桃の節句に限らず由来を持つ年中行事は日本には多く、その行事毎に由来や歴史、祈願や縁起、食べ物や料理や飾り付けなど様々です。小正月、桃の節句、端午の節句、七夕、お盆、重陽の節句、十五夜、十三夜、七五三など皆の知る所でもありますが、今回は桃の節句に関する由来や願い、食べるとされている食べ物や料理の材料、それぞれの食材に込められている願いや意味など桃の節句に欠かせない知識を再確認して行きたいと思います。
まず、桃の節句と言うと雛祭りですが、これは毎年3月3日に行われており女子のすこやかな成長を祈る意味合いを持つ節句であり、年中行事の一つでもあります。雛壇にひな人形、五人囃子や内裏雛、三人官女等に加えて雛あられや甘酒、灯篭なども飾りつけ祝う事でも知られている。
これら一つ一つの歴史や由来、願いや思い、行事食や食べ物の意味など以下で確認して行きましょう。
桃の節句とは先にもふれていますが、女子の健やかなる成長を願う節句であり歴史的に古くから行われてきた風習でもあります。雛壇の飾り付けを見ても分かるように当時の雰囲気を漂わせるものでもありますが平安時代に平安貴族の子女の遊び事が始まりであり、時代を経るにつれて現在の形や風習へと変化してきたとされています。
紙で作った人型を川に流す流し雛がそれであり上巳の節句として行われていた行事で、災厄よけや穢れ払いの意味合いや祈願が込められていた物が江戸時代になって守り雛として祀られて居た節句の儀式と女子の人形遊びが合わさり現在の様な形に近くなり全国に広まったといわれている。
由来は上巳の節句であり平安期の貴族の遊びと言われているが定かではないとも言われている。しかし、女子の健康や成長を祈願する意味合いを持つ事は現在まで受け継がれている祈願いや願いでもあり豪華に雛壇を飾りつける場合もあれば時代を超えて受け継がれその都度新たに雛人形や他の人形、飾りつけなどを増やしていく家や地域もありますし、簡易的な人形や飾りつけなどで済ます場合など様々です。
重要な事は『女子の健康や成長を願う』事と考えますので、負担の無い範囲でもしっかりと節句を行う事の大切さを再確認すると良いでしょう。
年中行事にはその都度お祝いの料理や食べ物を食する事にも大きな意味があるとされています。
当時の文化や風習を残すものでもあり、健康や成長への願いを込められている食材を利用したものや栄養素として必須の物を食べる事で健康促進や病気の予防につながる物などが多く、当時の知恵として各節句や年中行事を機会にこれらを食する事が多いのも理解できるでしょう。
中でも桃の節句と言えばちらし寿司や蛤のお吸い物、甘酒や雛あられなどが上げられますが、お正月のおせち料理などと同様に食材にも縁起が担がれておりそれぞれ願いが込められていますので、女子の健やかなる成長を願うそれぞれの食べ物や料理の意味を見て行きたいと思います。
桃の節句に限らず由来を持つ年中行事は日本には多く、その行事毎に由来や歴史、祈願や縁起、食べ物や料理や飾り付けなど様々です。小正月、桃の節句、端午の節句、七夕、お盆、重陽の節句、十五夜、十三夜、七五三など皆の知る所でもありますが、今回は桃の節句に関する由来や願い、食べるとされている
桃の節句に必須な菱餅とは一般的には桃、緑、白の3色の餅を菱形しで重ねたものであり、それぞれに意味合いがあるとされている。
和菓子の一種であり地方によっては2色や5色など様々な菱餅もあり、ピンクの部分は山梔子（くちなし）の実で着色し解毒作用や健康祈願の意味合いと桃の花を表現し、白い部分は菱の実による血圧低下の効果に清浄や残雪を表現し、緑の新緑や芽吹きなどの春をイメージさせるものと季節の移り変わりを表現しているともされている。
ちらし寿司はご存知の通り様々な食材を使い彩り鮮やかなお寿司であり華やかなイメージがありますのでめでたいお祝い毎や節目などに重宝される料理です。
このちらし寿司の元はなれ寿司であったと言われており、時代や食糧事情を交えつつ様々な食材で縁起を担ぎめでたい海老、おせち料理などにも使われる見通しの聞く意味合いをもつ蓮根、豆には豆に働ける仕事があるなどの意味や由来、願いが込められており大変めでたい料理でもあります。
また、ちらし寿司は大勢の人をもてなす時に大変便利な料理でもありますし錦糸玉子や桜でんぶなど春を連想させる彩や見た目の華やかさなどを考えるとお祝いには最適な料理だとも言えるでしょう。
お酢は様々な効能を持つ調味料でありダイエット効果や健康促進、疲労回復に向くお酢を使ったレシピや料理方法も豊富です。主な成分の酢酸の働きで脂肪の燃焼や食欲促進、食品や食材の殺菌など食べるだけでなく幅広い効能を持つのも酢の特徴です。 これらの効能や働きの詳細、沢山あるお酢の種類
蛤は古くから女子の貞操を意味するものであり、その貝の形から貝合わせと言われる様に別の貝とぴったりと合わさる事の無い様から、相性のいい夫婦や円満な夫婦などの意味合いも込められており、女子の健やかな成長と将来の良縁や夫婦円満などの願いが込められた食材でもあります。
将来の良縁を望むのは親としては当然でもありますし、当人も望む所でしょう。現在でもこういった意味合いや願いを込めて蛤を食する事は、桃の節句に限らずとも願いを込めて積極的に食べていってもいいかもしれませんね。
白酒は甘酒とは違いアルコールが含まれていますので子供へ飲ませる事はいけませんが、桃の節句や雛祭りには付きも物祝い酒です
。元は中国の桃香酒と呼ばれていたものが日本の中で白酒との変名されて現在に至っているといわれており、桃の節句時に欠かせないお酒として親しまれている。桃は邪気を払う意味合いもある為、桃の花びらを漬けた桃香酒は大変縁起のいいお酒であったといわれている。
節句には人日（1月7日）(七草の節句)、上巳（3月3日）(桃の節句)、端午（5月5日）(菖蒲の節句)、七夕（7月7日）(笹の節句)、重陽（9月9日）(菊の節句・栗の節句)があります。
これら奇数のぞろ目の日が多いのは五行思想の木、火、土、金、水に対応している思想であり、節分や恵方巻きの方角などに関連する十干や陰陽、奇数偶数にちなんだものが節句であると言われています。
恵方巻きは毎年節分の日にその年の方角お恵方を向いて太巻き寿司食べる習慣であり、近年知名度も高く商売繁盛や無病息災、家内安全など福を巻き込むなどの願いを込めて食べる風習でもあります。 その起源は恵方巻きと呼ばれる様になったのはここ最近との説があり古くは丸かぶり寿司、節分の巻き
桃の節句は歴史深い風習でもあり日本の文化でもあると思います。個人で大々的にやる事は中々難しくはありますが、可能な範囲でこれらの祝い事の準備や料理を作ったり用意したり、ちらし寿司や白酒、菱餅に込められた願いや由来などを知り祝って行く事もいいのではないかと思います。
何より可愛い女子の健康と成長、将来の良縁を祈り育てて行く事は親として当然の願いだと考えます。
かぼちゃは栄養価の高い食品で煮物やサラダ、スープやお菓子、コロッケやプリンなど幅広いレシピがあり、含まれる栄養素には妊婦さんは摂取が求められる葉酸（ビタミンB9）や、風邪の予防や免疫力の向上効果の高いβ-カロチン、骨や歯を形成するカルシウムなどが豊富に含まれています。 かぼ