油脂類のn-6系脂肪酸含有量のランキングと食事摂取基準を摂取の目安とし、日々の食事メニューやレシピの参考にしつつ穀類やいも及びでん粉類、砂糖及び甘味類など幅広いジャンルの食品や食べ物の摂取で栄養バランスの良い食生活に役立ちます。
また、n-6系脂肪酸不足であれば含有量のランキング上位の食材を食習慣に取り入れ、過剰摂取気味であれば健康被害や病気の予防の為にも含有量の低い食品を中心とした食生活にする改善も必要になります。
n-6系脂肪酸は多価不飽和脂肪酸の中の一種であり、n-3系の脂肪酸であるαリノレン酸やEPA、DHAなどと同様に広く知られている脂肪酸のひとつです。
食品にも豊富な種類に含まれるn-6系脂肪酸ですが、過剰摂取は肥満や健康への害、ダイエットへの弊害などもありますので注意が必要ですが、調理の際の油や揚げ物などで使うことが多いのもn-6系脂肪酸の特徴です。
n-6系脂肪酸を取り過ぎた食生活にならないように、摂取基準と含有量ランキングを確認して行きましょう。
n-6系脂肪酸の食事摂取基準は簡単に摂取可能な量や摂取が難しい場合もありますが、運動不足や病気の有無、症状や健康上の注意点などを踏まえ適切なn-6系脂肪酸の摂取が可能なレシピの食事内容が必要な場合もあります。
今回は数ある食品群の穀類、いも及びでん粉類、砂糖及び甘味類、豆類、種実類、野菜類、果実類、きのこ類、藻類、魚介類、肉類、卵類、乳類、油脂類、菓子類、し好飲料類、調味料及び香辛料類、調理加工食品類などがありますが、n-6系脂肪酸含有量の高い油脂類の食品ランキングと食事摂取基準を見て行きたいと思います。
| n-6,系脂肪酸の食事摂取基準（g/日） | ||
| 性別 | 男性 | 女性 |
| 年齢等 | 目安量 | 目安量 |
| ３～５（歳） | 7 | 6 |
| 18～29（歳） | 11 | 8 |
| 30～49（歳） | 10 | 8 |
| 50～69（歳） | 10 | 8 |
| 食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 アミノ酸含有量 食事摂取基準量 | ||
n-6系脂肪酸を多く含む油脂類のの食品や食べ物などを確認することで見えることもありますが、確認後に食生活に活かすことが重要です。これらのデータを参考に日々の食事に活かし不足しがちな食事メニューの改善や食習慣の変更などに役立てましょう。
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| 食品別の標準成分表、含有栄養素ランキング(100g辺り) | |
| 食品名 | 含有量 |
| 植物油脂類ひまわり油 | 57.94g |
| 植物油脂類大豆油 | 55.78g |
| 植物油脂類綿実油 | 53.85g |
| 植物油脂類とうもろこし油 | 51.58g |
| 植物油脂類ごま油 | 41.19g |
| 植物油脂類調合油 | 40.94g |
| 植物油脂類米ぬか油 | 33.26g |
| 植物油脂類落花生油 | 29.00g |
| 植物油脂類なたね油 | 26.10g |
| マーガリン類ソフトタイプマーガリン | 23.57g |
| マーガリン類ファットスプレッド | 17.36g |
| 植物油脂類サフラワー油 | 13.62g |
| 動物脂類ラード | 9.81g |
| 植物油脂類パーム油 | 9.16g |
| 植物油脂類オリーブ油 | 7.24g |
| 動物脂類牛脂 | 3.61g |
| 植物油脂類パーム核油 | 2.43g |
| バター類発酵バター | 2.15g |
| バター類有塩バター | 2.14g |
| バター類無塩バター | 2.05g |
| 植物油脂類やし油 | 1.53g |
| g | |
| 食品標準成分表 | |
ビタミンAはレチノール、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテンは除外し、レチノール当量です。
ビタミンEはα-トコフェノールで表記し、β-トコフェノール、γ-トコフェノール、δ-トコフェノールは除外しています。
食物繊維は水溶性、不溶性の総量で表示しています。
n-6系、n-3系脂肪酸は共に多価不飽和脂肪酸の含有量で表示しています。
油脂類の含有栄養素の中のn-6系脂肪酸含有量の豊富な食品と一日に食べるn-6系脂肪酸の食事摂取基準量をあわせて確認し日々の食生活に活かすと共に、必要とされる栄養成分のひとつであるn-6系脂肪酸の摂取量基準を知り病気の予防や健康維持に役立てましょう。
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