そうめん、ひやむぎ(ゆで)の栄養素一覧と効果効能

そうめんやひやむぎは手軽に食べることのできる麺類のひとつで、特に夏場の暑い季節には重宝され食べる機会の多い食品でもありますが、そんなそうめん、ひやむぎ(ゆで)に含まれる栄養素の一覧とそれぞれの含有量や栄養素の効果や効能を確認し、日々の健康管理や栄養バランスに役立てましょう。

そうめん、ひやむぎ(ゆで)にはセレン、ナトリウム、モリブデン、クロム、銅、パントテン酸、食物繊維、マンガン、亜鉛などの栄養素の含有量が摂取基準量に対して高い割合で含まれますが、セレンは魚介、肉、豆類に多く含まれるミネラルで、作物の育つ土壌にセレンが含まれることで食品の含有量が変化しますので、セレンを多く含む日本の土壌で育つ作物には多く含まれているといわれます。

そうめん
そうめん

また、セレンを取りすぎたことによる過剰症はセレン中毒、抜け毛、爪の変形、免疫低下などの症状がでるとも言われますし、幅広い麺類に多く含まれているナトリウムは摂取バランスが崩れると血管の緊張、血圧の上昇につながる影響がありますので取り過ぎや不足には注意が必要です。

モリブデンの食品中の含有量は微量なので含有量の分析は難しいとされ、貧血の予防につながる造血作用などをもつミネラルですし、クロムはインスリンの分泌にかかわりますがインスリンは食欲を抑制する作用を持つセロトニンの合成を促進するので間接的にクロムはここにかかわるなど、これらの働きをもつ栄養素を含むそうめん、ひやむぎ(ゆで)の効果や効能、栄養素の含有量と効果効能を確認して行きましょう。

そうめん、ひやむぎ(ゆで)の栄養素の含有量の一覧

そうめん、ひやむぎ(ゆで)にはセレン、ナトリウム、モリブデン、クロム、銅、パントテン酸、食物繊維、マンガン、亜鉛が含まれますが、セレンは抗酸化作用をもつ酵素の構成物質で、細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用に間接的にかかわり美容効果も期待されるミネラルです。

さらに、セレンは血液サラサラ効果があり血行促進に効果を持ち、過剰摂取が心配なナトリウムは一日10g以下に抑えるように注意しつつ塩化ナトリウムばかりの食塩ではなく、自然塩などミネラル分を含む塩を活用するといいでしょう。

モリブデンは尿酸の合成に関わり赤血球などに結合し全身に運ばれる栄養素で、鉄の利用を高め貧血の予防につながる働きがあるミネラルでプリン体の分解にもかかわりますし、クロムは血中脂質濃度を正常に保つ働きがあり、糖尿病や生活習慣病を予防する効果をもつ栄養素です。

こうした働きをもつそれぞれの栄養素の含有量を確認しておきましょう。

食品番号01044
ジャンルそうめん ひやむぎ
食品名ゆで
廃棄率0 %
エネルギー
kcal127 kcal
kJ531 kJ
水分70.0 g
たんぱく質3.5 g
アミノ酸組成によるたんぱく質0 g
脂質0.4 g
トリアシルグリセロール当量0.3 g
炭水化物25.8 g
灰分0.3 g
無機質
ナトリウム85 mg
カリウム5 mg
カルシウム6 mg
マグネシウム5 mg
リン24 mg
0.2 mg
亜鉛0.2 mg
0.05 mg
マンガン0.12 mg
ヨウ素0 μg
セレン6 μg
クロム1 μg
モリブデン3 μg
ビタミン
A レチノール0 μg
A α-カロテン0 μg
A β-カロテン0 μg
A β-クリプトキサンチン0 μg
A β-カロテン当量0 μg
A レチノール当量0 μg
D0 μg
E α-トコフェノール0.1 mg
E β-トコフェノール0.1 mg
E γ-トコフェノール0 mg
E δ-トコフェノール0 mg
K0 μg
B10.02 mg
B20.01 mg
ナイアシン0.2 mg
B60 mg
B120 μg
葉酸2 μg
パントテン酸0.25 mg
ビオチン0.4 μg
C0 mg
脂肪酸
飽和脂肪酸0.09 g
一価不飽和脂肪酸0.04 g
多価不飽和脂肪酸0.20 g
コレステロール0 mg
食物繊維
水溶性0.3 g
不溶性0.6 g
総量0.9 g
食塩相当量0.2 g
 食品標準成分表  栄養素別、食品含有量
 アミノ酸含有量  食事摂取基準量 
文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会
日本食品標準成分表2010のデータより抜粋
出典URL : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm

