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うどん(生)に含まれる栄養素とそれぞれの効果とは?

うどんはそばと共に人気の麺類で温かいうどんや冷たいうどん、うどんすき、めんつゆの種類やだしなど幅広い味わいと料理方法で定番の麺類ですが、そんな、うどん(生)に含まれる栄養素の一覧と、それぞれの栄養素の含有量や効果、効能を確認して日々の健康管理や栄養バランスに役立てましょう。

うどん(生)にはナトリウム、食塩相当量、モリブデン、セレン、クロム、マンガン、銅、パントテン酸、ビタミンB1、食物繊維などの栄養素の含有量が摂取基準量に対して高い割合で含まれますが、ナトリウムはパン類にも意外と多く含まれていますが同じくうどんにも多い比率で含まれています。

ナトリウムは取り過ぎなどで摂取バランスが崩れると血管の緊張、血圧の上昇につながることがありますので注意が必要で、特にうどんはめんつゆの使用がありますので、濃い目のめんつゆの利用や飲み干すなどの食べ方を繰り返すことで塩分の取り過ぎにつながりますので注意しましょう。

うどん

また、モリブデンは体内に約9mgほど存在し肝臓、腎臓、副腎に多い微量ミネラルのひとつですし、食品などからの摂取後はすみかやに尿中に排出されるので体内濃度はほぼ一定に保たれていますが、不足すると貧血などの症状につながるとされていますし、セレンは過剰摂取ではセレン中毒、抜け毛、爪の変形、免疫低下などの症状がでるとも言われます。

逆にセレン不足では貧血、関節痛、成長障害、不妊、免疫低下などの症状がでるとも言われ、同じくミネラルのクロムは体内吸収率が非常に低いミネラルですがクロムの吸収率を上げる効果があるビタミンCとの摂取がおすすめです。

これらの働きをもつ栄養素を含むうどん(生)の効果や効能、栄養素の含有量と効果効能を確認して行きましょう。

うどん(生)の栄養素の含有量の一覧

うどん(生)にはナトリウム、食塩相当量、モリブデン、セレン、クロム、マンガン、銅、パントテン酸、ビタミンB1、食物繊維が含まれますが、ナトリウムは取り過ぎによる悪影響が怖いので精製塩以外の塩も検討し自然塩などの利用がおすすめですし、だしやお酢などを料理に利用することで減塩につなげることも健康管理に大切です。

また、食品中に含まれるモリブデンの量は微量であるため含有量の分析は難しいとされるミネラルですが、幅広い代謝に必要な酵素に関わり補酵素の成分のひとつとしてさまざまな代謝にかかわりますし、セレンは尿での排出で体内調整され欠乏すると貧血や関節痛などの症状が出るとされ、たんぱく質に結合しており幅広い食材に含まれるミネラルです。

クロムは肝臓、腎臓、脾臓、骨に集中して存在し、モリブデン同様に糖質や脂質の代謝に関わる働きを持ちますし、こうした働きをもつそれぞれの栄養素の含有量を確認しておきましょう。

食品番号 01038
ジャンル うどん
食品名
廃棄率 0 %
エネルギー
kcal 270 kcal
kJ 1130 kJ
水分 33.5 g
たんぱく質 6.1 g
アミノ酸組成によるたんぱく質 5.5 g
脂質 0.6 g
トリアシルグリセロール当量 0.5 g
炭水化物 56.8 g
灰分 3.0 g
無機質
ナトリウム 1000 mg
カリウム 90 mg
カルシウム 18 mg
マグネシウム 13 mg
リン 49 mg
0.3 mg
亜鉛 0.3 mg
0.08 mg
マンガン 0.39 mg
ヨウ素 2 μg
セレン 6 μg
クロム 2 μg
モリブデン 7 μg
ビタミン
A レチノール 0 μg
A α-カロテン 0 μg
A β-カロテン 0 μg
A β-クリプトキサンチン 0 μg
A β-カロテン当量 0 μg
A レチノール当量 0 μg
D 0 μg
E α-トコフェノール 0.2 mg
E β-トコフェノール 0.2 mg
E γ-トコフェノール 0 mg
E δ-トコフェノール 0 mg
K 0 μg
B1 0.09 mg
B2 0.03 mg
ナイアシン 0.6 mg
B6 0.03 mg
B12 0 μg
葉酸 5 μg
パントテン酸 0.36 mg
ビオチン 0.8 μg
C 0 mg
脂肪酸
飽和脂肪酸 0.14 g
一価不飽和脂肪酸 0.05 g
多価不飽和脂肪酸 0.31 g
コレステロール 0 mg
食物繊維
水溶性 0.5 g
不溶性 0.7 g
総量 1.2 g
食塩相当量 2.5 g
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量
アミノ酸含有量 食事摂取基準量
文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会
日本食品標準成分表2010のデータより抜粋
出典URL : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm

