東京都八王子市の人口の推移とそこから見える今後の課題

東京都八王子市は高尾山、道の駅八王子滝山などの観光資源を持つ地域ですが、日本全体で抱えている少子化などの問題も同じく抱えています。

ここからは、八王子市の総人口、年少人口、生産年齢人口、老年人口のこれまでの増減率と今後の予測の確認と、そこから見える問題点を確認して行きたいと思います。

日本（東京都八王子市）の人口の推移と増減

東京都八王子市は高尾山、道の駅八王子滝山などの観光地がある地域ですが、年少人口、子供の人口数を確認することで見える今後の消費者世代の推移や働き盛りの年代の増減などを確認して行きたいと思います。

利用上の注意点

以下の情報は、RESAS（地域経済分析システム）を加工して作成おり、全国各地の都道府県、市町村ごとの人口増減の推移をまとめておりますが、人口構成に関するコメントは各データを元にシステム的に出していますので不自然な点はご了承下さい。

東京都八王子市の総人口の少子化や高齢化につながる人口問題

東京都八王子市の総人口はこれまで増加傾向で推移し増減率や増減幅は大きくありませんが注意が必要で、2040年には1980年比で160809人程の増加で141％程度の上昇率での人口増加が予想されます。

長期的に人口が増加している八王子市は魅力的な地域ですが、人口ピラミッドの変動など年代ごとのバランスも重要になって来ます。

東京都八王子市の年少人口の人口推移と今後おこりえる人口増減の予測

東京都八王子市の年少人口はこれまで減少傾向で推移しこの先は継続的に減少が進む可能性が高いと予想されており、2040年には1980年比で45518人程の減少で47％程度の人口減少が予想されます。

年少人口の減少率が47％とやや高く八王子市は人口減少が継続的に進んでいるので、人口減少による消費者の不足、デマンドサイドでは潜在的な経済成長率を低下させるなどの影響が大きく考えられます。

年少人口は2040年には1980年と比べて総人口比率で22％から12％程度に減少しており、全国平均は平成28年10月1日現在で12.4％で過去最低を記録していますが、東京都八王子市は12％と今後は全国平均以下への推移が予想されるので危険な状態です。

年少人口の減少率が10％とやや高い減少率ですので、今後の推移に注意が必要ですし年代ごとの減少人口数の推移にも注意が必要です。

東京都八王子市の生産年齢人口の子供の減少や高齢化などの問題点

東京都八王子市の生産年齢人口はこれまでやや増加傾向で推移し増減率や増減幅は大きくありませんが注意が必要で、2040年には1980年比で46429人程の増加で117％程度の上昇率での人口増加が予想されます。

八王子市は人口減少が継続的に進んでいるので、地域の学校の閉校や農林水産業の衰退、森林や農地の荒廃、放置耕地の増加、商店街の衰退や地域サービスの低下など、人口減少は幅広い影響を及ぼしかねません。

全国平均は平成28年10月1日現在で60.3％、平成4年で69.8％ですが、東京都八王子市は全国平均以上が予想される地域で生産年齢人口が比較的多めな地域です。

東京都八王子市の老年人口の年齢ごとの人口構成と問題点

東京都八王子市の老年人口はこれまで増加傾向で推移しこの先は増加が進む可能性が高い状況で、2040年には1980年比で160063人程の増加で695％程度の上昇率での人口増加が予想されます。

東京都八王子市は老年人口が全国平均の27.3％以上の数値が高い地域で50％超えの限界集落に近い割合で推移している地域で対策が必要ですし、長期的に人口が増加している八王子市は魅力的な地域ですが、計画的な人口増加で無いと予想外の問題がでることもありますので注意しましょう。

2040年には1980年と比べて総人口比率で5％から37％程度に増加、老年人口の総人口比率が32％もの増加が予想されますので、今後の老年人口の推移には注意が必要な地域で、全国平均は平成28年10月1日現在で27.3％で過去最高を記録、東京都八王子市は37％と今後は全国平均以上が予想されるので老年人口の増えすぎや50%越えの限界集落への危険性が高い状態です。