種実類のビタミンE含有量のランキングと食事摂取基準を確認し、日々の健康管理に最適な食事に果実類やきのこ類、藻類など幅広いジャンルの食品や食べ物の摂取することで栄養バランスのよい食生活に役立ちます。
また、ビタミンE不足であれば含有量の高い食べ物の摂取を心がけながら、食べ物からの摂取が難しいようであればサプリメントの活用なども検討していきましょう。
ビタミンEはビタミンAやCなどと共に強い抗酸化作用のあるビタミン類として美容や美肌、アンチエイジングなどに効果をもつ栄養素のひとつです。
ビタミンEの代表的名効能である抗酸化作用は体内で発生した活性酸素によって酸化された過酸化脂質を分解し、血液をサラサラにして毛細血管の血行を良くするはたらきを持ちますので血行促進や動脈硬化の予防などにもつながります。
ただビタミンE自体も酸化しやすい性質を持ちますが、この性質のために体内で活性酸素といち早く結合して無毒化することで効果を発揮します。
幅広い食品に多く含まれますが、ここからはビタミンE含有量の高い種実類のランキング上位の食品とビタミンEの食事摂取基準を確認して行きましょう。
ビタミンEの食事摂取基準(mg/日)
ビタミンEの食事摂取基準は摂取可能な量が記されていますが、年齢を重ねるとともに体の変化や代謝機能の変化なども合わせてありますのでビタミンEや他の栄養素も含めた栄養バランスの整った食事メニューを取り入れましょう。
今回は数ある食品群の穀類、いも及びでん粉類、砂糖及び甘味類、豆類、種実類、野菜類、果実類、きのこ類、藻類、魚介類、肉類、卵類、乳類、油脂類、菓子類、し好飲料類、調味料及び香辛料類、調理加工食品類などがありますが、ビタミンE含有量の高い種実類の食品ランキングと食事摂取基準を見て行きたいと思います。
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ビタミンEの食事摂取基準(mg/日) | ||||
性別 | 男性 | 女性 | ||
年齢等 | 目安量 | 耐容上限量 | 目安量 | 耐容上限量 |
3~5(歳) | 4.5 | 200 | 4.5 | 200 |
18~29(歳) | 6.5 | 800 | 6.0 | 650 |
30~49(歳) | 6.5 | 900 | 6.0 | 700 |
50~69(歳) | 6.5 | 850 | 6.0 | 700 |
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 アミノ酸含有量 食事摂取基準量 |
出典先URL:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000041733.html
種実類の食べ物のビタミンE含有量ランキング
ビタミンEを多く含む種実類の食品のランキングを参考に日々の食事に活かすことができますが、同系の食品でも含有量もさまざまですし含有栄養素のそれぞれです。不足がちであればランキング上位の食品の摂取を過剰気味であれば食事の偏りを無くすなどに役立てましょう。
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食品別の標準成分表、含有栄養素ランキング(100g辺り) | |
食品名 | 含有量 |
アーモンド乾 | 31.0mg |
アーモンドフライ 味付け | 29.4mg |
ヘーゼルナッツフライ 味付け | 17.8mg |
ひまわりフライ 味付け | 12.0mg |
まつ生 | 10.8mg |
まついり | 10.6mg |
まつ乾 | 10.1mg |
かやいり | 8.5mg |
ナッツピーナッツバター | 4.8mg |
ブラジルナッツフライ 味付け | 4.1mg |
ぎんなん生 | 2.8mg |
ナッツバターピーナッツ | 1.9mg |
あさ乾 | 1.8mg |
ペカンフライ 味付け | 1.7mg |
ひし生 | 1.6mg |
けし乾 | 1.5mg |
ぎんなんゆで | 1.5mg |
ピスタチオいり 味付け | 1.4mg |
えごま乾 | 1.3mg |
くるみいり | 1.2mg |
はす成熟 乾 | 1.0mg |
はす未熟 生 | 0.6mg |
カシューナッツフライ 味付け | 0.6mg |
かぼちゃいり 味付け | 0.6mg |
すいかいり 味付け | 0.6mg |
ごまいり | 0.1mg |
ごま乾 | 0.1mg |
中国ぐり甘ぐり | 0.1mg |
ごまむき | 0.1mg |
しい生 | 0.1mg |
日本ぐり甘露煮 | 0mg |
日本ぐり生 | 0mg |
日本ぐりゆで | 0mg |
マカダミアナッツいり 味付け | 0mg |
ココナッツココナッツパウダー | 0mg |
とち蒸し | 0mg |
食品標準成分表 |
出典元URL : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm
ビタミンAはレチノール、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテンは除外し、レチノール当量です。
ビタミンEはα-トコフェノールで表記し、β-トコフェノール、γ-トコフェノール、δ-トコフェノールは除外しています。
食物繊維は水溶性、不溶性の総量で表示しています。
n-6系、n-3系脂肪酸はともに多価不飽和脂肪酸の含有量で表示しています。
まとめ
種実類に含有されるビタミンE含有量の豊富な食品と日本人が一日あたりに摂取するビタミンEの食事摂取基準量をともに確認し、重要な栄養素のひとつであるビタミンEの摂取量基準を知り病気の予防や健康維持に役立てましょう。