椎茸や舞茸、しめじなどのきのこ類のパントテン酸含有量のランキングと食事摂取基準を確認し、摂取可能な栄養素かいなかを確認しつつ砂糖及び甘味類や豆類、種実類などの摂取で幅広い栄養素をとることで健康維持や病気の予防につながります。
また、パントテン酸不足であればサプリの活用も視野に入れつつ、含有量の高い食品や食べ物も合わせて確認して行きます。

パントテン酸は水溶性のビタミンであり料理の際はスープ、煮汁などに溶け出てしまうので味噌汁やあんかけなども摂取することで効率よく摂取することが可能です。
パントイン酸とβ-アラニンという物質の結合体であり多くの代謝機能をもつ酵素の材料となるので、これらの酵素はパントテン酸がないことには構成されない性質を持ちます。
また摂取時は非常に吸収されやすいビタミン類の一種でもありますし、別途体内でも合成される特徴をもつパントテン酸ですので、特に不足に陥ることはないとされていますが、意識的に日々の食事の中で摂取する習慣をもつことも大切です。
これらパントテン酸はニキビや肌荒れの対策になれうとして知られており、善玉コレステロール(HDL)を増やす働きもあると言われていますので、脂肪の代謝や悪玉コレステロールの現象などにもつながるビタミン類でもあります。
以下ではパントテン酸含有量の多いきのこ類のさまざまな食品ランキングと合わせてパントテン酸の食事摂取基準を確認し食材選びに役立てましょう。
パントテン酸の食事摂取基準(mg/日)
パントテン酸の食事摂取基準は目安として食品選びに役立ちますが、基準値の確認や含有量の高い食べ物を確認した上でパントテン酸の適量摂取が重要になってきます。
今回は数ある食品群の穀類、いも及びでん粉類、砂糖及び甘味類、豆類、種実類、野菜類、果実類、きのこ類、藻類、魚介類、肉類、卵類、乳類、油脂類、菓子類、し好飲料類、調味料及び香辛料類、調理加工食品類などがありますが、パントテン酸含有量の高いきのこ類の食品ランキングと食事摂取基準を見て行きたいと思います。
パントテン酸の食事摂取基準(mg/日) | ||
性別 | 男性 | 女性 |
年齢等 | 目安量 | 目安量 |
3-5(歳) | 4 | 4 |
18-29(歳) | 5 | 4 |
30-49(歳) | 5 | 4 |
50-69(歳) | 5 | 5 |
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 アミノ酸含有量 食事摂取基準量 |
出典先URL:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000041733.html
きのこ類の食べ物のパントテン酸含有量ランキング
パントテン酸を多く含むきのこ類の食品や食べ物の中にも違った傾向がみられますが、上位の食品や下位の食品の把握に役立ちます。不足がちであればランキング上位の食品の摂取を過剰気味であれば食事の偏りを無くすなどに役立てましょう。
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食品別の標準成分表、含有栄養素ランキング(100g辺り) | |
食品名 | 含有量 |
乾しいたけどんこ、こうしんを含む乾 | 7.93mg |
まいたけ乾 | 3.67mg |
やなぎまつたけ生 | 2.61mg |
はたけしめじ生 | 2.48mg |
うすひらたけ生 | 2.44mg |
ひらたけ生 | 2.40mg |
ひらたけゆで | 2.36mg |
ほんしめじ生 | 1.97mg |
まつたけ生 | 1.91mg |
ぬめりすぎたけ生 | 1.77mg |
エリンギ生 | 1.61mg |
マッシュルーム生 | 1.54mg |
マッシュルームゆで | 1.43mg |
えのきたけ生 | 1.40mg |
しろきくらげ乾 | 1.37mg |
くろあわびたけ生 | 1.32mg |
たもぎたけ生 | 1.32mg |
なめこ生 | 1.25mg |
ぶなしめじゆで | 1.25mg |
なめこゆで | 1.24mg |
生しいたけゆで | 1.18mg |
きくらげ乾 | 1.14mg |
生しいたけ生 | 1.08mg |
乾しいたけどんこ、こうしんを含むゆで | 1.05mg |
えのきたけ味付け瓶詰 | 1.04mg |
えのきたけゆで | 0.96mg |
まいたけゆで | 0.90mg |
ぶなしめじ生 | 0.86mg |
まいたけ生 | 0.79mg |
あらげきくらげ乾 | 0.61mg |
なめこ水煮缶詰 | 0.52mg |
マッシュルーム水煮缶詰 | 0.11mg |
まつたけ水煮缶詰 | 0.05mg |
しろきくらげゆで | 0mg |
きくらげゆで | 0mg |
あらげきくらげゆで | 0mg |
食品標準成分表 |
出典元URL : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm
ビタミンAはレチノール、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテンは除外し、レチノール当量です。
ビタミンEはα-トコフェノールで表記し、β-トコフェノール、γ-トコフェノール、δ-トコフェノールは除外しています。
食物繊維は水溶性、不溶性の総量で表示しています。
n-6系、n-3系脂肪酸はともに多価不飽和脂肪酸の含有量で表示しています。
まとめ
椎茸や舞茸、しめじなどのきのこ類の含有栄養素の中のパントテン酸含有量の豊富な食べ物と一日に摂取するパントテン酸の食事摂取基準量を確認し、必要とされる栄養成分のひとつであるパントテン酸の摂取量基準を目安に過不足の少ない食生活を目指しましょう。
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