東京都港区はNHK放送博物館/東京放送局跡、お台場海浜公園、旧芝離宮恩賜庭園、旧新橋停車場跡、国立新美術館、新橋駅西口SL広場、神引展望台、神宮外苑/イチョウ並木、泉岳寺、増上寺、台場、大石良雄ほか16人忠烈の跡、東京タワー、表参道、麻布十番商店街など多くの観光資源を持つ地域ですが、近年の人口変動には問題も抱えますのでそれらの問題点などを確認して行きます。
港区の1980年からの人口の推移や今後の増減率の予想などから見える問題点や今後おこりえる課題を確認して行きたいと思います。
日本(東京都港区)の人口の推移と増減
東京都港区はNHK放送博物館/東京放送局跡、お台場海浜公園、旧芝離宮恩賜庭園、旧新橋停車場跡、国立新美術館、新橋駅西口SL広場、神引展望台、神宮外苑/イチョウ並木、泉岳寺、増上寺、台場、大石良雄ほか16人忠烈の跡、東京タワー、表参道、麻布十番商店街など多くの観光地がある地域ですが、全世代、子供からおじいちゃんおばあちゃんなどの高齢者の人口推移や増減を過去と未来のデータをもとに見て行きたいと思います。
利用上の注意点
以下の情報は、RESAS(地域経済分析システム)を加工して作成おり、全国各地の都道府県、市町村ごとの人口増減の推移をまとめておりますが、人口構成に関するコメントは各データを元にシステム的に出していますので不自然な点はご了承下さい。
- 出典:RESAS(地域経済分析システム)
- URL : https://opendata.resas-portal.go.jp/
東京都港区の総人口の年齢別の人口増加や推移
年 | 人口 | 増減(人) | 増減(%) |
1980年 | 201257人 | 0% | |
1985年 | 194591人 | ▲6666 | ▲3% |
1990年 | 158499人 | ▲36092 | ▲18% |
1995年 | 144885人 | ▲13614 | ▲8% |
2000年 | 159398人 | 14513 | 10% |
2005年 | 185861人 | 26463 | 16% |
2010年 | 205131人 | 19270 | 10% |
2015年 | 215317人 | 10186 | 4% |
2020年 | 219394人 | 4077 | 1% |
2025年 | 221270人 | 1876 | 0% |
2030年 | 221221人 | ▲49 | ▲0% |
2035年 | 219406人 | ▲1815 | ▲0% |
2040年 | 215898人 | ▲3508 | ▲1% |
東京都港区の総人口はこれまでやや増加傾向で推移し増減率や増減幅は大きくありませんが注意が必要で、2040年には1980年比で14641人程の増加で107%程度の上昇率での人口増加が予想されます。
長期的に人口が増加している港区は魅力的な地域ですが、計画的な人口増加で無いと予想外の問題がでることもありますので注意しましょう。
東京都港区の年少人口の人口推移の現状と未来予測からみえること
年 | 人口 | 増減(人) | 増減(%) | 総人口比 |
1980年 | 34504人 | 0% | 17% | |
1985年 | 29702人 | ▲4802 | ▲13% | 15% |
1990年 | 20207人 | ▲9495 | ▲31% | 10% |
1995年 | 15792人 | ▲4415 | ▲21% | 8% |
2000年 | 15770人 | ▲22 | ▲0% | 8% |
2005年 | 17172人 | 1402 | 8% | 8% |
2010年 | 22938人 | 5766 | 33% | 11% |
2015年 | 25756人 | 2818 | 12% | 13% |
2020年 | 25331人 | ▲425 | ▲1% | 13% |
2025年 | 21239人 | ▲4092 | ▲16% | 10% |
2030年 | 18827人 | ▲2412 | ▲11% | 9% |
2035年 | 17016人 | ▲1811 | ▲9% | 8% |
2040年 | 15573人 | ▲1443 | ▲8% | 8% |
東京都港区の年少人口はこれまでやや減少傾向で推移しこの先は継続的に減少が進む可能性が高いと予想されており、2040年には1980年比で18931人程の減少で55%程度の人口減少が予想されます。
