沖縄そばのレシピはうどんにも似た麺で作られるそばで、沖縄ではすば、うちなーすばとも呼ばれる沖縄の郷土料理です。
豚バラをトッピングしてあったり紅しょうがやコーレーグス、小ネギなどを独特な味わいのだしで楽しむ沖縄料理で、他のラフテー、ソーキ、ミミガー(耳皮)、チラガー(顔皮)、ティビチ(テビチ)、イリチー(炒り付け)、あんだんすー(油味噌)、あんだかしー(油かす)、チーイリチーなどとともに人気で定番の沖縄料理のひとつです。
そんな沖縄そば(ゆで)に含まれている栄養素の一覧とそれぞれの含有量、栄養素の効果や効能を確認し日々の健康管理や栄養バランスに役立てましょう。
沖縄そば(ゆで)にはナトリウム、銅、マンガン、マグネシウム、亜鉛、食物繊維、パントテン酸、鉄、カリウム、リンなどの栄養素の含有量が摂取基準量に対して高い割合で含まれます。
麺類には総じて塩分が多く含まれていますが沖縄そばも他の麺類と同じく塩分が摂取基準量に対して高い比率で含まれていますが、一般的名食塩は99%以上が塩化ナトリウムの場合が多いですのでミネラルなどを含む自然塩などの活用も検討するといいでしょう。
塩分は取り過ぎに注意が必要と言われますが、暑い地方の沖縄では塩分の摂取は重要となりますので、発汗で失われた塩分の摂取は重要となりますし、ナトリウムは体液の浸透圧を正常に維持する重要な役割を持ちますので生活習慣に合わせて適切に摂取することが重要です。
他にも、銅は活性酸素の消去する働きがありますし、マンガン含有酵素のスーパーオキシドジスムターゼの成分として抗酸化作用を発揮、マグネシウムはストレス時に必要量が上がり細胞内に広く分布するなど、これらの働きをもつ栄養素を含む沖縄そば(ゆで)の効果や効能、栄養素の含有量と効果効能を確認して行きましょう。
沖縄そば(ゆで)の栄養素の含有量の一覧
沖縄そば(ゆで)にはナトリウム、銅、マンガン、マグネシウム、亜鉛、食物繊維、パントテン酸、鉄、カリウム、リンが含まれますが、取り過ぎに注意が必要とされるナトリウムは、一日10g以下に抑えるように心がけ過不足のない塩分摂取を習慣付けることが大切です。
また、銅は肝臓で貯蔵され乳児の成長や骨の強化に重要な役割をもち、不足するとヘモグロビンをきちんと合成できずに赤血球で酸素を運ぶ役割に悪影響が現われますし、マンガンは吸収後は肝臓に送られさまざまな酵素の補酵素として働き骨の成長や肌のターンオーバーにもかかわりをもちますので、美容面でも重要なミネラルです。
マグネシウムは摂取バランスが崩れると血管の緊張、血圧の上昇につながり不足すると骨から溶け出し血中濃度を保つ特徴がありカルシウムとの摂取バランスが重要なミネラルですし、亜鉛はタンパク質の合成に関与する酵素に必要な成分で酵素の材料として欠かせないミネラルです。
こうした働きをもつそれぞれの栄養素の含有量を確認しておきましょう。
食品番号 | 01053 |
ジャンル | 沖縄そば |
食品名 | ゆで |
廃棄率 | 0 % |
エネルギー | |
kcal | 147 kcal |
kJ | 615 kJ |
水分 | 65.5 g |
たんぱく質 | 5.2 g |
アミノ酸組成によるたんぱく質 | 0 g |
脂質 | 0.8 g |
トリアシルグリセロール当量 | 0.7 g |
炭水化物 | 28.0 g |
灰分 | 0.5 g |
無機質 | |
ナトリウム | 170 mg |
カリウム | 80 mg |
カルシウム | 9 mg |
マグネシウム | 28 mg |
リン | 28 mg |
鉄 | 0.4 mg |
亜鉛 | 0.6 mg |
銅 | 0.10 mg |
マンガン | 0.37 mg |
ヨウ素 | 0 μg |
セレン | 0 μg |
クロム | 0 μg |
モリブデン | 0 μg |
ビタミン | |
A レチノール | 0 μg |
A α-カロテン | 0 μg |
A β-カロテン | 0 μg |
A β-クリプトキサンチン | 0 μg |
A β-カロテン当量 | 0 μg |
A レチノール当量 | 0 μg |
D | 0 μg |
E α-トコフェノール | 0.2 mg |
E β-トコフェノール | 0.1 mg |
E γ-トコフェノール | 0 mg |
E δ-トコフェノール | 0 mg |
K | 0 μg |
B1 | 0.01 mg |
B2 | 0.02 mg |
ナイアシン | 0.2 mg |
B6 | 0.03 mg |
B12 | 0 μg |
葉酸 | 6 μg |
パントテン酸 | 0.23 mg |
ビオチン | 0 μg |
C | 0 mg |
脂肪酸 | |
飽和脂肪酸 | 0.18 g |
一価不飽和脂肪酸 | 0.07 g |
多価不飽和脂肪酸 | 0.41 g |
コレステロール | 0 mg |
