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そうめん、ひやむぎ(乾)の栄養素一覧と効果効能

そうめん、ひやむぎ(乾)の栄養素一覧とそれぞれの含有量や栄養素の効果や効能を確認し、日々の健康管理や栄養バランスに役立てましょう。

そうめん、ひやむぎにはナトリウム、セレン、モリブデン、パントテン酸、銅、食物繊維、マンガン、クロム、リン、などの栄養素の含有量が摂取基準量に対して高い割合で含まれます。

塩化ナトリウムは筋肉を硬直させ、血管の柔軟性も奪う危険性もありますのでとりすぎには注意が必要ですが適切な摂取では良い効果もあるので過不足のない摂取が望ましいですし、過剰摂取時はミネラルバランスの乱れ、むくみ、細胞外液や血液の量の増加、高血圧症、胃がんの促進因子となるとも言われます。

そうめん

セレンはビタミンEやC、Aなどのビタミン類と同様に過酸化物質の分解に働き、動脈硬化や発ガンを抑制する効果をもつ栄養素で、食品が発育する地域の土壌にセレンが含まれるかで食品含有量が変化するミネラルです。

モリブデンは尿酸の合成に関わるミネラルで、赤血球などに結合し全身に運ばれますし、プリン体を尿酸に分解する働きをもち、不足したことによる症状はほぼ無いとされますが頭痛、夜盲症、貧血などにつながることもあるとされています。

パントテン酸を取りすぎたことによる過剰症はあまり無いとされ、善玉コレステロースを増やす働きをもつなど、それぞれの栄養素ごとにさまざまな働きがありますので、これらの働きをもつ栄養素を含むそうめん、ひやむぎの効果や効能、栄養素の含有量と効果効能を確認して行きましょう。

そうめん、ひやむぎの栄養素の含有量の一覧

そうめん、ひやむぎにはナトリウム、セレン、モリブデン、パントテン酸、銅、食物繊維、マンガン、クロム、リン、が含まれますが、ナトリウムは取り過ぎの対策としてカリウムの摂取が挙げられ、このカリウムは体内の余分な塩分の排出に効果を持ちますので塩分の取り過ぎによる高血圧の予防やむくみの解消などにつながります。

また、ナトリウムは体内の細胞の間にある細胞間液や血管内の血しょうにふくまれるミネラルで重要な役割を持ちますので適切な摂取が必要ですし、セレンは活性酸素の抑制に効果を持ち、活性酸素による細胞の酸化を予防し老化防止などにつながり、水銀やカドミウム、砒素などの毒性を軽減させる拮抗作用をもつ栄養素です。

モリブデンは鉄の利用を高め貧血の予防につながる働きがあるミネラルでプリン体の分解にもかかわりますし、大豆加工品やナッツ類に多く含まれ吸収率が高いミネラルですのですし過剰摂取などの症状はほぼ無いとされています。

パントテン酸がはニキビ、肌荒れ対策として有効で、糖質や脂質の代謝など美容面に効果を持ち、は補酵素のコエンザイムA(CoA)の材料ともなるビタミンで、ストレスに対する抵抗力を向上させる働きを持ちます。

こうした働きをもつそれぞれの栄養素の含有量を確認しておきましょう。

食品番号 01043
ジャンル そうめん ひやむぎ
食品名
廃棄率 0 %
エネルギー
kcal 356 kcal
kJ 1490 kJ
水分 12.5 g
たんぱく質 9.5 g
アミノ酸組成によるたんぱく質 8.5 g
脂質 1.1 g
トリアシルグリセロール当量 1.0 g
炭水化物 72.7 g
灰分 4.2 g
無機質
ナトリウム 1500 mg
カリウム 120 mg
カルシウム 17 mg
マグネシウム 22 mg
リン 70 mg
0.6 mg
亜鉛 0.4 mg
0.12 mg
マンガン 0.44 mg
ヨウ素 0 μg
セレン 16 μg
クロム 1 μg
モリブデン 14 μg
ビタミン
A レチノール 0 μg
A α-カロテン 0 μg
A β-カロテン 0 μg
A β-クリプトキサンチン 0 μg
A β-カロテン当量 0 μg
A レチノール当量 0 μg
D 0 μg
E α-トコフェノール 0.3 mg
E β-トコフェノール 0.2 mg
E γ-トコフェノール 0 mg
E δ-トコフェノール 0 mg
K 0 μg
B1 0.08 mg
B2 0.02 mg
ナイアシン 0.9 mg
B6 0.03 mg
B12 0 μg
葉酸 8 μg
パントテン酸 0.70 mg
ビオチン 1.3 μg
C 0 mg
脂肪酸
飽和脂肪酸 0.25 g
一価不飽和脂肪酸 0.10 g
多価不飽和脂肪酸 0.56 g
コレステロール 0 mg
食物繊維
水溶性 0.7 g
不溶性 1.8 g
総量 2.5 g
食塩相当量 3.8 g
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量
アミノ酸含有量 食事摂取基準量
文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会
日本食品標準成分表2010のデータより抜粋
出典URL : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm

そうめん、ひやむぎの栄養素で摂取基準量に対して高い含有量のもの

※ 30~49歳の女性の目安量、推奨量を元に含有量の割合を出しています。
※ ビタミン類、ミネラル類のみの含有量から比率の高い栄養素をまとめています。

1位 食塩相当量
2位 ナトリウム
3位 セレン
4位 モリブデン
5位 パントテン酸
6位
7位 食物繊維
8位 マンガン
9位 クロム
10位 リン

そうめん、ひやむぎ、うどんなどに意外と多く含まれるナトリウム

食塩の多くが塩化ナトリウムの物がありますが、この塩化ナトリウムは筋肉を硬直させ、血管の柔軟性も奪うこともあるので多量に摂取しすぎることの弊害があるとも言われますし、ナトリウムを取りすぎたことによる過剰症は、ミネラルバランスの乱れ、むくみ、細胞外液や血液の量の増加、高血圧症、胃がんの促進因子とも言われます。

ナトリウムは体内の細胞の間にある細胞間液や血管内の血しょうにふくまれるミネラルで重要な役割を持ちますが、摂取バランスが崩れると血管の緊張、血圧の上昇につながるので注意が必要で、ラーメンのスープ、そばつゆ、即席めん、カップめん、そうめん、食塩、固形ブイヨン、みそ、梅干し、塩ザケなど多くの食品に多く含まれますので注意が必要です。

発汗などでも失われますので、多量の汗をかく生活習慣などの場合は多めに取ることも必要ですし、通常時は体からの塩分の求めに応じて適度に摂取するようにするのがよいといわれています。

セレンは動脈硬化や発ガンを抑制する効果をもつ

セレンはビタミンE同様に過酸化物質の分解に働き、老化防止やがんの抑制などの効果があるとされる栄養素で、水銀やカドミウム、砒素などの毒性を軽減させる拮抗作用をもつ栄養素です。

セレンは作物が育つ地域の土壌にセレンが含まれるかで食品含有量が変化するミネラルで、日本国内の土壌には多くのセレンガ含まれているので、通常セレン不足に陥ることはありませんが、海外では土壌に含まれない地域もあるのでそうした地域ではセレン不足に陥ることもあります。

尿での排出で体内調整されますが、欠乏すると貧血や関節痛などの症状が出るとされ、克山病の原因になっていることもありたんぱく質に結合しており幅広い食材に含まれるミネラルで、アンキモやレンズ豆などに多く含まれます。

モリブデンは鉄の利用を高める性質を持つ

モリブデンは尿酸の合成に関わるミネラルで、赤血球などに結合し全身に運ばれる栄養素でプリン体を尿酸に分解する働きをもち、不足したことによる症状はほぼ無いとされますが頭痛、夜盲症、貧血などにつながることもあるとされています。

大豆加工品やナッツ類に多く含まれ、吸収率が高いミネラルですのですし不足と同様に過剰摂取などの症状はほぼ無いとされており、体内に約9mgほど存在し、肝臓、腎臓、副腎に多いミネラルで微量ミネラルのひとつです。

モリブデンは肝臓や腎臓の酵素の構成物質で糖質や脂質の代謝を高める効果をもち、鉄分の利用率を高める働きもあり、幅広い代謝の過程に必要な酵素に関わり、補酵素の成分のひとつとしてさまざまな代謝にかかわります。

吸収率が高いミネラルで食道がんのリスクを下げる効果をもち、酸化還元反応に関わる酵素の構成成分ですので、日々の摂取を心がけたい栄養素のひとつです。

そうめん、ひやむぎには他の栄養素も豊富に含まれる

そうめん、ひやむぎにはこれらの栄養素以外にもパントテン酸、銅、食物繊維、マンガン、クロム、リン、などの栄養素が幅広く含まれますので、日頃の栄養バランスに役立てましょう。

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