東京都品川区の少子化や高齢化につながる人口構成

東京都品川区は世田谷区たまがわ花火大会などの観光資源を持つ地域ですが、人口変動の推移の確認と増減から見える問題を多く抱えます。

ここからは、品川区の総人口、年少人口、生産年齢人口、老年人口のこれまでの増減率と今後の予測の確認と、そこから見える問題点を確認して行きたいと思います。

日本（東京都品川区）の人口の推移と増減

東京都品川区は世田谷区たまがわ花火大会などの観光地がある地域ですが、総人口の増減と今後の予測から見える、地域が抱える問題点と対策方法を確認しておきましょう。

利用上の注意点

以下の情報は、RESAS（地域経済分析システム）を加工して作成おり、全国各地の都道府県、市町村ごとの人口増減の推移をまとめておりますが、人口構成に関するコメントは各データを元にシステム的に出していますので不自然な点はご了承下さい。

東京都品川区の総人口の人口変動の推移と抱える問題点

東京都品川区の総人口はこれまでやや増加傾向で推移し増減率や増減幅は大きくありませんが注意が必要で、2040年には1980年比で11081人程の増加で103％程度の上昇率での人口増加が予想されます。

品川区は人口減少が継続的に進んでいるので、少子化の進行は未来の生産人口や消費人口の低下、出生数の低下にもつながりますので長期的な問題や取り組みが必要となる場合もあります。

東京都品川区の年少人口の労働人口や消費人口の減少と今後の課題

東京都品川区の年少人口はこれまでやや減少傾向で推移しこの先は継続的に減少が進む可能性が高いと予想されており、2040年には1980年比で32347人程の減少で54％程度の人口減少が予想されます。

年少人口の減少率が54％と大幅で品川区は人口減少が継続的に進んでいるので、地域の学校の閉校や農林水産業の衰退、森林や農地の荒廃、放置耕地の増加、商店街の衰退や地域サービスの低下など、人口減少は幅広い影響を及ぼしかねません。

年少人口は2040年には1980年と比べて総人口比率で16％から7％程度に減少しており、全国平均は平成28年10月1日現在で12.4％で過去最低を記録していますが、東京都品川区は7％と今後は全国平均以下への推移が予想されるので危険な状態です。

年少人口の減少率が9％とやや高い減少率ですので、今後の推移に注意が必要ですし年代ごとの減少人口数の推移にも注意が必要です。

東京都品川区の生産年齢人口の人口推移の現状と未来予測からみえること

東京都品川区の生産年齢人口はこれまでやや減少傾向で推移しこの先は継続的に減少が進む可能性が高いと予想されており、2040年には1980年比で35361人程の減少で14％程度の人口減少が予想されます。

品川区は人口減少が継続的に進んでいるので、地域インフラやサービスの低下も考えられますので対策が必要ですし、生産年齢人口は2040年には1980年と比べて総人口比率で73％から63％程度に減少しており、全国平均は平成28年10月1日現在で60.3％、平成4年で69.8％ですが、東京都品川区は全国平均以上が予想される地域で生産年齢人口が比較的多めな地域です。

東京都品川区の老年人口の人口統計と年齢ごとの増減率の推移

東京都品川区の老年人口はこれまで増加傾向で推移しこの先は増加が進む可能性が高い状況で、2040年には1980年比で78984人程の増加で354％程度の上昇率での人口増加が予想されます。

長期的に人口が増加している品川区は魅力的な地域ですが、雇用の問題が学校、自治会など幅広い対応が必要かもしれません。

2040年には1980年と比べて総人口比率で9％から33％程度に増加、老年人口の総人口比率が24％もの増加が予想されますので、今後の老年人口の推移には注意が必要な地域で、全国平均は平成28年10月1日現在で27.3％で過去最高を記録、東京都品川区は33％と今後は全国平均以上が予想されるので老年人口の増えすぎや50%越えの限界集落への危険性が高い状態です。