東京都渋谷区の人口推計と今後の課題

東京都渋谷区はスクランブル交差点、せたがやふるさと区民まつり、ハチ公銅像、千鳥ヶ淵の桜、代官山、旧山手通りのまちなみ／旧朝倉家住宅、代々木公園、明治神宮、裏原宿など多くの観光資源を持つ地域ですが、日本全国で問題視される少子化や高齢化の問題を抱えるのは他の地域と同様です。

東京都渋谷区のこれまでの人口推移と今後の予想などを確認し、そこから見える今後の課題、高齢化や少子化などの問題点を確認して行きたいと思います。

日本（東京都渋谷区）の人口の推移と増減

東京都渋谷区はスクランブル交差点、せたがやふるさと区民まつり、ハチ公銅像、千鳥ヶ淵の桜、代官山、旧山手通りのまちなみ／旧朝倉家住宅、代々木公園、明治神宮、裏原宿など多くの観光地がある地域ですが、総人口の増減と今後の予測から見える、地域が抱える問題点と対策方法を確認しておきましょう。

利用上の注意点

以下の情報は、RESAS（地域経済分析システム）を加工して作成おり、全国各地の都道府県、市町村ごとの人口増減の推移をまとめておりますが、人口構成に関するコメントは各データを元にシステム的に出していますので不自然な点はご了承下さい。

東京都渋谷区の総人口の人口推移と年代別の問題点

東京都渋谷区の総人口はこれまでやや増加傾向で推移し増減率や増減幅は大きくありませんが注意が必要で、2040年には1980年比で68280人程の減少で28％程度の人口減少が予想されます。

渋谷区は人口減少が継続的に進んでいるので、地域の過疎化、空き地や放棄地などの問題も抱えます。

東京都渋谷区の年少人口の子供の減少や高齢化などの問題点

東京都渋谷区の年少人口はこれまで減少傾向で推移しこの先は継続的に減少が進む可能性が高いと予想されており、2040年には1980年比で27465人程の減少で72％程度の人口減少が予想されます。

年少人口の減少率が72％と大幅で渋谷区は人口減少が継続的に進んでいるので、各世代の人口減少と共に所得の維持や経済の維持発展をあわせて行なうなど困難な状況も考えられますので、見越した対策が必要だと考えられます。

年少人口は2040年には1980年と比べて総人口比率で15％から4％程度に減少しており、総人口比率が11％もの減少が予想されますので今後の推移に注意が必要です。

全国平均は平成28年10月1日現在で12.4％で過去最低を記録していますが、東京都渋谷区は4％と今後は全国平均以下への推移が予想されるので危険な状態です。

年少人口の減少率が11％とやや高い減少率ですので、今後の推移に注意が必要ですし年代ごとの減少人口数の推移にも注意が必要です。

東京都渋谷区の生産年齢人口の少子化や高齢化につながる人口問題

東京都渋谷区の生産年齢人口はこれまでやや減少傾向で推移しこの先は継続的に減少が進む可能性が高いと予想されており、2040年には1980年比で82526人程の減少で45％程度の人口減少が予想されます。

生産年齢人口の減少率が45％とやや高く渋谷区は人口減少が継続的に進んでいるので、出生率の低下は直接的な少子化から、後の生産人口や消費者数の減少、次世代の出生率の低下など長期的な人口の減少の循環が続くことも考えられます。

生産年齢人口は2040年には1980年と比べて総人口比率で90％から50％程度に減少しており、総人口比率が40％もの減少が予想されますので今後の推移に注意が必要で生産年齢人口不足に注意しましょう。

全国平均は平成28年10月1日現在で60.3％、平成4年で69.8％ですが、東京都渋谷区は50％と今後は全国平均以下が予想されるので生産年齢人口不足が予想され危険な状態です。

東京都渋谷区の老年人口の人口統計と年齢ごとの増減率の推移

東京都渋谷区の老年人口はこれまで増加傾向で推移しこの先は増加が進む可能性が高い状況で、2040年には1980年比で42027人程の増加で293％程度の上昇率での人口増加が予想されます。

長期的に人口が増加している渋谷区は魅力的な地域ですが、人口ピラミッドの変動など年代ごとのバランスも重要になって来ますし、2040年には1980年と比べて総人口比率で11％から33％程度に増加が予想されています。

老年人口の総人口比率が22％もの増加が予想されますので、今後の老年人口の推移には注意が必要な地域で、全国平均は平成28年10月1日現在で27.3％で過去最高を記録、東京都渋谷区は33％と今後は全国平均以上が予想されるので老年人口の増えすぎや50%越えの限界集落への危険性が高い状態です。