ラクトフェリンはサプリメントでも人気の成分でその効能に注目が集まっており、ライオンやDHC、森下仁丹などがラクトフェリンを配合したサプリなどの商品を販売しています。
このラクトフェリンとは一体どのような成分でどのような効能、効果があるのでしょうか?そもそも、ラクトフェリンは牛乳やチーズ、ヨーグルトやスキムミルクなどの食品にも含まれている成分であり、これらの食べ物を摂取する事でラクトフェリンを摂取する事が可能です。
また赤ちゃんを育てる際の母乳にはとても豊富なラクトフェリンが含まれており、赤ちゃんの発育や病原菌、ウイルス、細菌などの感染を予防していると言われています。
このように生まれたての弱い状態の赤ちゃんにとってとても重要な働きをもつ事から、それらの効能や効果、働きに注目が集まっています。
ラクトフェリンとは?
ラクトフェリンとは乳汁、唾液、涙などに含まれる糖たんぱく質の事であり多機能たんぱく質でもあります。抗菌作用がありますので免疫力の弱い赤ちゃんの場合には母乳からの摂取を行いあらゆる菌に対する耐性をつける重要な働きを持ちます。
また抗菌作用のみならず、ウイルス、細菌などに対する効果、免疫力向上や創傷治癒の促進、脂質の代謝効果があるとされています。
これらは赤ちゃんの発育や育児の際には全てが重要となってきますが、特に注目したい所が脂質の代謝です。
ラクトフェリンの脂質代謝効果が凄い
ラクトフェリンには血液中の中性脂肪と遊離脂肪酸、肝臓中の中性脂肪とコレステロールを減少させる働きがあると言われており、これらが脂質の代謝に拠る効果であると言われています。
これらの効果は健康管理の面でも生活習慣病の予防の面でも重要なものばかりであり、基礎代謝の下がってくる40代以降の多くの方々が悩まれている症状でもあります。
食事制限や運動量増加などを習慣的に行う事でこれらの数値を改善する事は可能となりますが、脂質の代謝効果が高いラクトフェリンを摂取する事で効果を高める事にも繋がります。
中性脂肪が高くなる原因と影響
中性脂肪が増える原因として挙げられるのが日々の食生活です。もちろん遺伝や病気などもありますが、中性脂肪の増加や高まりに関して主に注意すべきは日々の食事内容、食材、栄養素などが挙げられます。
特に炭水化物を多く含む食品や食べ物に注意が必要で白米や麺類、クッキー、菓子パンなどの食べ過ぎや過剰摂取、偏った暴飲暴食などに注意が必要で、これらを毎日食す食生活の場合は改善や修正を行う必要性が高いといえるでしょう。
中性脂肪の蓄積は肥満の状態に至りますので、食生活に気をつける、脂質の代謝を促進するなどの対応を行わなければ肥満の進行となりメタボなどで悩む事となるでしょう。
基礎代謝低下の影響と対策
基礎代謝とは人の生命活動で行われる代謝の事で年齢と共に基礎代謝量は低下していくと言われています。その結果年齢と共にカロリーの消費や脂質や糖質の代謝が低下し脂肪が付きやすい体質になり、中年太りや肥満、メタボリックシンドロームになりやすくなります。
こうした状況の予防や対策として挙げられるのが筋肉を付ける方法で、筋肉は代謝量を挙げる効果があり体温を上昇させ免疫力の向上などにも繋がります。その為習慣的な運動や筋トレを行う事は年齢と共に低下してくる基礎代謝の向上、下がった分を補う効果的な方法だと言えるでしょう。
ラクトフェリンの抗酸化作用の効果と効能
抗酸化作用は健康や美容、老化防止などには欠かせない働きであり多くの栄養素が抗酸化作用を持っています。特にビタミンA、C、E、ポリフェノール、リコピン、カロテンなどが抗酸化作用を持ち、同じくラクトフェリンにもこれら栄養素と同じく抗酸化作用があります。
老化防止は食べ物から!抗酸化作用で活性酸素を抑え美肌、ダイエットに効く食材とは?
抗酸化作用は体内で発生する活性酸素を抑えたり消去する事で、この活性酸素が体に与える悪影響を未然に防いだり最小限に抑える効果があります。この活性酸素は体の様々な部分や細胞を酸化させてしまい老化を促進させてしまう為、この働きを予防する事で老化防止や美肌などに繋がります。
お肌のしみ、シワ、たるみ、ハリや潤いなどお肌の悩みを解決するには抗酸化作用をもつ栄養素や食べ物の摂取が効果的ですので、ラクトフェリンの摂取でもこうした働きが期待できます。
抗酸化作用がある栄養素はこちらです。
βカロテンは強い抗酸化作用をもつ
βカロテンはビタミンAの全躯体であり体内の必要量に応じてビタミンAに変化して様々な効果や効能、働きがありβカロテンで特に挙げられるのが抗酸化作用で、既に挙げたとおり体内の活性酸素を消去する働きを持ちます。
こうした働きには癌の予防なども期待できると言われており、生活習慣病の予防に非常に有効であると言われています。
βカロテンを多く含む食べ物。
- 人参
- かぼちゃ
- ほうれん草
ビタミンEの効果と豊富に含む食材
ビタミンEを含む食べ物と効果!抗酸化作用と活性酸素の関係とは?
ビタミンEにもラクトフェリンと同様に強い抗酸化作用があり活性酸素を消去する効能を持ちます。活性酸素は電子が不足する事で人体に悪影響を及ぼす事となりますが、このフリーラジカルと呼ばれる状態を解消し無毒化する、活動を抑える働きがビタミンEにはあると言われています。
日焼け、シミ、肌荒れなどに効果的と言われており、血中コレステロールの運搬を助け動脈硬化の予防にも効果があります。
ビタミンEを多く含む食べ物。
まとめ
ラクトフェリンには赤ちゃんを育てる際の母乳に多く含まれる成分で、その効果は抗菌作用、免疫力の向上、脂質の代謝促進などがあります。
これらは赤ちゃんのみならず大人の男女でも健康や美容、ダイエットなどに効果があるとされ注目されているのがラクトフェリンですので試してみるものいいかもしれません。