年少人口の減少率が55%と大幅で港区は人口減少が継続的に進んでいるので、地域の過疎化、空き地や放棄地などの問題も抱えますし、年少人口は2040年には1980年と比べて総人口比率で17%から8%程度に減少しており、全国平均は平成28年10月1日現在で12.4%で過去最低を記録していますが、東京都港区は8%と今後は全国平均以下への推移が予想されるので危険な状態です。
年少人口の減少率が9%とやや高い減少率ですので、今後の推移に注意が必要ですし年代ごとの減少人口数の推移にも注意が必要です。
東京都港区の生産年齢人口の高齢化率や増減率からみる地域の課題
年 | 人口 | 増減(人) | 増減(%) | 総人口比 |
1980年 | 145529人 | 0% | 91% | |
1985年 | 141151人 | ▲4378 | ▲3% | 89% |
1990年 | 114653人 | ▲26498 | ▲18% | 72% |
1995年 | 104896人 | ▲9757 | ▲8% | 66% |
2000年 | 115056人 | 10160 | 9% | 72% |
2005年 | 135577人 | 20521 | 17% | 85% |
2010年 | 145091人 | 9514 | 7% | 91% |
2015年 | 150068人 | 4977 | 3% | 94% |
2020年 | 151191人 | 1123 | 0% | 95% |
2025年 | 153454人 | 2263 | 1% | 96% |
2030年 | 149311人 | ▲4143 | ▲2% | 94% |
2035年 | 139983人 | ▲9328 | ▲6% | 88% |
2040年 | 126279人 | ▲13704 | ▲9% | 79% |
東京都港区の生産年齢人口はこれまでやや増加傾向で推移し増減率や増減幅は大きくありませんが注意が必要で、2040年には1980年比で19250人程の減少で14%程度の人口減少が予想されます。
長期的に人口が増加している港区は魅力的な地域ですが、高齢者数が増えることで医療や介護を必要とする人口が増えるものの、介護サービスを担う人材不足などでの困難な状況やサービスの低下、低賃金での過酷な労働などの問題にもつながりやすい状況です。
生産年齢人口は2040年には1980年と比べて総人口比率で91%から79%程度に減少しており、総人口比率が12%もの減少が予想されますので今後の推移に注意が必要で生産年齢人口不足に注意しましょう。
全国平均は平成28年10月1日現在で60.3%、平成4年で69.8%ですが、東京都港区は全国平均以上が予想される地域で生産年齢人口が比較的多めな地域です。
東京都港区の老年人口の年齢別の人口増加や推移
年 | 人口 | 増減(人) | 増減(%) | 総人口比 |
1980年 | 20190人 | 0% | 13% | |
1985年 | 21762人 | 1572 | 7% | 15% |
1990年 | 21465人 | ▲297 | ▲1% | 14% |
1995年 | 23545人 | 2080 | 9% | 16% |
2000年 | 28510人 | 4965 | 21% | 19% |
2005年 | 32983人 | 4473 | 15% | 22% |
2010年 | 34823人 | 1840 | 5% | 24% |
2015年 | 39493人 | 4670 | 13% | 27% |
2020年 | 42872人 | 3379 | 8% | 29% |
2025年 | 46577人 | 3705 | 8% | 32% |
2030年 | 53083人 | 6506 | 13% | 36% |
2035年 | 62407人 | 9324 | 17% | 43% |
2040年 | 74046人 | 11639 | 18% | 51% |
東京都港区の老年人口はこれまで増加傾向で推移しこの先は増加が進む可能性が高い状況で、2040年には1980年比で53856人程の増加で366%程度の上昇率での人口増加が予想されます。
長期的に人口が増加している港区は魅力的な地域ですが、今後は高齢化問題や地域のコミュニティの変化などの問題に気をつけましょう。
2040年には1980年と比べて総人口比率で13%から51%程度に増加、老年人口の総人口比率が38%もの増加が予想されますので、今後の老年人口の推移には注意が必要な地域で、全国平均は平成28年10月1日現在で27.3%で過去最高を記録、東京都港区は51%と今後は全国平均以上が予想されるので老年人口の増えすぎや50%越えの限界集落への危険性が高い状態です。