卵類のリン含有量のランキングと食事摂取基準を参考にし、日々の健康管理に最適な食事に砂糖及び甘味類や豆類、種実類など他の含有量の高い食材と組み合わせることでも摂取効率を高めることにつながります。
また、リン不足であればサプリの活用も視野に入れつつ、栄養素の特徴を確認し健康や美容対策として食生活につなげましょう。

リンは過剰に摂取するとカルシウムの血中への流出により骨粗鬆症などにつながるとも言われており、便利なインスタント食品などに多く含まれるリン酸塩の過剰摂取などがこれらの症状を引き起こす原因になっているといわれています。
幅広い食品に含まれるリンは通常あまり不足はしませんが、便利になった食生活の中で過剰症が心配される状態です。
反面、骨の構成物質であったりカルシウムとマグネシウムと共に骨や歯の成長や維持に重要であるなど、多くの効能も持ちますので日々の食事の中で適切な摂取が求められる栄養素であり、ミネラル分です。
卵焼きなどの卵料理、卵スープや卵かけご飯など幅広いレシピをもつリン含有量の高い卵類の食品のランキングとリンの食事摂取基準を確認して行きましょう。
リンの食事摂取基準(mg/日)
リンの食事摂取基準はひとつの目安となりますが、これらを参考に適切な摂取量でリンなど重要な栄養素が不足状態に陥らないように正しく摂取するようにしましょう。
今回は数ある食品群の穀類、いも及びでん粉類、砂糖及び甘味類、豆類、種実類、野菜類、果実類、きのこ類、藻類、魚介類、肉類、卵類、乳類、油脂類、菓子類、し好飲料類、調味料及び香辛料類、調理加工食品類などがありますが、リン含有量の高い卵類の食品ランキングと食事摂取基準を見て行きたいと思います。
リンの食事摂取基準(mg/日) | ||||
性別 | 男性 | 女性 | ||
年齢等 | 目安量 | 耐容上限量 | 目安量 | 耐容上限量 |
3?5(歳) | 800 | ― | 600 | ― |
18?29(歳) | 1000 | 3000 | 800 | 3000 |
30?49(歳) | 1000 | 3000 | 800 | 3000 |
50?69(歳) | 1000 | 3000 | 800 | 3000 |
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 アミノ酸含有量 食事摂取基準量 |
出典先URL:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000041733.html
卵類の食べ物のリン含有量ランキング
リンを多く含む卵類の食品のランキングを参考に日々の食事に活かすことができますが、それぞれ食品によって含有量も違っていることが分かります。これらの数値はひとつの目安とし食生活に活かせる部分は活かしていきましょう。
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食品別の標準成分表、含有栄養素ランキング(100g辺り) | |
食品名 | 含有量 |
卵黄乾燥卵黄 | 1000mg |
全卵乾燥全卵 | 700mg |
卵黄ゆで | 570mg |
卵黄生 | 570mg |
卵黄加糖卵黄 | 400mg |
たまご焼ピータン | 230mg |
うこっけい卵全卵、生 | 220mg |
うずら卵全卵、生 | 220mg |
全卵ポーチドエッグ | 200mg |
全卵ゆで | 180mg |
全卵生 | 180mg |
たまご焼厚焼きたまご | 160mg |
全卵加糖全卵 | 160mg |
うずら卵水煮缶詰 | 160mg |
たまご焼だし巻きたまご | 160mg |
全卵水煮缶詰 | 150mg |
卵白乾燥卵白 | 110mg |
卵白たまご豆腐 | 95mg |
卵白ゆで | 11mg |
卵白生 | 11mg |
食品標準成分表 |
出典元URL : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm
ビタミンAはレチノール、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテンは除外し、レチノール当量です。
ビタミンEはα-トコフェノールで表記し、β-トコフェノール、γ-トコフェノール、δ-トコフェノールは除外しています。
食物繊維は水溶性、不溶性の総量で表示しています。
n-6系、n-3系脂肪酸は共に多価不飽和脂肪酸の含有量で表示しています。
まとめ
卵類の上位に位置するリン含有量の高いレベルの食べ物と一日に摂取するリンの食事摂取基準量をチェックし、必要とされる栄養成分のひとつであるリンの摂取量基準を知り病気の予防や健康維持に役立てましょう。