン当量 | 0 μg |
A レチノール当量 | 0 μg |
D | 0 μg |
E α-トコフェノール | 0.2 mg |
E β-トコフェノール | 0.1 mg |
E γ-トコフェノール | 0 mg |
E δ-トコフェノール | 0 mg |
K | 0 μg |
B1 | 0.02 mg |
B2 | 0.02 mg |
ナイアシン | 0.6 mg |
B6 | 0.02 mg |
B12 | 0 μg |
葉酸 | 8 μg |
パントテン酸 | 0.55 mg |
ビオチン | 1.0 μg |
C | 0 mg |
脂肪酸 | |
飽和脂肪酸 | 0.28 g |
一価不飽和脂肪酸 | 0.11 g |
多価不飽和脂肪酸 | 0.61 g |
コレステロール | 0 mg |
食物繊維 | |
水溶性 | 0.7 g |
不溶性 | 1.4 g |
総量 | 2.1 g |
食塩相当量 | 1.0 g |
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 | |
アミノ酸含有量 食事摂取基準量 | |
文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会 日本食品標準成分表2010のデータより抜粋 出典URL : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm |
中華麺(生)の栄養素で摂取基準量に対して高い含有量のもの
※ 30~49歳の女性の目安量、推奨量を元に含有量の割合を出しています。
※ ビタミン類、ミネラル類のみの含有量から比率の高い栄養素をまとめています。
1位 | セレン |
2位 | モリブデン |
3位 | ナトリウム |
4位 | 食塩相当量 |
5位 | カリウム |
6位 | パントテン酸 |
7位 | 食物繊維 |
8位 | 銅 |
9位 | クロム |
10位 | マンガン |
セレンは動脈硬化や発ガンを抑制する働きをもつ
セレンは地域の土壌にセレンが含まれるかで食品含有量が変化するミネラルで、日本国内の土壌にはセレンが豊富に含まれるので通常不足する心配の少ない栄養素ですが、中国北東部では土壌にセレンがすくなく克山病の原因になっていることもあります。
そんなセレンですが取りすぎたことによる過剰症では、セレン中毒、抜け毛、爪の変形、免疫低下などの症状がでるとも言われますので注意が必要ですが、適切な摂取ではビタミンE同様に過酸化物質を分解し動脈硬化や発ガンを抑制する効果があるとされています。
セレンはたんぱく質に結合しており幅広い食材に含まれるミネラルで、抗酸化作用をもつ酵素の構成物質でもありますので、細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用に間接的にかかわりますので美容効果も期待される必須ミネラルのひとつです。
モリブデンは貧血対策に効果的なミネラルのひとつ
モリブデンは鉄の利用を高め貧血の予防につながる働きがあるミネラルでプリン体の分解にもかかわり、大豆加工品やナッツ類に多く含まれ吸収率が高いミネラルですのです。
とりすぎなどでの過剰摂取などの症状はほぼ無いとされており、赤血球などに結合し全身に運搬される栄養素で、糖質や脂質の代謝を高める酵素の構成物質です。
貧血対策には葉酸、ビタミンB12などのビタミン類や鉄、マグネシウム、コバルトなども良いとされますが、モリブデンは肝臓や腎臓の酵素の構成物質で糖質や脂質の代謝を高める効果をもち、鉄分の利用率を高める働きもあります。
吸収率が高いミネラルで食道がんのリスクを下げる効果をもち、酸化還元反応に関わる酵素の構成成分ですので日々適切に摂取したい栄養素のひとつです。
ナトリウムの摂取は適切な摂取量が大切
通常食すことの多い食塩は99%以上が塩化ナトリウムの場合が多いですので、ミネラルなどを含む自然塩などの活用も検討すると健康によいといわれますし定番の調味料でもあるしょうゆやみそは高塩分食品でもありますので過剰な摂取には注意が必要です。
ナトリウムは細胞外液量を維持する働きを持ち小腸上部から吸収され、細胞外液量の維持や体液の浸透圧を正常に維持する重要な働きをもつミネラルですが、とり過ぎると筋肉を硬直させ血管の柔軟性も奪うことがありますので、塩化ナトリウムを多く含む食塩の多用には注意しましょう
また、塩分の取り過ぎが気になる場合には体内の余分な塩分の排泄効果をもつカリウムの摂取を行い、体内の余分な塩分、とりすぎた塩分の排出につなげ、ラーメンのスープ、そばつゆ、即席めん、カップめん、そうめん、食塩、固形ブイヨン、みそ、梅干し、塩ザケなどの塩分を多く含む食品の多食に注意しましょう。
中華麺(生)には他の栄養素も豊富に含まれる
中華麺(生)にはこれらの栄養素以外にもカリウム、パントテン酸、食物繊維、銅、クロム、マンガンなどの栄養素が幅広く含まれますので、日頃の栄養バランスに役立てましょう。