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食パンの栄養素一覧と効果効能

食パンの栄養素一覧とそれぞれの含有量や栄養素の効果や効能を確認し、日々の健康管理や栄養バランスに役立てましょう。

食パンにはセレン、食塩相当量、ナトリウム、モリブデン、銅、食物繊維、葉酸、パントテン酸、ナイアシン、クロム、などの栄養素の含有量が摂取基準量に対して高い割合で含まれます。

セレンは血液サラサラ効果があり血行促進に役立つ栄養素で、サプリメントなどでの摂取時は過剰摂取になりやすいので注意が必要ですし過剰摂取では抜け毛や爪の変形などの症状が現われますので気をつけましょう。

食パン

また、ナトリウムは不足することはあまりないミネラルでセレンと同じく過剰摂取に注意が必要で、小腸上部から吸収されますし、モリブデンは不足すると貧血などの症状を引き起こすことがあるので注意が必要で、適切な摂取では貧血の予防につながる造血作用などをもつミネラルです。

同じくミネラルの銅は骨、血管の成長を助け肝臓に貯蔵される栄養素で、乳児の成長、骨や血管の強化に効果を持ち活性酸素の除去などにも効果を持ちますので、これらの働きをもつ栄養素を含む食パンの効果や効能、栄養素の含有量と効果効能を確認して行きましょう。

食パンの栄養素の含有量の一覧

食パンにはセレン、食塩相当量、ナトリウム、モリブデン、銅、食物繊維、葉酸、パントテン酸、ナイアシン、クロム、が含まれますが、セレンは水銀やカドミウム、砒素などの毒性を軽減させる拮抗作用をもつ栄養素で魚介、肉、豆類に多く含まれる見なられる、土壌に含まれることで食品の含有量が変化します。

ナトリウムは体液の浸透圧を正常に維持に役立つ重要なミネラルで、不足したことによる欠乏症はあまりないとされますが、食欲不振、はきけ、血液濃縮、筋肉痛などの症状がでるとも言われます。

さらに、貧血対策には葉酸、ビタミンB12などのビタミン類が良いと言われますが、鉄、マグネシウム、コバルト、モリブデンなどのミネラルも関与するとされていますし、モリブデンは赤血球などに結合し全身に運搬される栄養素で糖質や脂質の代謝を高める酵素の構成物質です。

銅は小腸で吸収されて肝臓に蓄積され、不足したことによる欠乏症では未熟児、銅欠乏乳児、体重増加不良、貧血、骨異常などの症状がでるとも言われますので、こうした働きをもつそれぞれの栄養素の含有量を確認しておきましょう。

食品番号 01026
ジャンル パン類
食品名 食パン
廃棄率 0 %
エネルギー
kcal 264 kcal
kJ 1105 kJ
水分 38.0 g
たんぱく質 9.3 g
アミノ酸組成によるたんぱく質 7.5 g
脂質 4.4 g
トリアシルグリセロール当量 4.1 g
炭水化物 46.7 g
灰分 1.6 g
無機質
ナトリウム 500 mg
カリウム 97 mg
カルシウム 29 mg
マグネシウム 20 mg
リン 83 mg
0.6 mg
亜鉛 0.8 mg
0.11 mg
マンガン 0.24 mg
ヨウ素 1 μg
セレン 24 μg
クロム 1 μg
モリブデン 18 μg
ビタミン
A レチノール 0 μg
A α-カロテン 0 μg
A β-カロテン 2 μg
A β-クリプトキサンチン 0 μg
A β-カロテン当量 2 μg
A レチノール当量 0 μg
D 0 μg
E α-トコフェノール 0.5 mg
E β-トコフェノール 0.1 mg
E γ-トコフェノール 0.7 mg
E δ-トコフェノール 0 mg
K 0 μg
B1 0.07 mg
B2 0.04 mg
ナイアシン 1.2 mg
B6 0.03 mg
B12 0 μg
葉酸 32 μg
パントテン酸 0.47 mg
ビオチン 2.4 μg
C 0 mg
脂肪酸
飽和脂肪酸 1.34 g
一価不飽和脂肪酸 1.55 g
多価不飽和脂肪酸 0.99 g
コレステロール 0 mg
食物繊維
水溶性 0.4 g
不溶性 1.9 g
総量 2.3 g
食塩相当量 1.3 g
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量
アミノ酸含有量 食事摂取基準量
文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会
日本食品標準成分表2010のデータより抜粋
出典URL : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm

食パンの栄養素で摂取基準量に対して高い含有量のもの

※ 30~49歳の女性の目安量、推奨量を元に含有量の割合を出しています。
※ ビタミン類、ミネラル類のみの含有量から比率の高い栄養素をまとめています。

1位 セレン
2位 食塩相当量
3位 ナトリウム
4位 モリブデン
5位
6位 食物繊維
7位 葉酸
8位 パントテン酸
9位 ナイアシン
10位 クロム

セレンは過酸化物質の分解に役立つミネラル

セレンは抗酸化作用をもつ酵素の構成物質でもありますので、細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用に間接的にかかわりますし美容効果も期待されるミネラルで、土壌に多く含まれることで食品の含有量も変化します。

そのため、日本国内の土壌でそだつ食品にはセレンが含まれるので、セレン不足はあまりないと言われていますが、中国北東部では土壌にセレンがすくなく克山病の原因になっていることもあります。

セレンを取りすぎたことによる過剰症はセレン中毒、抜け毛、爪の変形、免疫低下などの症状が現われますので注意が必要ですし、尿での排出で体内調整され、欠乏すると貧血や関節痛などの症状が出るとされています。

セレンは血液サラサラ効果があり血行促進に効果を持ちますし、水銀やカドミウム、砒素などの毒性を軽減させる拮抗作用をもつ栄養素で、たんぱく質に結合しており幅広い食材に含まれるミネラルでアンキモやレンズ豆などに多く含まれますので、タンパク質を含む食べ物やこれらの食品を摂取しましょう。

ナトリウムの過剰摂取に注意!減塩対策と食生活の改善

醤油や味噌汁など日々の料理で摂取することが多いので、ナトリウムは不足することはあまりないとされますが、過剰摂取になりやすいので注意が必要です。

特に高血圧などにつながりやすいので、こうした症状を持つ場合などは減塩対策などが大切になってきますが、ナトリウムはラーメンのスープ、そばつゆ、即席めん、カップめん、そうめん、食塩、固形ブイヨン、みそ、梅干し、塩ザケなどの食品にも多く含まれるので注意が必要です。

塩化ナトリウムが筋肉を硬直させ、血管の柔軟性も奪うといわれ、血管の硬化によって血圧が上がりますので注意が必要ですし、取りすぎたことによる過剰症は、ミネラルバランスの乱れ、むくみ、細胞外液や血液の量の増加、高血圧症、胃がんの促進因子とも言われます。

減塩と合わせて行ないたいのが、体内の余分なナトリウムの排出を促すカリウムの摂取で、カリウムを多く含む食品や野菜類などを上手く食事のレシピに取り入れることでも過剰摂取や減塩対策につながります。

不足することも問題があるとされますので、過剰摂取にならないように適度な摂取を心がけましょう。

モリブデンは吸収率が高いミネラル

モリブデンは貧血の予防につながる造血作用などをもつ吸収率が高いミネラルで、食道がんのリスクを下げる効果や酸化還元反応に関わる酵素の構成成分です。

不足すると貧血などの症状を引き起こすことがあるので注意が必要ですが、同じく貧血対策に効果をもつ葉酸、ビタミンB12などのビタミン類や鉄、マグネシウム、コバルトなどのミネラルも合わせて摂取すると貧血対策の効果を高めます。

モリブデンは赤血球などに結合し全身に運搬される栄養素で糖質や脂質の代謝を高める酵素の構成物質で、肝臓、腎臓、副腎に多いミネラルで老廃物でもあるプリン体を尿酸へ分解する働きをもち、鉄の利用を高める性質を持ちます。

米、そばなどの穀類や、大豆、えんどう豆などの大豆類や豆腐、納豆などの大豆製品、レバーや乳製品などに多く含まれますので、これらの食品の摂取でモリブデン不足にならないように気をつけましょう。

食パンには他の栄養素も豊富に含まれる

食パンにはこれらの栄養素以外にも銅、食物繊維、葉酸、パントテン酸、ナイアシン、クロムなどの栄養素が幅広く含まれますので、日頃の栄養バランスに役立てましょう。

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