肉類のビタミンB6含有量のランキングと食事摂取基準を確認し、日々の健康管理に最適な食事に果実類やきのこ類、藻類など幅広いジャンルの食品や食べ物の摂取することで栄養バランスの良い食生活に役立ちます。
また、ビタミンB6不足であればサプリの活用も視野に入れつつ、過剰摂取気味であれば健康被害や病気の予防の為にも含有量の低い食品を中心とした食生活にする改善も必要となります。
ビタミンb6は穀類、種子、鶏や牛、豚のレバーなどの食べ物に多く含まれる栄養素で、タンパク質を分解しアミノ酸の合成、タンパク質の代謝などの効能を持ちます。
体内でビタミンb6は小腸から吸収されさまざまな組織に存在します。またリン酸と結合して補酵素型になった後に、脳や肝臓、筋肉など幅広い部位に多く存在します。
腸内細菌によって体内でビタミンB6が合成される上、米にはビタミンB6が豊富に含まれているので一般的には摂取し易い食習慣を日本人の多くは持っているものの、タンパク質の摂取量が増えると必要量が高まるので注意が必要でもあります。
鶏ささ身、牛レバー、マグロ(赤見)、さんま、にんにくなどに多く含まれますが、ここからはビタミンB6含有量の高い肉類のランキングとビタミンB6の食事摂取基準を確認して行きましょう。
ビタミンB6の食事摂取基準(mg/日)
ビタミンB6の食事摂取基準は各栄養素ごとに基準値の違いがありますが、年齢を重ねると共に体の変化や代謝機能の変化なども合わせてありますのでビタミンB6や他の栄養素も含めた栄養バランスの整った食事メニューを取り入れましょう。
今回は数ある食品群の穀類、いも及びでん粉類、砂糖及び甘味類、豆類、種実類、野菜類、果実類、きのこ類、藻類、魚介類、肉類、卵類、乳類、油脂類、菓子類、し好飲料類、調味料及び香辛料類、調理加工食品類などがありますが、ビタミンB6含有量の高い肉類の食品ランキングと食事摂取基準を見て行きたいと思います。
ビタミンB6の食事摂取基準(mg/日)1 | ||||||||
性別 | 男性 | 女性 | ||||||
年齢等 | 推定平均必要量 | 推奨量 | 目安量 | 耐容上限量 | 推定平均必要量 | 推奨量目安量 | 耐容上限量 | |
3~5(歳) | 0.5 | 0.6 | ― | 15 | 0.5 | 0.6 | ― | 15 |
18~29(歳) | 1.2 | 1.4 | ― | 55 | 1.0 | 1.2 | ― | 45 |
30~49(歳) | 1.2 | 1.4 | ― | 60 | 1.0 | 1.2 | ― | 45 |
50~69(歳) | 1.2 | 1.4 | ― | 55 | 1.0 | 1.2 | ― | 45 |
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 アミノ酸含有量 食事摂取基準量 |
出典先URL:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000041733.html
肉類の食べ物のビタミンB6含有量ランキング
ビタミンB6を多く含む肉類の食品ジャンル別の含有量ランキングは以下の数値の通りですが、確認後に食生活に活かすことが重要です。食べやすい食材や嫌いな食材などさまざまですが、これらのデータを活かし食事摂取基準を満たすような食事メニューを心がけましょう。
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食品別の標準成分表、含有栄養素ランキング(100g辺り) | |
食品名 | 含有量 |
サーロイン赤 | 5.3mg |
加工品ビーフジャーキー | 0.85mg |
しちめんちょう肉、皮なし、生 | 0.72mg |
ひき肉生 | 0.68mg |
きじ肉、皮なし、生 | 0.65mg |
副生物生 | 0.65mg |
うずら肉、皮なし、生 | 0.61mg |
ささ身生 | 0.60mg |
すずめ肉、骨・皮つき、生 | 0.59mg |
ささ身ゆで | 0.58mg |
ほろほろちょう肉、皮なし、生 | 0.57mg |
サーロイン赤肉、生 | 0.54mg |
むね皮なし、生 | 0.54mg |
くじらミンクくじら8)肉、赤肉、生 | 0.54mg |
うさぎ家うさぎ肉、赤肉、生 | 0.53mg |
はと肉、皮なし、生 | 0.53mg |
うずら肉、皮つき、生 | 0.53mg |
生ハム長期熟成 | 0.52mg |
ささ身焼き | 0.52mg |
ランプ赤肉、生 | 0.52mg |
いのぶた肉、脂身つき、生 | 0.48mg |
ヒレ赤肉、生 | 0.48mg |
リブロース皮下脂肪なし、生 | 0.48mg |
トコフェロール皮なし、生 | 0.47mg |
ランプ皮下脂肪なし、生 | 0.47mg |
加工品ローストビーフ | 0.47mg |
サーロイン皮下脂肪なし、生 | 0.46mg |
むね皮つき、生 | 0.45mg |
ランプ脂身つき、生 | 0.44mg |
もも皮下脂肪なし、焼き | 0.43mg |
生ハム促成 | 0.43mg |
