東京都羽村市の世代別の人口構成から見える今後の課題

東京都羽村市はまいまいず井戸、阿蘇神社、羽村市動物公園、玉川上水、羽村堰、根搦み前水田などの観光資源を持つ地域ですが、年代ごとの人口構成の変動による問題点も抱えています。

以下では、羽村市で起きている人口変動の推計を総人口、年少人口、生産年齢人口、老年人口の４区分にて確認し、これまでの状況と今後の予測から課題を確認して行きたいと思います。

日本（東京都羽村市）の人口の推移と増減

東京都羽村市はまいまいず井戸、阿蘇神社、羽村市動物公園、玉川上水、羽村堰、根搦み前水田などの観光地がある地域ですが、各地で問題となっている少子化や高齢化などの地域コミュニティーに関わる問題を確認しておきます。

利用上の注意点

以下の情報は、RESAS（地域経済分析システム）を加工して作成おり、全国各地の都道府県、市町村ごとの人口増減の推移をまとめておりますが、人口構成に関するコメントは各データを元にシステム的に出していますので不自然な点はご了承下さい。

東京都羽村市の総人口の年齢別の人口増加や推移

東京都羽村市の総人口はこれまで増加傾向で推移し増減率や増減幅は大きくありませんが注意が必要で、2040年には1980年比で7507人程の増加で117％程度の上昇率での人口増加が予想されます。

長期的に人口が増加している羽村市は魅力的な地域ですが、人口ピラミッドの変動など年代ごとのバランスも重要になって来ます。

東京都羽村市の年少人口の少子化や高齢化につながる人口問題

東京都羽村市の年少人口はこれまで減少傾向で推移しこの先は継続的に減少が進む可能性が高いと予想されており、2040年には1980年比で6615人程の減少で56％程度の人口減少が予想されます。

年少人口の減少率が56％と大幅で羽村市は人口減少が継続的に進んでいるので、地域文化の継承や地域の維持が困難になるかもしれませんし、年少人口は2040年には1980年と比べて総人口比率で25％から11％程度に減少しており、総人口比率が14％もの減少が予想されますので今後の推移に注意が必要です。

全国平均は平成28年10月1日現在で12.4％で過去最低を記録していますが、東京都羽村市は11％と今後は全国平均以下への推移が予想されるので危険な状態です。

年少人口の減少率が14％とやや高い減少率ですので、今後の推移に注意が必要ですし年代ごとの減少人口数の推移にも注意が必要です。

東京都羽村市の生産年齢人口の人口推移、動態からみる地域コミュニティーの変化

東京都羽村市の生産年齢人口はこれまでやや減少傾向で推移しこの先は継続的に減少が進む可能性が高いと予想されており、2040年には1980年比で1115人程の減少で4％程度の人口減少が予想されます。

羽村市は人口減少が継続的に進んでいるので、高齢者の減少と共に若者の減少や人口流出が進むことで、総合的な人口減少につながる危険性も考えられます。

生産年齢人口は2040年には1980年と比べて総人口比率で54％から52％程度に減少しており、全国平均は平成28年10月1日現在で60.3％、平成4年で69.8％ですが、東京都羽村市は52％と今後は全国平均以下が予想されるので生産年齢人口不足が予想され危険な状態です。

東京都羽村市の老年人口の人口推移と今後おこりえる人口増減の予測

東京都羽村市の老年人口はこれまで増加傾向で推移しこの先は増加が進む可能性が高い状況で、2040年には1980年比で15271人程の増加で910％程度の上昇率での人口増加が予想されます。

長期的に人口が増加している羽村市は魅力的な地域ですが、住民トラブルや自治会での問題、住居や騒音など新たな問題も考えられますし、2040年には1980年と比べて総人口比率で3％から31％程度に増加が予想されています。

老年人口の総人口比率が28％もの増加が予想されますので、今後の老年人口の推移には注意が必要な地域で、全国平均は平成28年10月1日現在で27.3％で過去最高を記録、東京都羽村市は31％と今後は全国平均以上が予想されるので老年人口の増えすぎや50%越えの限界集落への危険性が高い状態です。