埼玉県さいたま市の人口増減率からみる日本人口の問題点

埼玉県さいたま市は埼玉県の県庁所在地でもある政令指定都市で西区や桜区、浦和区などの10の行政区をもつ地域ですが、日本各地の市町村と同様な問題が人口変動から見られます。

埼玉県さいたま市のこれまでの人口推移と今後の予想などを確認し、そこから見える今後の課題、高齢化や少子化などの問題点を確認して行きたいと思います。

日本（埼玉県さいたま市）の人口の推移と増減

埼玉県さいたま市は総人口、年少人口、生産年齢人口、老年人口のこれまでの人口推移の確認と、今後の予測から見える地域の問題点や人口構成などを見て行きたいと思います。

利用上の注意点

以下の情報は、RESAS（地域経済分析システム）を加工して作成おり、全国各地の都道府県、市町村ごとの人口増減の推移をまとめておりますが、人口構成に関するコメントは各データを元にシステム的に出していますので不自然な点はご了承下さい。

埼玉県さいたま市の総人口の人口増加の現状や理由

埼玉県さいたま市の総人口はこれまで増加傾向で推移し増減率や増減幅は大きくありませんが注意が必要で、2040年には1980年比で289200人程の増加で132％程度の上昇率での人口増加が予想されます。

長期的に人口が増加しているさいたま市は魅力的な地域ですが、人口の増加によって起きる問題もありますので今後の適切な取り組みが大切です。

埼玉県さいたま市の年少人口の統計から見る人口推移と今後の予測

埼玉県さいたま市の年少人口はこれまでやや減少傾向で推移しこの先は継続的に減少が進む可能性が高いと予想されており、2040年には1980年比で107206人程の減少で48％程度の人口減少が予想されます。

年少人口の減少率が48％とやや高くさいたま市は人口減少が継続的に進んでいるので、今後も減少が続くと過疎化や高齢化で深刻な状態も考えられます。

年少人口は2040年には1980年と比べて総人口比率で24％から12％程度に減少しており、総人口比率が12％もの減少が予想されますので今後の推移に注意が必要です。

全国平均は平成28年10月1日現在で12.4％で過去最低を記録していますが、埼玉県さいたま市は12％と今後は全国平均以下への推移が予想されるので危険な状態です。

年少人口の減少率が12％とやや高い減少率ですので、今後の推移に注意が必要ですし年代ごとの減少人口数の推移にも注意が必要です。

埼玉県さいたま市の生産年齢人口の統計から見る人口推移と今後の予測

埼玉県さいたま市の生産年齢人口はこれまでやや増加傾向で推移し増減率や増減幅は大きくありませんが注意が必要で、2040年には1980年比で58506人程の増加で109％程度の上昇率での人口増加が予想されます。

さいたま市は人口減少が継続的に進んでいるので、人口バランスの乱れや今後の地域の発展に影響が考えられますし、全国平均は平成28年10月1日現在で60.3％、平成4年で69.8％ですが、埼玉県さいたま市は全国平均以上が予想される地域で生産年齢人口が比較的多めな地域です。

埼玉県さいたま市の老年人口の人口増加の現状や理由

埼玉県さいたま市の老年人口はこれまで増加傾向で推移しこの先は増加が進む可能性が高い状況で、2040年には1980年比で338393人程の増加で698％程度の上昇率での人口増加が予想されますし、長期的に人口が増加しているさいたま市は魅力的な地域ですが、雇用の問題が学校、自治会など幅広い対応が必要かもしれません。

2040年には1980年と比べて総人口比率で5％から36％程度に増加、老年人口の総人口比率が31％もの増加が予想されますので、今後の老年人口の推移には注意が必要な地域で、全国平均は平成28年10月1日現在で27.3％で過去最高を記録、埼玉県さいたま市は36％と今後は全国平均以上が予想されるので老年人口の増えすぎや50%越えの限界集落への危険性が高い状態です。