食物繊維 | |
水溶性 | 0.8 g |
不溶性 | 0.7 g |
総量 | 1.5 g |
食塩相当量 | 0.4 g |
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 | |
アミノ酸含有量 食事摂取基準量 | |
文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会 日本食品標準成分表2010のデータより抜粋 出典URL : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm |
沖縄そば(ゆで)の栄養素で摂取基準量に対して高い含有量のもの
※ 30~49歳の女性の目安量、推奨量を元に含有量の割合を出しています。
※ ビタミン類、ミネラル類のみの含有量から比率の高い栄養素をまとめています。
1位 | ナトリウム |
2位 | 銅 |
3位 | マンガン |
4位 | マグネシウム |
5位 | 亜鉛 |
6位 | 食物繊維 |
7位 | パントテン酸 |
8位 | 鉄 |
9位 | カリウム |
10位 | リン |
ナトリウムは一日10g以下!減塩と適切な摂取が大切
通常塩分の取りすぎは高血圧などにつながるとして減塩がよいといわれますが、過剰に摂取することと制限するとさまざまな弊害が起こるのもナトリウムの特徴です。
一般的に利用することの多い食塩は精製されており99%以上が塩化ナトリウムの場合が多いですの他のでミネラルなどをほとんど含みませんが、自然塩などを活用することで他のミネラルを合わせて取ることが可能になります。
減塩の際はこうした塩の利用や、味付けに辛味、だし、お酢などの利用で減塩につなげ、定番の調味料でもあるしょうゆやみそは高塩分食品でもありますので過剰な摂取に注意した食生活を心がけるとともに、体内の余分な塩分を体外へと排出するカリウムを多く含む食品の摂取を心がけましょう。
適切に摂取しているナトリウムは体液の浸透圧を正常に維持する重要な役割を持ち、筋肉、神経の働きを正常に保つ働きをもつミネラルで、摂取バランスが崩れると血管の緊張、血圧の上昇につながる症状が現われますので注意しましょう。
また、ラーメンのスープ、そばつゆ、即席めん、カップめん、そうめん、食塩、固形ブイヨン、みそ、梅干し、塩ザケなどは高塩分の食品でもありますので、とりすぎや偏りにも合わせて注意しましょう。
銅の働きで老化の原因とも言える活性酸素を撃退
銅はミネラルの一種で貧血予防、免疫力向上、動脈硬化の予防、成長促進、髪や肌の健康を保つ効果をもちますが、老化の原因や美容にとって大敵となる活性酸素を消去する働きをもつミネラルです。
この活性酸素は呼吸などで得た酸素から一定の割合で発生するもので、全身のさまざまな細胞の老化、酸化を起こす原因とも言われますので、肌のハリやシワなどの原因ともなりますので、美容にとっても良くない働きをします。
銅はこの活性酸素の消去する働きがありますので、老化防止や細胞の酸化を防ぐ働きがありますし、肝臓で貯蔵され、乳児の成長や骨の強化に重要な役割をもつミネラルです。
セルロプラスミンと言う銅結合たんぱく質となって全身の各器官へ運ばれ、赤血球や白血球の成長に関わる重要なミネラルで、鉄を血液中のトランスフェリンに受け渡す役割があります。
牛、豚、鶏レバー、イイダコ、シャコ、牡蠣、かに、海老、いか、アーモンドなどの食品に多く含まれますので、これらの食品を摂取することでも銅の摂取が行えますが、沖縄そばにも比較的多く含まれていると言われています。
マンガンも抗酸化作用をもつミネラルで愛情ミネラルとも呼ばれる
マンガンもナトリウムや銅などと同じくミネラルのひとつで、体内には少量しか存在せず存在する量は12~20mg程度と言われていますが、マンガン含有酵素のスーパーオキシドジスムターゼの成分として抗酸化作用を発揮するミネラルです。
肌のターンオーバーにもかかわり美容面でも重要な働きをもち、生殖機能の向上にも効果があることから愛情ミネラルとも呼ばれます。
マンガンは吸収後は肝臓に送られさまざまな酵素の補酵素として働きますし骨の成長にも関わりますので、カルシウムやマグネシウム、リンなどと同様にひねの成長著しい成長期や骨密度が気になる年齢ではしっかりと摂取しましょう。
沖縄そばにもマンガンが含まれますが、アマランサス、イタヤ貝、ずいき、くり、油揚げ、あおのり、しょうが、たくあん漬け、干し柿などの食べ物に多く含まれますので、こうした食品を日頃から食べる食習慣を心がけましょう。
沖縄そば(ゆで)には他の栄養素も豊富に含まれる
沖縄そば(ゆで)にはこれらの栄養素以外にもナトリウム、銅、マンガン、マグネシウム、亜鉛、食物繊維、パントテン酸、鉄、カリウム、リンなどの栄養素が幅広く含まれますので、日頃の栄養バランスに役立てましょう。