ぎんなんやくるみ、アーモンドなどの種実類のパントテン酸含有量のランキングと食事摂取基準を活用し、過不足のないように豆類や種実類、野菜類など多彩な食材を活かしたレシピでバランスの取れた栄養管理に非常に役立ちます。
また、パントテン酸不足であればサプリの活用も視野に入れつつ、過剰に偏った食生活に陥らないように注意しましょう。
パントテン酸は脂質の取りすぎなどが原因で起こる血液ドロドロの状態の改善にもつながる効能をもち、悪玉コレステロール(LDL)を処理する為に肝臓へと運搬する善玉コレステロール(HDL)の増殖をうながすと言われています。
また喫煙や運動不足、肥満、ストレス過多などさまざまな要因でも血液のドロドロ化が起こりえますし、動脈硬化などの怖い病気の原因のひとつとも言われますので常日頃からの注意が必要になりますのでパントテン酸の適切な摂取が求められます。
さらにさまざまな代謝機能をもつ酵素にとっても非常に重要な存在であり、パントテン酸が無いと働けない酵素もありますので代謝機能にとっては必須ともいえるビタミンがパントテン酸になります。
ただパントテン酸は体内で合成される性質を持ちますので、過剰に意識しすぎることは無いとも言われていますし、多くの食べ物や食品に含まれますので大小はあれど普段から摂取していることの多い栄養素です。
レバー、鶏肉、アボカド、カリフラワー、モロヘイヤ、卵などに多く含まれるパントテン酸ですが、ここからはパントテン酸含有量の高い種実類のランキング上位の食品とパントテン酸の食事摂取基準を確認して行きましょう。
パントテン酸の食事摂取基準(mg/日)
パントテン酸の食事摂取基準は各栄養素ごとに基準値の違いがありますが、食べ物の好き嫌いや家計などの問題点も検討した上でパントテン酸を日々の食生活から摂取することが大切です。
今回は数ある食品群の穀類、いも及びでん粉類、砂糖及び甘味類、豆類、種実類、野菜類、果実類、きのこ類、藻類、魚介類、肉類、卵類、乳類、油脂類、菓子類、し好飲料類、調味料及び香辛料類、調理加工食品類などがありますが、パントテン酸含有量の高い種実類の食品ランキングと食事摂取基準を見て行きたいと思います。
パントテン酸の食事摂取基準(mg/日) | ||
性別 | 男性 | 女性 |
年齢等 | 目安量 | 目安量 |
3-5(歳) | 4 | 4 |
18-29(歳) | 5 | 4 |
30-49(歳) | 5 | 4 |
50-69(歳) | 5 | 5 |
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 アミノ酸含有量 食事摂取基準量 |
出典先URL:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000041733.html
種実類の食べ物のパントテン酸含有量ランキング
パントテン酸を多く含む種実類の上位はこちらですが、それぞれ食品によって含有量も違っていることが分かります。食べやすい食材や嫌いな食材などさまざまですが、これらのデータを活かし食事摂取基準を満たすような食事メニューを心がけましょう。
食品別の標準成分表、含有栄養素ランキング(100g辺り) | |
食品名 | 含有量 |
はす成熟 乾 | 3.41mg |
まつ乾 | 2.56mg |
ナッツバターピーナッツ | 2.42mg |
まついり | 2.19mg |
ナッツピーナッツバター | 1.88mg |
ひまわりフライ 味付け | 1.66mg |
えごま乾 | 1.65mg |
ペカンフライ 味付け | 1.49mg |
ぎんなん生 | 1.38mg |
カシューナッツフライ 味付け | 1.32mg |
ヘーゼルナッツフライ 味付け | 1.07mg |
日本ぐりゆで | 1.06mg |
ピスタチオいり 味付け | 1.06mg |
日本ぐり生 | 1.04mg |
すいかいり 味付け | 1.04mg |
ぎんなんゆで | 0.97mg |
はす未熟 生 | 0.85mg |
けし乾 | 0.81mg |
ひし生 | 0.71mg |
くるみいり | 0.67mg |
アーモンド乾 | 0.66mg |
かぼちゃいり 味付け | 0.65mg |
かやいり | 0.62mg |
アーモンドフライ 味付け | 0.60mg |
まつ生 | 0.59mg |
しい生 | 0.59mg |
中国ぐり甘ぐり | 0.57mg |
ごま乾 | 0.56mg |
あさ乾 | 0.56mg |
ごまいり | 0.51mg |
マカダミアナッツいり 味付け | 0.50mg |
ごまむき | 0.39mg |
ココナッツココナッツパウダー | 0.25mg |
ブラジルナッツフライ 味付け | 0.23mg |
日本ぐり甘露煮 | 0.18mg |
とち蒸し | 0mg |
食品標準成分表 |
出典元URL : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm
ビタミンAはレチノール、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテンは除外し、レチノール当量です。
ビタミンEはα-トコフェノールで表記し、β-トコフェノール、γ-トコフェノール、δ-トコフェノールは除外しています。
食物繊維は水溶性、不溶性の総量で表示しています。
n-6系、n-3系脂肪酸はともに多価不飽和脂肪酸の含有量で表示しています。
まとめ
ぎんなんやくるみ、アーモンドなどの種実類の上位に位置するパントテン酸含有量の高い順位と一日に摂取するパントテン酸の食事摂取基準量をチェックして健康や美容に活かし、重要な栄養分のパントテン酸の摂取量基準を正しい食生活を心がけましょう。
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