ひらたけや椎茸、マッシュルームなどのきのこ類のセレン含有量のランキングと食事摂取基準を確認し、毎日の食事内容に活かしながら種実類や野菜類、果実類など他の含有量の高い食材と組み合わせることでも摂取効率を高めることにつながります。
また、セレン不足であれば含有量の高い食べ物の摂取を心がけながら、逆に過剰摂取の危険性がある場合は摂取量を少なくするか食べるのを控えるなどの改善が必要です。
セレンは魚介、肉、豆類に多いミネラルでビタミンEと同様に過酸化物質の分解に働き、動脈硬化や発ガンを抑制する効能をもちます。
血液サラサラ効果や活性酸素の抑制など幅広い効果を持ちますので摂取を心がけたいミネラルですし、タンパク質に結合しているので幅広い食材に含まれる特徴をもちます。
幅広い食品に含まれるので日本国内ではほとんど不足することはありませんが、土壌にセレンが少ない地域ではセレン不足によって克山病などにもつながるとされています。
アンコウの肝やたらこ、黒マグロ、レンズマメなどに多く含まれますが、ここからはセレン含有量の高いきのこ類の食品のランキングとセレンの食事摂取基準を確認して行きましょう。
セレンの食事摂取基準は各栄養素ごとに基準値の違いがありますが、食べ物の好き嫌いや家計などの問題点も検討した上でセレンを取り健康管理や美容につながる食生活を心がけましょう。
今回は数ある食品群の穀類、いも及びでん粉類、砂糖及び甘味類、豆類、種実類、野菜類、果実類、きのこ類、藻類、魚介類、肉類、卵類、乳類、油脂類、菓子類、し好飲料類、調味料及び香辛料類、調理加工食品類などがありますが、セレン含有量の高いきのこ類の食品ランキングと食事摂取基準を見て行きたいと思います。
| セレンの食事摂取基準（μg/日） | ||||||||
| 性別 | 男性 | 女性 | ||||||
| 年齢等 | 推定平均必要量 | 推奨量 | 目安量 | 耐容上限量 | 推定平均必要量 | 推奨量 | 目安量 | 耐容上限量 |
| ３-５（歳） | 10 | 15 | ― | 110 | 10 | 10 | ― | 110 |
| 18-29（歳） | 25 | 30 | ― | 420 | 20 | 25 | ― | 330 |
| 30-49（歳） | 25 | 30 | ― | 460 | 20 | 25 | ― | 350 |
| 50-69（歳） | 25 | 30 | ― | 440 | 20 | 25 | ― | 350 |
| 食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 アミノ酸含有量 食事摂取基準量 | ||||||||
セレンを多く含むきのこ類の食べ物の含有量上位の食品はこれらですが、上位の食品や下位の食品の把握に役立ちます。含有量の高い食品の過剰摂取や食事内容の偏りに気をつけた食生活を心がけましょう。
| 食品別の標準成分表、含有栄養素ランキング(100g辺り) | |
| 食品名 | 含有量 |
| マッシュルーム生 | 14μg |
| あらげきくらげ乾 | 10μg |
| ひらたけ生 | 6μg |
| 生しいたけ生 | 4μg |
| 乾しいたけどんこ、こうしんを含む乾 | 4μg |
| ぶなしめじ生 | 3μg |
| エリンギ生 | 3μg |
| なめこ生 | 2μg |
| まいたけ生 | 2μg |
| 乾しいたけどんこ、こうしんを含むゆで | 1μg |
| えのきたけ生 | 1μg |
| ひらたけゆで | 0μg |
| うすひらたけ生 | 0μg |
| ぬめりすぎたけ生 | 0μg |
| まいたけゆで | 0μg |
| まつたけ水煮缶詰 | 0μg |
| やなぎまつたけ生 | 0μg |
| まつたけ生 | 0μg |
| マッシュルーム水煮缶詰 | 0μg |
| まいたけ乾 | 0μg |
| マッシュルームゆで | 0μg |
| なめこ水煮缶詰 | 0μg |
| ほんしめじ生 | 0μg |
| きくらげゆで | 0μg |
| しろきくらげ乾 | 0μg |
| きくらげ乾 | 0μg |
| あらげきくらげゆで | 0μg |
| えのきたけゆで | 0μg |
| えのきたけ味付け瓶詰 | 0μg |
| しろきくらげゆで | 0μg |
| くろあわびたけ生 | 0μg |
| たもぎたけ生 | 0μg |
| ぶなしめじゆで | 0μg |
| はたけしめじ生 | 0μg |
| なめこゆで | 0μg |
| 生しいたけゆで | 0μg |
| 食品標準成分表 | |
ビタミンAはレチノール、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテンは除外し、レチノール当量です。
ビタミンEはα-トコフェノールで表記し、β-トコフェノール、γ-トコフェノール、δ-トコフェノールは除外しています。
食物繊維は水溶性、不溶性の総量で表示しています。
n-6系、n-3系脂肪酸はともに多価不飽和脂肪酸の含有量で表示しています。
ひらたけや椎茸、マッシュルームなどのきのこ類の食べ物に含まれるセレン含有量の豊富な食品と一日あたりの摂取量のセレンの食事摂取基準量を確認した上で生活に活かし、必須とされる栄養素であるセレンの摂取量基準を確認し栄養管理につなげましょう。
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