人口甘味料はスクラロースに限らずアセスルファムk(カリウム)、アスパルテーム、サッカリン(サッカリンナトリウム)、ズルチン、チクロ(サイクラミン酸)、ネオテーム、ラカントS、天然の甘味料だが人工的に生成されるエリスリトール、キシリトール、ステビアなどの種類があります。
この人口甘味料は危険性が高く発がん性、糖尿病、虫歯、下痢、血糖値への影響や健康被害があると言われており、低カロリー、シュガーカット、ノンシュガー、カロリーオフ、ノンカロリーなど健康志向の広まりにより多くの飲料やお菓子などを中心に天然の糖分、甘味料を控え、人口的に安価なコストで製造、使用できる人口甘味料の使用が広まっています。
普段からスクラロース、アセスルファムk(カリウム)等を含む飲料、炭酸飲料、ビール、焼酎、缶コーヒー、お菓子などを飲食しておりスクラロース、アセスルファムk(カリウム)などの人口甘味料がどのように健康への影響や害があるのかを把握した上で楽しむ為に危険性など色々と確認して行きたいと思います。
人口甘味料とは?スクラロースの危険性!
スクラロース、アセスルファムk(カリウム)は代表的な人口甘味料であり、最近は多くの飲料に利用されており知らない内にこれら人行為甘味料を口にしている事も多いでしょう。
マーガリンやショートニングなどのトランス脂肪酸も体への悪影響が多くある事で知られていますが、同様に普段の飲食から悪影響を及ぼしそうなスクラロース、アセスルファムk(カリウム)とはいったいどのような人口甘味料なのでしょうか?
スクラロースはノンカロリー甘味料として様々な用途に使われており、通常の砂糖、スクロース(ショ糖)の600倍もの甘味を持ち、炭水化物としての吸収や消化がされない為にカロリー量を押えられる事、経済面でのコスト削減に繋がる事などのメリットが考えられます。
しかし、人工的な甘味料であり、様々な研究や動物実験から人体への影響や排泄、処理、副作用などがあるとも言われている、健康家の悪影響が多くあるとの意見が多く上がっています。
- 発がん性
- 耐糖能障害
- 腸内細菌の増殖阻害
- 嘔吐
- 下痢
- アトピー
- 喘息
- 肥満
- 生殖異常
- 皮膚病
- アレルギー
スクラロースを含む飲料は多い!カロリーオフ、糖質カットに注意
近年ダイエット志向や健康志向が広まり摂取カロリーに対する意識が高まってきていますが、こうした問題を解決する為にカロリーオフやノンカロリー、糖質カット、ノンシュガーなどと表記されている飲料を目にする機会も多くなりました。
こうした商品の多くはスクラロースなどの人口甘味料の使用でカロリー量を抑えつつ、商品のコスト削減、利益の増加につながっています。
もちろん健康被害、発がん性や肥満、下痢、嘔吐などの悪影響がないのであれば何等問題はないのですが、そこらへんが不明である事、安全と危険との意見が混在していることが一般の消費者にとっては混乱を生む所でもあるでしょう。
商品単品ではスクラロースの摂取量は問題ないものの、重複した摂取(飲料、お菓子、弁当など)や一日を通した摂取量によっては多くの人口甘味料を摂取している場合も多く考えられます。
個人的には、こうした時に起こる健康被害はやはり心配するべきものだと考えます。
砂糖じゃない!の人口甘味料でもない!ゼロカロリーの甘味料
砂糖の危険性や人口甘味料の危険性を考えた時の選択肢として挙げられるのが天然由来の素材を元に作られている甘味料、人口甘味料ではない天然素材の甘味を実現したのかこちらのラカントSです。
ラカントSとは羅漢果(ラカンカ)に含まれる甘味の高いエキスから抽出された成分のみで作られた甘味料であり、自然由来の甘味料です。しかも砂糖と違う点は0カロリーである点は見逃せません。
多くの危険性が考えられる人口甘味料も0カロリーであるがゆえにそれを利点としさまざまな食品や料理、調味料、お菓子などに使われていますし、価格も低価格を実現し製造販売する企業のコストカットと利益率の増大などさまざまな事情からの普及が考えられます。
しかし、その危険性も考えられる現状では、より安全でより低カロリーの食品や調味料、しいては甘味料が求められるのも必然です。
このラカントSは羅漢果の甘味成分を抽出したものであり、中国では古くから甘味料として重宝されてきた歴史があります。日本国内での認知度は未だ低いですが、価格もお求め安くレシピも通常の砂糖と同様に幅広く使える使い勝手の良い甘味料です。
糖質制限や血糖値の上昇やインスリンの過剰分泌などが気になる場合にもラカントSは向いていますし、砂糖と違って0カロリーですのでダイエットや減量時にも甘味を楽しみながら行なえます。
妊娠時の妊婦さんはスクラロース等の人口甘味料は避けるべきか?
