カップめんには中華風、和風などさまざまな種類が販売されており、やきそば、パスタ風の味付けや生めんタイプの本格派やうどんやパスタなど多くの麺類が販売されています。
これらカップめんの中でも今回は和風スタイルのカップめんに含まれる栄養素とそれぞれの栄養素の効果や効能を確認し、日々の健康管理や栄養バランスに役立てましょう。

和風スタイル即席カップめん(油揚げ)にはナトリウム、ビタミンE、リン、カルシウム、ビタミンB2、ビタミンB1、マンガン、銅、食物繊維、マグネシウムなどの栄養素の含有量が摂取基準量に対して高い割合で含まれます。
塩分は取り過ぎに注意が必要な場合があり、一日の摂取基準量の10g以下に抑えるように心がけ、過不足のない塩分摂取を習慣付けることが大切ですし、発汗の多い生活習慣の際は多めに取るなど適切な摂取が重要です。
また、抗酸化作用をもつビタミンEはナイアシンとの組み合わせで血流が良くなる効果があると言われますので摂取組み合わせなども大切ですし、ビタミンEは強い抗酸化作用をもちますがビタミンE自体も酸化しやすいものの多くの害を及ぼす活性酸素といち早く結合し無毒化にすることで、細胞の酸化を防ぎます美容や老化防止に役立ちます。
これらの働きをもつ栄養素を含む和風スタイル即席カップめん(油揚げ)の効果や効能、栄養素の含有量と効果効能を確認して行きましょう。
和風スタイル即席カップめん(油揚げ)の栄養素の含有量の一覧
和風スタイル即席カップめん(油揚げ)にはナトリウム、ビタミンE、リン、カルシウム、ビタミンB2、ビタミンB1、マンガン、銅、食物繊維、マグネシウムが含まれますが、塩分の取りすぎが気になる場合には普段摂取することの多い食塩は99%以上が塩化ナトリウムの場合が多いですので、他のミネラルなどを含む自然塩などの活用も検討するといいでしょう。
また、余分な塩分排出効果のあるカリウムの摂取を心がけるなどの食生活の改善も有効ですし、抗酸化作用をもつビタミンEは取りすぎたことによる過剰症はほぼないとされていますし、豊富に含んでいるかぼちゃにはビタミンC、A、Eなど抗酸化作用が高い栄養素が3種類とも含まれますのでおすすめの食べ物のひとつです。
リンはたんぱく質、脂質、糖質結合し有機リン化合物として摂取されカルシウムと共に骨を作りますし、マグネシウムにはカルシウムとカリウムの体内バランスを保つ役割も考えられるなどそれぞれの働きがありますので、こうした働きをもつそれぞれの栄養素の含有量を確認しておきましょう。
食品番号 | 01062 |
ジャンル | 和風スタイル即席カップめん |
食品名 | 油揚げ |
廃棄率 | 0 % |
エネルギー | |
kcal | 451 kcal |
kJ | 1887 kJ |
水分 | 5.0 g |
たんぱく質 | 10.9 g |
アミノ酸組成によるたんぱく質 | 0 g |
脂質 | 20.1 g |
トリアシルグリセロール当量 | 19.4 g |
炭水化物 | 56.6 g |
灰分 | 7.4 g |
無機質 | |
ナトリウム | 2700 mg |
カリウム | 180 mg |
カルシウム | 180 mg |
マグネシウム | 32 mg |
リン | 230 mg |
鉄 | 1.1 mg |
亜鉛 | 0.6 mg |
銅 | 0.12 mg |
マンガン | 0.66 mg |
ヨウ素 | 0 μg |
セレン | 0 μg |
クロム | 0 μg |
モリブデン | 0 μg |
ビタミン | |
A レチノール | 0 μg |
A α-カロテン | 0 μg |
A β-カロテン | 56 μg |
A β-クリプトキサンチン | 0 μg |
A β-カロテン当量 | 56 μg |
A レチノール当量 | 5 μg |
D | 0.2 μg |
E α-トコフェノール | 2.2 mg |
E β-トコフェノール | 0.2 mg |
E γ-トコフェノール | 3.1 mg |
E δ-トコフェノール | 2.4 mg |
K | 7 μg |
B1 | 0.24 mg |
B2 | 0.30 mg |
ナイアシン | 1.1 mg |
B6 | 0.05 mg |
B12 | 0.2 μg |
葉酸 | 15 μg |
パントテン酸 | 0.41 mg |
ビオチン | 0 μg |
C | 1 mg |
脂肪酸 | |
飽和脂肪酸 | 9.08 g |
一価不飽和脂肪酸 | 7.15 g |
