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インスタント焼きそば(フライ麺)に含まれる栄養素と効果

インスタントの焼きそばやラーメンはとても便利で安価に簡単に食せるものとして人気ですが、最近はノンフライ麺や生めんタイプなど製法が違った麺も多くなってきています。

基本的にインスタントラーメン類の麺は油で揚げて水分を飛ばしており、そこにお湯を入れることで食べられる状態へと戻りますが、これはカップ焼きそばなども同様です。

そんな、インスタント焼きそば(フライ麺)に含まれる栄養素の一覧とそれぞれの含有量や栄養素の効果や効能を確認し、日々の健康管理や栄養バランスに役立てましょう。

インスタント焼きそば

インスタント焼きそば(フライ麺)にはナトリウム、ビタミンB2、ビタミンB1、ビタミンE、カルシウム、マンガン、銅、食物繊維、鉄、マグネシウムなどの栄養素の含有量が摂取基準量に対して高い割合で含まれます。

ナトリウムは細胞外液量を維持する働きを持ち、体内の細胞の間にある細胞間液や血管内の血しょうにふくまれますし、ビタミンB2は美肌効果も期待できる水溶性ビタミンです。

カップめんは栄養を摂取する目的で取ることよりは、空腹を満たすことを目的として食すことが多いですが、フライ麺やインスタントラーメンにはこれらの働きをもつ栄養素がふくまれますので、インスタント焼きそば(フライ麺)の効果や効能、栄養素の含有量と効果効能を確認して行きましょう。

インスタント焼きそば(フライ麺)の栄養素の含有量の一覧

インスタント焼きそば(フライ麺)にはナトリウム、ビタミンB2、ビタミンB1、ビタミンE、カルシウム、マンガン、銅、食物繊維、鉄、マグネシウムが含まれますが、ナトリウムは不足したことによる欠乏症はあまりないとされますが、食欲不振、はきけ、血液濃縮、筋肉痛などの症状がでるとも言われます。

ビタミンB2は豚レバー、うなぎの蒲焼、うずらの卵、かつお節、まぐろ生、そば、ハツ、卵、納豆などに含まれますが、中でも豚レバーには鉄、たんぱく質、ビタミンA、B2、B12などが豊富に含まれますので、こうした食品の摂取で栄養素の吸収に役立てましょう。

また、ビタミンB1は疲れやストレス対策にも効果的で精神的な安定にもつながる栄養素ですので、こうした働きをもつそれぞれの栄養素の含有量を確認しておきましょう。

食品番号 01060
ジャンル 中華スタイル即席カップめん
食品名 油揚げ、焼きそば
廃棄率 0 %
エネルギー
kcal 436 kcal
kJ 1824 kJ
水分 10.0 g
たんぱく質 8.4 g
アミノ酸組成によるたんぱく質 0 g
脂質 18.9 g
トリアシルグリセロール当量 15.8 g
炭水化物 58.1 g
灰分 4.6 g
無機質
ナトリウム 1500 mg
カリウム 190 mg
カルシウム 190 mg
マグネシウム 28 mg
リン 74 mg
1.1 mg
亜鉛 0.4 mg
0.13 mg
マンガン 0.69 mg
ヨウ素 0 μg
セレン 0 μg
クロム 0 μg
モリブデン 0 μg
ビタミン
A レチノール 0 μg
A α-カロテン 6 μg
A β-カロテン 75 μg
A β-クリプトキサンチン 0 μg
A β-カロテン当量 78 μg
A レチノール当量 7 μg
D 0 μg
E α-トコフェノール 2.2 mg
E β-トコフェノール 0.4 mg
E γ-トコフェノール 2.4 mg
E δ-トコフェノール 2.0 mg
K 14 μg
B1 0.56 mg
B2 0.72 mg
ナイアシン 0.8 mg
B6 0.04 mg
B12 0 μg
葉酸 13 μg
パントテン酸 0.40 mg
ビオチン 0 μg
C 1 mg
脂肪酸
飽和脂肪酸 5.36 g
一価不飽和脂肪酸 6.92 g
多価不飽和脂肪酸 2.86 g
コレステロール 1 mg
食物繊維
水溶性 0.9 g
不溶性 1.5 g
総量 2.4 g
食塩相当量 3.8 g
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量
アミノ酸含有量 食事摂取基準量
文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会
日本食品標準成分表2010のデータより抜粋
出典URL : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm

