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板麩の栄養素一覧と効果効能

麩には生麩(なまふ)、焼き麩(やきふ)、揚げ麩(あげふ)、乾燥麩などの種類がありそれぞれレシピや食感なども違いますが、主な原料はグルテンで小麦粉などのタンパク質です。

お吸い物や煮物、炒め物などに含まれることが多く、独特の存在感をもつ食べ物ですが、この板麩の栄養素一覧とそれぞれの含有量や栄養素の効果や効能を確認し、日々の健康管理や栄養バランスに役立てましょう。

油麩

板麩には銅、鉄、マンガン、亜鉛、ナトリウム、マグネシウム、ナイアシン、リン、食物繊維、パントテン酸などの栄養素の含有量が摂取基準量に対して高い割合で含まれます。

銅は貧血予防、免疫力向上、動脈硬化の予防、成長促進、髪や肌の健康を保つ効果をもつミネラルで日頃から貧血気味になることが多い女性は特に摂取したい栄養素ですし、骨髄でヘモグロビンを作る際に欠かせなく乳児の成長に重要なミネラルです。

さらに鉄も貧血対策に有効なミネラルで主に小腸で吸収され小松菜、豚レバー、シジミ、小松菜、卵黄などに多く含まれますが、板麩にも多い割合での鉄分が含まれていますが、これらの栄養素を含む板麩の効果や効能、栄養素の含有量と効果効能を確認して行きましょう。

板麩の栄養素の含有量の一覧

板麩には銅、鉄、マンガン、亜鉛、ナトリウム、マグネシウム、ナイアシン、リン、食物繊維、パントテン酸が含まれますが、銅不足では未熟児、銅欠乏乳児、体重増加不良、貧血、骨異常などの症状がでるとも言われますが逆に取りすぎたことによる過剰症はほぼなしとされていますので不足には注意しましょう。

また、鉄の欠乏症では鉄欠乏性貧血、めまい、立ちくらみ、動悸、免疫低下などの症状がでるとも言われますので、鉄分を多く含む春菊などビタミンCやカロテンなども豊富に含まれますので幅広い栄養素の摂取に便利な食べ物のひとつです。

マンガン不足では成長阻害、骨格の発育不全、糖質脂質の代謝異常、血液凝固たんぱく質の異常などの症状がでるとも言われますので、これら各種栄養素は適切な摂取、不足しないように日々の食生活に注意が必要ですので、こうした働きをもつそれぞれの栄養素の含有量を確認しておきましょう。

食品番号 01067
ジャンル ふ類
食品名 板ふ
廃棄率 0 %
エネルギー
kcal 379 kcal
kJ 1586 kJ
水分 12.5 g
たんぱく質 25.6 g
アミノ酸組成によるたんぱく質 0 g
脂質 3.3 g
トリアシルグリセロール当量 2.9 g
炭水化物 57.3 g
灰分 1.3 g
無機質
ナトリウム 190 mg
カリウム 220 mg
カルシウム 31 mg
マグネシウム 90 mg
リン 220 mg
4.9 mg
亜鉛 2.9 mg
0.49 mg
マンガン 1.54 mg
ヨウ素 0 μg
セレン 0 μg
クロム 0 μg
モリブデン 0 μg
ビタミン
A レチノール 0 μg
A α-カロテン 0 μg
A β-カロテン 0 μg
A β-クリプトキサンチン 0 μg
A β-カロテン当量 0 μg
A レチノール当量 0 μg
D 0 μg
E α-トコフェノール 0.6 mg
E β-トコフェノール 0.5 mg
E γ-トコフェノール 0.6 mg
E δ-トコフェノール 0.6 mg
K 0 μg
B1 0.20 mg
B2 0.08 mg
ナイアシン 3.6 mg
B6 0.16 mg
B12 0 μg
葉酸 22 μg
パントテン酸 0.79 mg
ビオチン 0 μg
C 0 mg
脂肪酸
飽和脂肪酸 0.76 g
一価不飽和脂肪酸 0.29 g
多価不飽和脂肪酸 1.68 g
コレステロール 0 mg
食物繊維
水溶性 1.5 g
不溶性 2.3 g
総量 3.8 g
食塩相当量 0.5 g
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量
アミノ酸含有量 食事摂取基準量
文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会
日本食品標準成分表2010のデータより抜粋
出典URL : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm

板麩の栄養素で摂取基準量に対して高い含有量のもの

※ 30~49歳の女性の目安量、推奨量を元に含有量の割合を出しています。
※ ビタミン類、ミネラル類のみの含有量から比率の高い栄養素をまとめています。

1位
2位
3位 マンガン
4位 亜鉛
5位 ナトリウム
6位 マグネシウム
7位 ナイアシン
8位 リン
9位 食物繊維
10位 パントテン酸

銅は赤血球や白血球の成長にかかわる重要な効能をもつ

銅は牛、豚、鶏レバー、イイダコ、シャコ、牡蠣、かに、海老、いか、アーモンドなどの食べ物に多く含まれるミネラルで、貧血予防、免疫力向上、動脈硬化の予防、成長促進、髪や肌の健康を保つ効果をもちます。

骨髄でヘモグロビンを作る際に欠かせないミネラルで特に乳児の成長に重要ですので、これらの時期の銅の摂取は欠かせませんし、貧血気味になりがちな多くの女性にとっても日頃の銅の摂取は欠かせません。

銅含有酵素として幅広い効能をもち赤血球や白血球の成長にかかわりますし、セルロプラスミンと呼ばれるたんぱく質の構成成分で貧血対策に効果的な働きを持ちます。

過酸化脂肪の増加を抑制する働き、血液の流れ、赤血球の成長や体内の酵素の働きにと幅広く関わりますし、骨の形成をも助けますので不足しないよう銅を多く含む食品の摂取を心がけましょう。

鉄も貧血対策に有効なミネラルのひとつ

鉄は小松菜、豚レバー、シジミ、小松菜、卵黄に多く含まれるミネラルで、不足したことによる欠乏症では鉄欠乏性貧血、めまい、立ちくらみ、動悸、免疫低下などの症状がでるとも言われます。

取り込んだ酸素を全身の細胞に運搬、供給する役割をもち、主に小腸で吸収され体内の鉄分の多くは赤血球と結合しており、体内の鉄量が少ないと吸収率が高まり補うよう変化する特徴を持ちますし、赤血球の鉄は再利用されて、再度赤血球に合成されます。

豚ロース肉にはたんぱく質や鉄が豊富でビオチンも含まれますし、春菊などにもビタミンE、ビタミンC、カロテン、鉄などが豊富ですので、貧血気味のかたはこれらの食べ物と合わせて板麩なども食べるといいかもしれません。

マンガンは骨に最も多く含まれ骨の強化に効能をもつ

マンガンはアマランサス、イタヤ貝、ずいき、くり、油揚げ、あおのり、しょうが、たくあん漬け、干し柿などの食べ物に多く含まれ、マンガン含有酵素のスーパーオキシドジスムターゼの成分として抗酸化作用を発揮するミネラルです。

抗酸化作用は活性酸素による細胞の酸化を予防する重要な働きですし、ビタミンA、C、Eなどにも強い抗酸化作用がありますのでこれらと合わせて摂取するとより効果が高まります。

そんなマンガンですが骨に最も多く含まれる成分で、カルシウムやマグネシウムなどを同様に骨の強化に役立つミネラルですので、骨の成長著しい成長期や骨密度が気になる高齢期にもしっかりと取りたい栄養素ですし重要な効果を持ちます。

また、肌のターンオーバーにもかかわりをもちますので、美容面でも重要なミネラルで、骨の発育や代謝機能、生殖機能の向上効果もつ栄養素ですので不足しないようにしっかりと取りましょう。

板麩には他の栄養素も豊富に含まれる

板麩にはこれらの栄養素以外にも亜鉛、ナトリウム、マグネシウム、ナイアシン、リン、食物繊維、パントテン酸などの栄養素が幅広く含まれますので、日頃の栄養バランスに役立てましょう。

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