妊娠時期は特に食事など体への影響を意識する時期でもありますし、胎児の発育への影響、副作用等が気になるところです。
これは人口甘味料に限らずともトランス脂肪酸による悪影響が多くあると言われているマーガリンやショートニング、ノロウイルスなどの食中毒の危険性が高い食品、マグロに含まれるメチル水銀、生肉などで危険なO-157など母体に影響があるような食事、危険性のある食品や食事は避けたほうが良いと言われています。
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当然食中毒などで体調を崩せば胎児にも大きな影響がありますので、細心の注意を払うべきなのが妊娠時期の妊婦さんですので、スクラロースなどの人口甘味料にも注意が必要です。
妊娠時期は受付けない食品や食材を摂取したときは嘔吐、吐き気、胸焼け感などの症状が出る場合がありますので、こうしたシグナルが出たときに人口甘味料、スクラロースなども排除の対象に入れるといいでしょう。
スクラロースを含まない飲料を人口甘味料を避ける為に確認
これらの健康被害、スクラロースを摂取する事で起こると言われている症状を予防する為には、これらを含まない生活を送る事が求められます。
特に人口甘味料が多く使われる飲料で言うと、ゼロカロリーやカロリーオフなどの表記がないものはスクラロースやアセスルファムk(カリウム)が使われていないケースが殆どです。
変わりに飲料の甘味を生み出しているのが果糖ぶどう糖液糖になりますし、カロリー量などは多くなっていますので飲みすぎには注意ですし、適度に運動するなどして摂取カロリーの消費を意識する事が必要になってきます。
果糖ぶどう糖液糖とスクラロース、どちらを選びますか?
通常果糖ぶどう糖液糖が含まれる事の多い飲料ですが、この果糖ぶどう糖液糖は原料がトウモロコシであり高フルクトースコーンシロップと呼ばれています。
この原料となるコーンはアメリカからの輸入が主であり、アメリカで栽培されているトウモロコシの多くは遺伝子組み換え作物であるり、これら遺伝子組み換えの作物か食品加工などで知らぬ間に使われている事も多く、日本国内のお菓子メーカーなどでも多く使っているともいわれています。
現在は遺伝子組み換え作物は大豆、トウモロコシなどが多く、危険性も人口甘味料と同様に賛否まちまちで生物への影響は未だ不明な部分が多いのが現状です。
こうした面から人口甘味量であるスクラロースが入った飲料や食品、お菓子などを摂取するか、遺伝子組み換えの作物を原料とする果糖ぶどう糖液糖を使った飲料を摂取するかは個人の判断による所でしょう。
もちろん両方含まない物を飲食する事は可能ですが、かなり選択肢は狭くなるのが現状の食品事情でもありますので、様々な検討が必要かと思います。
他の人口甘味料の種類と特徴!
既に述べていますが人口甘味料はスクラロース以外にも様々な種類があります。
アセスルファムKと表記される事が多いアセスルファムk(カリウム)や、アスパルテーム、サッカリン(サッカリンナトリウム)、ズルチン、チクロ(サイクラミン酸)、ネオテーム、ラカントS、など様々です。
それぞれが特徴的な甘味と危険性を持ちますので確認していきます。
各人口甘味料の特徴と危険性
これらの人口甘味料には甘味の感じ方に特徴があったり、マスキング効果、甘味の大きさなどそれぞれが特徴を持っており、そうした特徴ごとに飲料やお菓子、食品等に使われています。
酸味や苦味の調和、食塩とあわせる事での甘味度の変化、コクや深みが増すなど商品全体の味の構成としても重要な存在です。
甘味(スクロース(ショ糖)比) | 特徴 | |
スクラロース | 600倍 | 体内で炭水化物として消化、吸収はされない 血糖値やインスリン値にも影響 苦味や渋みがほとんどない 後甘味で後引きあり 砂糖に近い甘味質 |
アセスルファムカリウム | 200倍 | 甘みの立ち上がりが早い 後引きが少ない すっきり キレがいい 後味が悪い |
アスパルテーム | 100~200倍 | 後甘味でわずかな後引き 砂糖に近い 柔らかな味わい |
サッカリン | 200~700倍 | 強い甘味 痺れる刺激の後味 高濃度で苦味 チューインガムにのみ使われる |
ズルチン | 危険 | 苦い後味がない 中毒事故が多発 肝機能障害や発癌性 毒性が認められ全面禁止 |
チクロ | 危険 | 発癌性 催奇形性 使用禁止 |
ネオテーム | 砂糖の7000~13000倍 アスパルテームの約30~60倍 | 米・モンサントによって開発 砂糖に近いすっきりした甘味 苦味の後味が少ない 甘みの発現が遅い |
まとめ
人口甘味料はズルチンやチクロの例を見ると危険性が後々出てくる場合があるという事を理解しておく必要性があるように感じます。しかし、現在の広い普及度合いから考えるとそれ程の危険性は現在の所見られていないようにも思いますが、個人の判断で摂取を控えるなどの対処は必要であると考えます。
健康志向によりカロリー量を気にした結果、多量の人口甘味料入りの飲料に手を伸ばす機会も多いでしょう。ノンカロリーやカロリーオフなどにはスクラロースなどが使われている事を理解したうえで過剰に摂取しすぎない、妊娠時期や病気、肥満やダイエットなどの際には意識的に摂取量を減らすなどの対策が望ましいでしょう。
更新日時 2020年04月14日 10:16:36