ロース赤肉、生 | 0.43mg |
そともも赤肉、生 | 0.43mg |
もも赤肉、生 | 0.42mg |
サーロイン脂身つき、生 | 0.42mg |
そともも皮下脂肪なし、生 | 0.41mg |
もも皮下脂肪なし、生 | 0.40mg |
リブロース赤肉、生 | 0.39mg |
かたロース赤肉、生 | 0.39mg |
ロース皮下脂肪なし、生 | 0.39mg |
もも皮下脂肪なし、ゆで | 0.38mg |
トコフェロール赤肉、生 | 0.37mg |
かた赤肉、生 | 0.36mg |
いのしし肉、脂身つき、生 | 0.35mg |
かたロース皮下脂肪なし、生 | 0.35mg |
そともも脂身つき、生 | 0.34mg |
リブロース脂身つき、生 | 0.34mg |
かた皮下脂肪なし、生 | 0.33mg |
あひる肉、皮つき、生 | 0.33mg |
かたロース脂身つき、生 | 0.33mg |
ロース脂身つき、焼き | 0.33mg |
あいがも肉、皮つき、生 | 0.32mg |
ロース脂身つき、ゆで | 0.32mg |
ロース脂身つき、生 | 0.31mg |
フォアグラゆで | 0.30mg |
ハム類ショルダー | 0.27mg |
手羽皮つき、生 | 0.27mg |
もも皮なし、ゆで | 0.26mg |
もも皮なし、焼き | 0.26mg |
ばら皮下脂肪なし、生 | 0.26mg |
やぎ肉、赤肉、生 | 0.26mg |
もも脂身つき、生 | 0.25mg |
リブロース脂身つき、焼き | 0.25mg |
ソーセージ類生ソーセージ | 0.25mg |
ハム類骨付 | 0.25mg |
ソーセージ類ドライ | 0.24mg |
もも皮つき、焼き | 0.24mg |
ハム類ボンレス | 0.24mg |
ばら脂身つき、生 | 0.23mg |
ハム類ロース | 0.23mg |
かえるうしがえる肉、生 | 0.22mg |
ベーコン類ロース | 0.22mg |
もも皮なし、生 | 0.22mg |
ばら 脂身つき、生 | 0.21mg |
もも皮つき、ゆで | 0.21mg |
ソーセージ類セミドライ | 0.20mg |
ソーセージ類リオナ | 0.20mg |
もも皮つき、生 | 0.18mg |
ベーコン類ベーコン | 0.18mg |
ベーコン類ショルダー | 0.18mg |
リブロース脂身つき、ゆで | 0.17mg |
ソーセージ類レバー | 0.16mg |
トコフェロールチョップド | 0.16mg |
ソーセージ類ボロニア | 0.15mg |
ソーセージ類フランクフルト | 0.15mg |
ハム類プレス | 0.14mg |
加工品スモークタン | 0.13mg |
いなごつくだ煮 | 0.12mg |
トコフェロールむね、生 | 0.12mg |
かた脂身つき、生 | 0.12mg |
すっぽん肉、生 | 0.11mg |
リブロース脂身、生 | 0.10mg |
ソーセージ類ウインナー | 0.10mg |
ハム類混合プレス | 0.09mg |
かたロース脂身、生 | 0.09mg |
もも脂身、生 | 0.08mg |
ロース脂身、生 | 0.08mg |
ソーセージ類混合 | 0.08mg |
かた脂身、生 | 0.07mg |
加工品味付け缶詰 | 0.06mg |
くじらミンクくじら8)うねす、生 | 0.06mg |
トコフェロール脂身、生 | 0.06mg |
豚足ゆで | 0.05mg |
トコフェロール生 | 0.04mg |
トコフェロールもも、生 | 0.04mg |
はちはちの子缶詰 | 0.04mg |
加工品コンビーフ缶詰 | 0.04mg |
軟骨生 | 0.03mg |
うま肉、赤肉、生 | 0.02mg |
くじらミンクくじら8)本皮、生 | 0.01mg |
大腸生 | 0.01mg |
そともも脂身、生 | 0.01mg |
トコフェロールゆで | 0.01mg |
大腸ゆで | 0mg |
くじらミンクくじら8)さらしくじら | 0mg |
副生物ゆで | 0mg |
食品標準成分表 |
出典元URL : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm
ビタミンAはレチノール、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテンは除外し、レチノール当量です。
ビタミンEはα-トコフェノールで表記し、β-トコフェノール、γ-トコフェノール、δ-トコフェノールは除外しています。
食物繊維は水溶性、不溶性の総量で表示しています。
n-6系、n-3系脂肪酸は共に多価不飽和脂肪酸の含有量で表示しています。
まとめ
肉類に含有されるビタミンB6含有量の上位と一日に食べるビタミンB6の食事摂取基準量をあわせて確認し日々の食生活に活かすと共に、重要な栄養分のビタミンB6の摂取量基準を知り病気の予防や健康維持に役立てましょう。
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