多価不飽和脂肪酸 | 2.27 g |
コレステロール | 6 mg |
食物繊維 | |
水溶性 | 1.3 g |
不溶性 | 0.6 g |
総量 | 1.9 g |
食塩相当量 | 6.9 g |
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 | |
アミノ酸含有量 食事摂取基準量 | |
文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会 日本食品標準成分表2010のデータより抜粋 出典URL : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm |
和風スタイル即席カップめん(油揚げ)の栄養素で摂取基準量に対して高い含有量のもの
※ 30~49歳の女性の目安量、推奨量を元に含有量の割合を出しています。
※ ビタミン類、ミネラル類のみの含有量から比率の高い栄養素をまとめています。
1位 | ナトリウム |
2位 | ビタミンE |
3位 | リン |
4位 | カルシウム |
5位 | ビタミンB2 |
6位 | ビタミンB1 |
7位 | マンガン |
8位 | 銅 |
9位 | 食物繊維 |
10位 | マグネシウム |
麺類はナトリウムが多い!塩分の取り過ぎに注意
塩分の取りすぎは高血圧やむくみなどの症状につながりますし、血管の硬化を生みさまざまなあ健康への悪影響があるとも言われますので注意が必要です。
ナトリウムの摂取基準量は一日あたり10g以下に抑えるように心がけが必要とされていますが、カップめんなどのインスタント食品には多くの塩分、ナトリウムが含まれていることが多いので取り過ぎには注意が必要です。
また、ラーメンなどのスープなどには高い塩分と化学調味料なども含まれていますので、偏った食事、カップめんの食べ過ぎにも注意が必要ですので、塩分の取り過ぎとともに気をつけたいところです。
しかし、ナトリウムは細胞外液量を維持する働きや摂取バランスが崩れると血管の緊張、血圧の上昇につながる症状が現われますし重要なミネラルですので、過剰に制限することなく必要に応じて摂取することも大切だといわれます。
とりすぎた塩分の排出にやくだつカリウムの摂取などを行い、取り過ぎない食生活と余分な塩分の排出につなげましょう。
ビタミンEの抗酸化作用で美容や老化防止に役立てよう
ビタミンEは活性酸素を消去する働きがあり、老化防止や美肌効果などにつながりますし、血液サラサラ効果、血行促進効果、ガンの予防につながる働きもあります。
脂肪組織、心筋、筋肉、肝臓、骨髄、子宮などの生体膜に存在するビタミン類です、細胞の酸化を予防しますので、これらの臓器や部位の酸化を防ぐことで大きな効能を生みますし、動脈硬化の予防に役立ち、血液をドロドロにする過酸化脂質の解消などにも効果を持ちます。
ナイアシンとビタミンEの組み合わせで血流が良くなる効果がた高まるとも言われますし、同じく抗酸化作用をもつビタミンA、C、Eなどを合わせて摂取することも効果を高めるポイントです。
カップめんにこれらを期待することはありえませんが、そうした効果をもつビタミンEが含まれています。
リンは骨に関わる効果がありカルシウムとのバランスが重要
リンは骨への沈着、血中の溶出、腎臓からの吸収でバランスを保つ特徴があり、不足したことによる欠乏症では食欲減少、体重減少、骨の石灰化の阻害などの症状がでるとも言われます。
しかし、カップめんなどには多くのリンが含まれていることがあり、過剰すぎるリンの摂取はカルシウムの骨からの流出をうむとも言われますので骨密度の低下や骨の弱体化につながります。
特に成長期の子供にこうした状況が起こることは問題も多いので、リンの過剰摂取につながりやすいカップめんやインスタント食品ばかりの食事には注意が必要です。
しかし、リンはたんぱく質、脂質、糖質結合し有機リン化合物として摂取され、カルシウムと共に骨を作る重要なミネラルですし、細胞膜のリン脂質、核酸の成分として働き、排尿での体内バランスを保ちます。
適切な摂取とカップめんに頼らない食生活を心がけましょう。
和風スタイル即席カップめん(油揚げ)には他の栄養素も豊富に含まれる
和風スタイル即席カップめん(油揚げ)にはこれらの栄養素以外にもカルシウム、ビタミンB2、ビタミンB1、マンガン、銅、食物繊維、マグネシウムなどの栄養素が幅広く含まれますので、日頃の栄養バランスに役立てましょう。