福島県浪江町の人口減少による問題点と日本の課題

福島県浪江町は高瀬川渓谷、大堀相馬焼窯元、夜の森桜のトンネルなどの観光資源を持つ地域ですが、年代ごとの人口の変動に特徴が見られますので確認しておきましょう。

浪江町の1980年からの人口の推移や今後の増減率の予想などから見える問題点や今後おこりえる課題を確認して行きたいと思います。

以下の記事は、東日本大震災以前、避難区域指定前のデータを元に作成しております。

日本（福島県浪江町）の人口の推移と増減

福島県浪江町は高瀬川渓谷、大堀相馬焼窯元、夜の森桜のトンネルなどの観光地がある地域ですが、人口の変動や今後の推移なども確認し問題点などを挙げて行きたいと思います。

利用上の注意点

以下の情報は、RESAS（地域経済分析システム）を加工して作成おり、全国各地の都道府県、市町村ごとの人口増減の推移をまとめておりますが、人口構成に関するコメントは各データを元にシステム的に出していますので不自然な点はご了承下さい。

都道府県メニュー、全国各地の人口変動が確認可能です。

福島県の市町村メニュー、各地の人口推移が確認できます。

福島県浪江町の総人口の労働人口や消費人口の減少と今後の課題

福島県浪江町の総人口はこれまでやや減少傾向で推移し増減率や増減幅は大きくありませんが注意が必要で、2010年には1980年比で1696人程の減少で8％程度の人口減少が予想されます。

福島県浪江町の年少人口の労働人口や消費人口の減少と今後の課題

福島県浪江町の年少人口はこれまでやや減少傾向で推移し増減率や増減幅は大きくありませんが注意が必要で、2010年には1980年比で2529人程の減少で49％程度の人口減少が予想されます。

年少人口の減少率が49％とやや高く2010年には1980年と比べて総人口比率で22％から11％程度に減少しており、総人口比率が11％もの減少が予想されますので今後の推移に注意が必要です。

全国平均は平成28年10月1日現在で12.4％で過去最低を記録していますが、福島県浪江町は11％と今後は全国平均以下への推移が予想されるので危険な状態です。

年少人口の減少率が11％とやや高い減少率ですので、今後の推移に注意が必要ですし年代ごとの減少人口数の推移にも注意が必要です。

福島県浪江町の生産年齢人口の世帯数の増減や人口数の変動

福島県浪江町の生産年齢人口はこれまでやや減少傾向で推移し増減率や増減幅は大きくありませんが注意が必要で、2010年には1980年比で2308人程の減少で16％程度の人口減少が予想されます。

生産年齢人口は2010年には1980年と比べて総人口比率で63％から53％程度に減少しており、全国平均は平成28年10月1日現在で60.3％、平成4年で69.8％ですが、福島県浪江町は53％と今後は全国平均以下が予想されるので生産年齢人口不足が予想され危険な状態です。

福島県浪江町の老年人口の年齢別の人口増加や推移

福島県浪江町の老年人口はこれまで増加傾向で推移し増減率や増減幅は大きくありませんが注意が必要で、2010年には1980年比で3053人程の増加で222％程度の上昇率での人口増加が予想されます。

2010年には1980年と比べて総人口比率で10％から23％程度に増加、老年人口の総人口比率が13％もの増加が予想されますので、今後の老年人口の推移には注意が必要な地域で、全国平均は平成28年10月1日現在で27.3％ですが、福島県浪江町は今後は全国平均以下が予想される地域です。

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福島県の市町村メニュー、各地の人口推移が確認できます。