パン粉(生)の栄養素、成分の効果効能と種類の違いとは?

パン粉(生)はつなぎや揚げ物などに使われることが多く、日本では食パンを使った生パン粉が主流で日本で生み出されたこともあり豚カツやフライ料理などの揚げ物に使用することで定着している食材です。

通常パン粉は乾燥したパンやクラッカーを粉砕したものがヨーロッパ発祥の伝統的なパン粉で未乾燥のパンをほぐして作る生パン粉は日本発祥で日本では主流のパン粉で、その生パン粉を乾燥させて作る乾燥パン粉などがあります。

これらパン粉(生)に含まれている核栄養素の一覧とそれぞれの含有量や栄養素の効果や効能を確認し、日々の健康管理や栄養バランスに役立てましょう。

パン粉
パン粉

パン粉(生)にはナトリウム、銅、葉酸、食物繊維、マンガン、リン、パントテン酸、ビタミンB1、鉄、ナイアシンなどの栄養素の含有量が摂取基準量に対して高い割合で含まれますぐ、パンを元に作られていることから塩分も多く含まれています。

ナトリウムはラーメンのスープ、そばつゆ、即席めん、カップめん、そうめん、食塩、固形ブイヨン、みそ、梅干し、塩ザケなどの食品に多く含まれますが、海水を元に製造された粗製塩では不純物なども含まれており味わいに丸みがある、他のミネラル分を含むなどの特徴がありますので、ほぼ塩化ナトリウムの食塩などとの違いも多くあるので日々の食生活に活用すると健康的です。

また、銅は鉄の働きを補助するミネラルで活性酸素の除去や赤血球に関わり、銅不足時はヘモグロビンをきちんと合成できず赤血球で酸素を運ぶ役割に悪影響が現われますので注意が必要ですし、葉酸は亜鉛の吸収の阻害、欠乏症では食欲不振、口内炎などの症状が出ますので合わせて注意しましょう。

これらの働きをもつ栄養素を含むパン粉(生)の効果や効能、栄養素の含有量と効果効能を確認して行きましょう。

パン粉(生)の栄養素の含有量の一覧

パン粉(生)にはナトリウム、銅、葉酸、食物繊維、マンガン、リン、パントテン酸、ビタミンB1、鉄、ナイアシンが含まれますが、ナトリウムは摂取バランスが崩れると血管の緊張、血圧の上昇につながる症状が現われますので注意が必要で、取りすぎたことによる過剰症はミネラルバランスの乱れ、むくみ、細胞外液や血液の量の増加、高血圧症、胃がんの促進因子となるとも言われます。

銅は牛、豚、鶏レバー、イイダコ、シャコ、牡蠣、かに、海老、いか、アーモンドなどの食品に多く含まれていますがパン粉にも含まれており、腸管からの鉄の吸収や貯蔵を助け、摂取量が少ないと吸収率が高まる特徴を持ちます。

葉酸は妊娠時に重要とされる栄養素で、赤血球を生成したり代謝をよくしたりするのに必要すが、過剰摂取ではじんましん、過敏症、亜鉛の吸収阻害などの症状がでるとも言われますので注意も必要など、こうした働きをもつそれぞれの栄養素の含有量を確認しておきましょう。

食品番号01077
ジャンルパン粉
食品名
廃棄率0 %
エネルギー
kcal280 kcal
kJ1172 kJ
水分35.0 g
たんぱく質11.0 g
アミノ酸組成によるたんぱく質0 g
脂質5.1 g
トリアシルグリセロール当量4.7 g
炭水化物47.6 g
灰分1.3 g
無機質
ナトリウム350 mg
カリウム110 mg
カルシウム25 mg
マグネシウム29 mg
リン97 mg
1.1 mg
亜鉛0.7 mg
0.15 mg
マンガン0.47 mg
ヨウ素0 μg
セレン0 μg
クロム0 μg
モリブデン0 μg
ビタミン
A レチノール0 μg
A α-カロテン0 μg
A β-カロテン3 μg
A β-クリプトキサンチン0 μg
A β-カロテン当量3 μg
A レチノール当量0 μg
D0 μg
E α-トコフェノール0.3 mg
E β-トコフェノール0.2 mg
E γ-トコフェノール0.4 mg
E δ-トコフェノール0.3 mg
K0 μg
B10.11 mg
B20.02 mg
ナイアシン1.2 mg
B60.05 mg
B120 μg
葉酸40 μg
パントテン酸0.41 mg
ビオチン0 μg
C0 mg
脂肪酸
飽和脂肪酸1.55 g
一価不飽和脂肪酸1.80 g
多価不飽和脂肪酸1.15 g
コレステロール0 mg
食物繊維
水溶性1.2 g
不溶性1.8 g
総量3.0 g
食塩相当量0.9 g
 食品標準成分表  栄養素別、食品含有量
 アミノ酸含有量  食事摂取基準量 
文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会
日本食品標準成分表2010のデータより抜粋
出典URL : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm

