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シュウマイの皮の栄養素とそれぞれの効果とは?

シュウマイの皮は小麦粉を原料として作られつ点心のひとつの焼売(しゅうまい)の材料で、餃子の皮やワンタンの皮など似た物もありますが、それぞれ若干の配合の違いや形状、厚みなどが違っています。

シュウマイの皮を使ったアレンジレシピではおやつ、ラザニア、スープなどさまざまなレシピがありますし、餃子の皮の代用なども可能で応用のきく食材でもありますが、シュウマイの皮の栄養素一覧とそれぞれの含有量や栄養素の効果や効能を確認し、日々の健康管理や栄養バランスに役立てましょう。

シュウマイ

シュウマイの皮にはパントテン酸、銅、食物繊維、ビタミンB1、マンガン、リン、鉄、マグネシウム、亜鉛、ナイアシンなどの栄養素の含有量が摂取基準量に対して高い割合で含まれますが、パントテン酸は腸内細菌から合成され、免疫力を向上させる働きをもつビタミンで不足すると免疫力の低下により、風邪などの病気にかかりやすくなります。

銅は赤血球や白血球の成長に関わる重要で貧血対策に効果的なミネラルで、鉄を血液中のトランスフェリンに受け渡す役割があるなど、これらの働きをもつ栄養素を含むシュウマイの皮の効果や効能、栄養素の含有量と効果効能を確認して行きましょう。

シュウマイの皮の栄養素の含有量の一覧

シュウマイの皮にはパントテン酸、銅、食物繊維、ビタミンB1、マンガン、リン、鉄、マグネシウム、亜鉛、ナイアシンが含まれますが、体内のパントテン酸は、カフェインやアルコールをとることによって消費されてしまいますので食品からの摂取が大切です。

また、銅はセルロプラスミンと言う銅結合たんぱく質となり全身へ運ばれ、摂取量が少ないと吸収率があがり摂取量が多いと吸収率がさがるなどの調整が起きますし、ビタミンB1はゆでる調理法はNGとされますが、蒸す調理法で摂取し、豚肉の中の栄養面ではビタミンB1が多く、全体の食品を見ても豚肉がトップクラスです。

こうした働きをもつそれぞれの栄養素の含有量を確認しておきましょう。

食品番号 01075
ジャンル しゅうまいの皮
食品名 しゅうまいの皮
廃棄率 0 %
エネルギー
kcal 295 kcal
kJ 1234 kJ
水分 31.1 g
たんぱく質 8.3 g
アミノ酸組成によるたんぱく質 0 g
脂質 1.4 g
トリアシルグリセロール当量 1.2 g
炭水化物 58.9 g
灰分 0.3 g
無機質
ナトリウム 2 mg
カリウム 72 mg
カルシウム 16 mg
マグネシウム 17 mg
リン 60 mg
0.6 mg
亜鉛 0.5 mg
0.10 mg
マンガン 0.28 mg
ヨウ素 0 μg
セレン 0 μg
クロム 0 μg
モリブデン 0 μg
ビタミン
A レチノール 0 μg
A α-カロテン 0 μg
A β-カロテン 0 μg
A β-クリプトキサンチン 0 μg
A β-カロテン当量 0 μg
A レチノール当量 0 μg
D 0 μg
E α-トコフェノール 0.2 mg
E β-トコフェノール 0.1 mg
E γ-トコフェノール 0 mg
E δ-トコフェノール 0 mg
K 0 μg
B1 0.09 mg
B2 0.04 mg
ナイアシン 0.6 mg
B6 0.05 mg
B12 0 μg
葉酸 9 μg
パントテン酸 0.50 mg
ビオチン 0 μg
C 0 mg
脂肪酸
飽和脂肪酸 0.32 g
一価不飽和脂肪酸 0.13 g
多価不飽和脂肪酸 0.71 g
コレステロール 0 mg
食物繊維
水溶性 1.0 g
不溶性 1.2 g
総量 2.2 g
食塩相当量 0 g
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量
アミノ酸含有量 食事摂取基準量
文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会
日本食品標準成分表2010のデータより抜粋
出典URL : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm

シュウマイの皮の栄養素で摂取基準量に対して高い含有量のもの

※ 30~49歳の女性の目安量、推奨量を元に含有量の割合を出しています。
※ ビタミン類、ミネラル類のみの含有量から比率の高い栄養素をまとめています。

1位 パントテン酸
2位
3位 食物繊維
4位 ビタミンB1
5位 マンガン
6位 リン
7位
8位 マグネシウム
9位 亜鉛
10位 ナイアシン

パントテン酸は水溶性ビタミンで代謝に関わる酵素に必要な栄養素

パントテン酸は代謝に役立つ酵素のうち、実に100種類以上もの酵素がパントテン酸なしには作られないほど重要な役割を持つビタミンで、水溶性ビタミンですので水分に溶け出しやすい性質を持ちます。

パントテン酸はビタミンB5というビタミンB群の1つで腸内細菌から合成され、免疫力を向上させる働き、脂肪酸と結合しアセチルCoA、アシルCoAを作り出す。このアセチルCoAが幅広く糖質、脂質、たんぱく質の代謝に関わります。

水溶性のビタミンですのでスープ、煮汁、味噌汁、あんかけなどでの摂取が望ましい栄養素で、鶏レバー、うなぎの蒲焼、アボカド、納豆、イクラ、たらこ、子持ちカレイ、レバー、鶏肉、アボカド、カリフラワー、モロヘイヤ、卵など幅広い食品に多く含まれています。

パントテン酸が不足すると免疫力の低下により、風邪などの病気にかかりやすくなりますので適切に摂取しましょう。

銅は骨、血管の成長を助けるミネラル

銅は赤血球や白血球の成長に関わる重要なミネラルで、鉄を血液中のトランスフェリンに受け渡す役割があります。

シュウマイの皮にも多く含まれていますが牛、豚、鶏レバー、イイダコ、シャコ、牡蠣、かに、海老、いか、アーモンドなどの食品にも多く含まれています。

乳児の成長、骨や血管の強化に効果を持ち、活性酸素の除去に効果を持ちますので、健全な成長の為にも適切な摂取を行いたいミネラルですし、不足するとヘモグロビンをきちんと合成できずに、赤血球で酸素を運ぶ役割に悪影響が現われますので注意が必要です。

ビタミンB1も代謝に関わる働きを持つ栄養素

ビタミンB1は糖質を多く摂取すると必要量が高まるビタミンで、糖質の代謝を促進し疲労物質が体内に蓄積するのを防ぎます

ビタミンB2、ナイアシンなどと共に水溶性ビタミンのひとつで、水に溶けやすく蒸すレシピが望ましい食べ方で、玉ねぎやにんにく、ニラ、長ネギなどに含まれるアリシンと共に摂取すると吸収率が高まります。

ビタミンB1は疲れやストレス対策や精神的な安定にもつながる栄養素で、全体の食品を見ても豚肉がトップクラスで豚肉の中の栄養面ではビタミンB1が多く存在しています。

シュウマイの皮にビタミンB1は含まれますが、皮のみを食べることは通常あまりありませんので、干しそば、豚ヒレ肉、豚ロース、ささみ、うなぎの蒲焼、そば、オクラ、にんにく、ぶり、まぐろなどのビタミンB1を多く含む食品も摂取するといいでしょう。

油料理と相性が良いですが水には溶けやすいので摂取の際は注意しましょう。

シュウマイの皮には他の栄養素も豊富に含まれる

シュウマイの皮にはこれらの栄養素以外にもパントテン酸、銅、食物繊維、ビタミンB1、マンガン、リン、鉄、マグネシウム、亜鉛、ナイアシンなどの栄養素が幅広く含まれますので、日頃の栄養バランスに役立てましょう。

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