インスタント焼きそば(フライ麺)の栄養素で摂取基準量に対して高い含有量のもの

※ 30~49歳の女性の目安量、推奨量を元に含有量の割合を出しています。
※ ビタミン類、ミネラル類のみの含有量から比率の高い栄養素をまとめています。

1位 ナトリウム
2位 ビタミンB2
3位 ビタミンB1
4位 ビタミンE
5位 カルシウム
6位 マンガン
7位
8位 食物繊維
9位
10位 マグネシウム

ナトリウムの取り過ぎに注意が必要

ナトリウムは細胞外液量を維持する働きを持ち体内の細胞の間にある細胞間液や血管内の血しょうにふくまれるミネラルです。

塩分の取り過ぎうんぬんよりもカップめんやインスタントラーメンばかりを食べるような食生活は問題が多いですし、麺を揚げた油の酸化や栄養不足などさまざまな問題がありますので毎日食べるようなことは控えたほうがいいでしょう。

その上で、インスタント焼きそばの場合は味付けなどで多くの塩分が使われていることが多いので、塩分を気にするときは味付けの粉末やソースなどを少なめにするなどの工夫が必要です。

また、ナトリウムは一日10g以下に抑えるように心がけ過不足のない塩分摂取を習慣付けまが大切ですし、体内の余分な塩分の排泄効果をもつカリウムの摂取を行い、体内の余分な塩分、とりすぎた塩分の排出につなげましょう。

ビタミンB2は美肌効果、カルシウムとの作用をもつビタミン

ビタミンB2は水溶性ビタミンのひとつで水に溶けやすい性質を持ちますので、豚レバー、うなぎの蒲焼、うずらの卵、かつお節、まぐろ生、そば、ハツ、卵、納豆などビタミンB2を多く含む食品の摂取時はスープなども取るようにしましょう。

ビタミンB2は皮膚や粘膜の健康の維持に重要ですし美容面でも重要な栄養素で、カルシウムとの作用で骨を丈夫にする働きももちますし全身の細胞の成長と再生に役立つ美や民です。

子供の時に不足すると成長障害がおこりますので、適切な摂取を心がける必要性がありますが、インスタントラーメンや焼きそばの多食も問題が多いので注意しましょう。

ビタミンB1は糖質の代謝を促進、疲労物質の蓄積を防ぐ

ビタミンB1は干しそば、豚ヒレ肉、豚ロース、ささみ、うなぎの蒲焼、そば、オクラ、にんにく、ぶり、まぐろなどに多く含まれる栄養素で、神経組織の働きの正常化や補酵素として糖質の代謝に関わる働きをもつビタミンです

ビタミンB1は玉ねぎやにんにく、ニラ、長ネギなどに含まれるアリシンと共に摂取すると吸収率が高まり疲労回復作用が長持ちしますので、こうした組み合わせでの摂取が効率的です。

糖質を多く摂取するとビタミンb1の必要量が高まるので、糖質を多く摂取した場合や習慣的に多くとっている場合はビタミンB1の摂取も意識しましょう。

インスタント焼きそば(フライ麺)には他の栄養素も豊富に含まれる

インスタント焼きそば(フライ麺)にはこれらの栄養素以外にもナトリウム、ビタミンB2、ビタミンB1、ビタミンE、カルシウム、マンガン、銅、食物繊維、鉄、マグネシウムなどの栄養素が幅広く含まれますので、日頃の栄養バランスに役立てましょう。

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