パン粉(生)の栄養素で摂取基準量に対して高い含有量のもの

※ 30~49歳の女性の目安量、推奨量を元に含有量の割合を出しています。
※ ビタミン類、ミネラル類のみの含有量から比率の高い栄養素をまとめています。

1位ナトリウム
2位
3位葉酸
4位食物繊維
5位マンガン
6位リン
7位パントテン酸
8位ビタミンB1
9位
10位ナイアシン

ナトリウムは取り過ぎに注意!適切な摂取を心がけよう

ナトリウムはラーメンのスープ、そばつゆ、即席めん、カップめん、そうめん、食塩、固形ブイヨン、みそ、梅干し、塩ザケなどの食品に多く含まれており、ついつい多くとりすぎてしまうことも多いので注意が必要です。

塩分の取りすぎでは、ミネラルバランスの乱れ、むくみ、細胞外液や血液の量の増加、高血圧症、胃がんの促進因子とも言われますし、摂取バランスが崩れると血管の緊張、血圧の上昇につながる症状が現われますので注意しましょう

適切なナトリウムの摂取量は一日10g以下とされており、この基準以下に抑えるよう心がけが必要ですし、不足することも問題がありますの過不足のない塩分摂取を習慣付けたい所で、食塩は99%以上が塩化ナトリウムの場合が多いですので他のミネラルなどを含む自然塩などの活用も検討するといいでしょう。

銅は鉄の働きを補助し活性酸素の除去に効果をもつ

銅は牛、豚、鶏レバー、イイダコ、シャコ、牡蠣、かに、海老、いか、アーモンドなどの食品に多く含まれるミネラルで、同じくミネラルの鉄の働きを補助し活性酸素の除去に効果をもちます。

活性酸素は取り込んだ酸素が一定の割合で発生し、細胞の酸化など良くない影響がありますので、抗酸化作用をもつ栄養素のビタミンA、C、Eなどを摂取することが大切ですが、銅の摂取でもこの活性酸素の除去につながるので酸化防止や美容、健康、老化防止などにつながります。

赤血球に関わる働きを持ちますので、銅が不足するとヘモグロビンをきちんと合成できずに赤血球で酸素を運ぶ役割に悪影響が現われますし、免疫細胞がうまく働かなくなるとも言われていますので適切な摂取が必要なミネラルです。

抗菌作用や消臭効果があるとも言われ、貧血予防、免疫力向上、動脈硬化の予防、成長促進、髪や肌の健康を保つ効果をもつミネラルですので、不足しないようにしっかりと摂取しましょう。

葉酸は妊娠時に特に重要となるビタミン

葉酸は亜鉛の吸収の阻害、欠乏症では食欲不振、口内炎などの症状が現われますが、赤血球を生成したり代謝をよくしたりするのに必要なビタミンですのでとても重要な働きをもちます。

造血作用がありますので鉄分などと同様に貧血対策に効果をもつ栄養素で、特に貧血気味になることの多い女性は摂取しておきたい栄養素ですし、妊娠前の妊活中から出産、育児期に非常に重要となる栄養素です。

妊娠は胎児の発育に必要な栄養素の摂取や生活習慣が必要となりますが、この葉酸は胎児の発育に大きく関わるビタミンですので、妊娠前の時期からしっかりと摂取しておく必要がありますし妊娠初期の胎児の発育にも大きくかかわりますのでこの時期の摂取には注意を払いましょう。

母体全体に葉酸が行き渡るのには約1か月かかるとも言われますので、葉酸は日々の摂取が非常に重要になるビタミンです。

パン粉(生)には他の栄養素も豊富に含まれる

パン粉(生)にはこれらの栄養素以外にも食物繊維、マンガン、リン、パントテン酸、ビタミンB1、鉄、ナイアシンなどの栄養素が幅広く含まれますので、日頃の栄養バランスに役立てましょう。

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