うどん(生)の栄養素で摂取基準量に対して高い含有量のもの

※ 30~49歳の女性の目安量、推奨量を元に含有量の割合を出しています。
※ ビタミン類、ミネラル類のみの含有量から比率の高い栄養素をまとめています。

1位 ナトリウム
2位 食塩相当量
3位 モリブデン
4位 セレン
5位 クロム
6位 マンガン
7位
8位 パントテン酸
9位 ビタミンB1
10位 食物繊維

ナトリウムは取り過ぎに注意が必要だが重要なミネラル

ナトリウムはラーメンのスープ、そばつゆ、即席めん、カップめん、そうめん、食塩、固形ブイヨン、みそ、梅干し、塩ザケなど幅広い食品に多く含まれていますので、これらの食品に偏った食生活では塩分の取り過ぎによる健康への影響が気になるところです。

ナトリウムは摂取バランスが崩れると血管の緊張、血圧の上昇につながることがありますし、ミネラルバランスの乱れ、むくみ、細胞外液や血液の量の増加、高血圧症、胃がんの促進因子とも言われますので程度な摂取が望ましいといわれていますが、生活習慣や運動習慣などでもまた個人差が出てきます。

しかし過剰な減塩も問題で、必要な塩分の摂取まで控えてしまうことも健全な体の活動にとって不足することになりますし、精製塩の摂取が体に害を及ぼすとの意見もありますので自然塩に変えていったり出汁やお酢などの活用で上手に減塩につなげることも大切ですので、一日10g以下に抑え、適切な摂取を心がけましょう。

モリブデンは代謝にかかわる働きをもつミネラル

モリブデンは貧血予防につながる造血作用などをもつミネラルで、肝臓、腎臓、副腎に多いミネラルで微量ミネラルのひとつです。

体内に約9mgほど存在し老廃物でもあるプリン体を尿酸へ分解する働きをもち、鉄の利用を高める性質を持ちますので貧血対策に効果的で、不足すると貧血などの症状につながります。

モリブデンは食品などからの摂取後はすみかやに尿中に排出されるので体内濃度はほぼ一定に保たれていますが、病気などで不足した場合は多呼吸、意識障害、頭痛、夜盲症、貧血などの症状がでるとも言われます。

体内では赤血球などに結合し全身に運搬される栄養素で、糖質や脂質の代謝を高める酵素の構成物質でもありますし、肝臓、腎臓、副腎に多いミネラルで吸収率がとても高く大豆類や豆腐、納豆などの大豆製品、レバーや乳製品などに多く含まれるミネラルですので、これらの食品を進んで取るようにしましょう。

セレン不足でも貧血につながる症状が現われる

セレンは食べる食品が育った地域の土壌にセレンが含まれるかどうかで、その食品に含まれるセレンの含有量が変化するミネラルで、アンコウの肝、たらこ、黒マグロ、レンズマメなどの食品に多く含まれます。

また、日本国内の土壌にはせレンが豊富に含まれているので、多くの食品、野菜類にはセレンが含まれており、通常不足することは無いとされていますが、逆に、中国北東部では土壌にセレンがすくなく克山病の原因になっていると言われています。

そんなセレンは取りすぎたことによる過剰症の症状には、セレン中毒、抜け毛、爪の変形、免疫低下などの症状がでると言われ、不足したことによる欠乏症では貧血、関節痛、成長障害、不妊、免疫低下などの症状がでると言われますので注意が必要です。

魚介、肉、豆類に多く含まれるミネラルですので、幅広い食材をバランスよく摂取するように心がけましょう。

うどん(生)には他の栄養素も豊富に含まれる

うどん(生)にはこれらの栄養素以外にもクロム、マンガン、銅、パントテン酸、ビタミンB1、食物繊維などの栄養素が幅広く含まれますので、日頃の栄養バランスに役立てましょう。

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