そうめん、ひやむぎ(ゆで)の栄養素で摂取基準量に対して高い含有量のもの

※ 30~49歳の女性の目安量、推奨量を元に含有量の割合を出しています。
※ ビタミン類、ミネラル類のみの含有量から比率の高い栄養素をまとめています。

1位セレン
2位ナトリウム
3位食塩相当量
4位モリブデン
5位クロム
6位
7位パントテン酸
8位食物繊維
9位マンガン
10位亜鉛

セレンの効果と含有量の高い食品とは?

セレンは魚介、肉、豆類に多く含まれるミネラルですので摂取するのに不便を感じることは通常ありませんが、土壌にセレンが含まれることで食品の含有量が変化しますので作物の育つ土壌の影響を受けることとなります。

また、セレンは取りすぎたことによる過剰症が現われることがあり、セレン中毒、抜け毛、爪の変形、免疫低下などの症状がでるとも言われますので注意が必要ですが、適切な摂取では抗酸化作用をもつ酵素の構成物質でもありますので、細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用に間接的にかかわりますし、美容効果も期待されるミネラルです。

さらに、血液サラサラ効果があり血行促進に効果を持ちますし、水銀やカドミウム、砒素などの毒性を軽減させる拮抗作用をもつ栄養素で、尿での排出で体内調整され、欠乏すると貧血や関節痛などの症状が出るとされています。

アンコウの肝、たらこ、黒マグロ、レンズマメなどの食品に多く含まれますし、ビタミンEと一緒に摂ることでより効果が高まりますのでこうした食品の摂取や食べ合わせ、栄養バランスを考えた食生活を心がけましょう。

ナトリウムの取り過ぎと不足による影響

ナトリウムは摂取バランスが崩れると血管の緊張、血圧の上昇につながるミネラルで、過剰摂取でも不足でも問題があるとされています。

良く塩分の取りすぎは良くないと言われますが、逆に不足することも問題があるとの意見も多く適切な摂取、個人の生活習慣に合わせた摂取が望ましいといわれ、塩分の摂取の目安としては一日10g以下に抑えることが大切だといわれています。

また食塩はほとんどが塩化ナトリウムであることもありますので、ミネラル分などを多く含む自然塩を利用することでも過不足対策にもつながりますし、味わいの違った食生活につながります。

ナトリウムはラーメンのスープ、そばつゆ、即席めん、カップめん、そうめん、食塩、固形ブイヨン、みそ、梅干し、塩ザケなどの食品に多く含まれていますので、これらの食品の取りすぎには注意しましょう。

モリブデンの造血作用とプリン体の分解作用

モリブデンは貧血の予防につながる造血作用などをもつミネラルで、食品中に含まれるモリブデンの量は微量であるために、含有量の分析は難しいとされます。

老廃物でもあるプリン体を尿酸へ分解する働きをもち鉄の利用を高める性質を持ち、尿酸の合成に関わるミネラルで赤血球などに結合し全身に運ばれる栄養素です。

モリブデンは米、そばなどの穀類や、大豆、えんどう豆などの大豆類や豆腐、納豆などの大豆製品、レバーや乳製品などに多く含まれ体内に約9mgほど存在し、肝臓、腎臓、副腎に多いミネラルで微量ミネラルのひとつで吸収率がとても高い栄養素で、尿中によって排出され体内濃度は一定に保たれています。

そうめん、ひやむぎ(ゆで)には他の栄養素も豊富に含まれる

そうめん、ひやむぎ(ゆで)にはこれらの栄養素以外にもクロム、銅、パントテン酸、食物繊維、マンガン、亜鉛などの栄養素が幅広く含まれますので、日頃の栄養バランスに役立てましょう。

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