バイトには短期や日雇い、常用雇用などのさまざまな形があります。
東京や大阪などの大都市ではバイトの求人なども多くどういった雇用形態も幅広くあり、どのバイトを選ぶかは個人の自由ですしどのような人をどのように雇用するかは雇う側の自由でしょう。
これらアルバイトの雇用形式についてのメリットやデメリットについて考えたいと思います。
一般的にアルバイトは社会的な責任は低く気軽にできる仕事と思われています。もちろん、専門的な分野では一般の社員雇用などよりも待遇がいいアルバイトもありますが、多くのバイトは低賃金の不安定な雇用形式や扱いを受ける場合が多いでしょう。
バイトのメリットとデメリット
短期のバイトは他に定職をもっている方が別の収入を求めてやる場合や毎日働くのが嫌な方、他に仕事を見つけるまでのつなぎで短期のバイトをやっている場合などが考えられます。
ざっと考えただけでもこれらが考えられますが、以下で他のメリットやデメリットについてじっくりと考えてみます。
バイトのメリット
バイトには低賃金などのデメリットはありますが考えようによっては多くのメリットもあり、こういった雇用形態が向いている人や自分に合っている人も多いので人それぞれです。
自身にあった雇用形態を見つけることが重要でしょう。
自分にあった仕事を見つけやすい
バイトは比較的いろいろな仕事に就くことが可能です。
そういった中で自分にあった仕事や仕事環境などを見つけることができるでしょう。大学に通いながら短期のバイトを複数経験して、社会勉強や世の中の仕事の空気感などを感じるのにもいいでしょう。
仕事の内容と時給のバランスなども知っておくと後々役に立つときもあるでしょうし、大学卒業後に企業などへの就職を考えている場合は既にバイトの経験があると社会感覚が身についているので有利かもしれません。
比較的簡単に見つかる
仕事を探す上で長期間無職状態が続くことは避けたいと思います。
なのでそのような時は短期のアルバイトなどを利用し次の就職先が見つかるまでのつなぎにするなどの方法があります。もちろん雇用先がそういった形でも問題ない場合の話ですが、そういった面ではとても便利な雇用形態になります。
仕事上の責任が軽い
職場によっては面倒な責任を押し付けられる場合がありますが、アルバイトなどではそれほど責任を背負わされるというよりもとりあえず簡単な仕事をこなしてくれればいいよといった感覚の方が近いと思います。
気楽に仕事をしたい方や仕事上の責任を背負わされたくない方などには向いているかもしれません。
仕事を休みやすい
これは一概には言えませんが仕事内容や責任が少ない分、比較的休みやすい気がします。もちろんバイト先によっては完全に頭数に入れられており休まれると厳しい場合はありますけど、そういった場合は社員にするなり時給を上げるなりの条件の変化を雇用側から考えればいいだけです。
バイトはバイトとしての責任や仕事上の義務をこなせばいいだけだと思いますので、一般の社員などよりは休みやすいものと考えます。バイトを休む時に最適な言い訳とは
ただし、後々の社員雇用や時給のUPを狙うのであれば急な休みや不真面目な評価は避けたほうがいいでしょう。
仕事を辞めやすい
バイトに向いていない、賃金が低いなどの問題が発生したときには比較的簡単に辞めることが可能、もちろん常識の範囲内ではありますが雇い主が無理やり雇用を続けることはできません。
自分に向いていないと感じたら他の仕事を探しましょう。
その際は、短期のバイトが良いのか長期のバイトが良いのか、社員が良いのか派遣がいいのかなど自分にあった形を再検討するのが良いでしょう。
いつまでもバイト形式で仕事を続けるというわけには行かないと思いますので、可能であれば社員などの常用雇用の仕事や収入面でもメリットの多い形を求めましょう。
バイトのデメリット
バイトはいい面ばかりではありません。
実にデメリットの多い場合があるのです。世に言うブラック企業などに入ってしまうと人生がおかしくなってしまったりするので気をつけましょう。
以下でバイトのデメリットをあげてみますので、自身の就職の際や現状を再検討してみてください。
低賃金
短期のバイトなどでは多少高賃金の場合もありますが、それは特殊な仕事や専門的なもの、人が集まりにくかったり急に人を探していたりの場合です。
基本的には低賃金で給料が安い場合が多いので、生活するだけで精一杯な状態に陥り転職するにも蓄えがないので転職先が見つけにくかったり、もしもの時不安定だったりとマイナス面が多いです。
過重労働
バイトの範囲を超え良いように使われる場合が良くあります。
労働時間が長かったり休憩時間が短かったり、週に数日だったのに毎日に変更させられたり、使い勝手が良かったり他に人が集まらないバイトなどだとどんどん仕事をさせられる場合がありますので注意が必要です。
雇用者側のご都合に合わせての、無理な仕事はしないようにしましょう。
社会経験が少ないと過重労働などの感覚が分かりませんので、自分が甘いのでそう感じる場合と社会的に見てきつい仕事の場合とがあるので、そのバランス感覚も身に付けましょう。
長時間労働
1日の仕事時間が長いと休まる時間がありません。サービス業や24時間稼動している職場、工場やお店、営業時間の長いショップや店舗、個人経営などで時折あるようです。
短期のバイトならまだしも、高時給とかならまだしも、低賃金で長時間労働の場合は自分なら転職を考えます。
そもそもそういった条件のところには行きませんが、採用後に様子を見て条件の変更をしてくる場合がありますので注意深く観察する必要があるでしょう。
休めない
なんだかんだ言われて休めない場合があります。みんな頑張っているんだからとか仕事はどうするんだとか責任感が足りないとか、一見言っている内容は正しく聞こえる場合がありますが、休みを取るのは労働者の権利です。
きちんとした用事がある場合や体調不良などの場合は堂々と休みましょう。
ずる休みはもちろん非難の対象ですのでしてはいけません。
まとめ
アルバイトのメリットとデメリットについて考えてきましたが、これらは個人的感覚に過ぎません。
長時間労働で仲間意識を高めることが喜びの人もいますし、低賃金でもやりがいがあれば充実する場合もあるでしょう。責任を背負うことが好きな人もいれば、人の上にたつ事に喜びを感じる人もいるでしょう。
このような人それぞれのタイプの違いがあるので、自分以外に無理な条件を押し付けたり、自分のやり方や感覚をバイトに背負わせたりする場合もあるでしょう。
社会に適合することは大切なことです。
職場に迷惑をかけないように仕事に取り組みことは社会人としての最低限のルールといえるでしょう。しかし、そういった状況をうまく利用して過酷な労働を強いている企業や経営者も多く居ることも現実です。
最終的には自分の感覚が重要です。
しっかりと社会の感覚を見につけ、自分にあったバイト先や仕事先を探すのが良いでしょう。