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あけび(果肉、生)の栄養素一覧と効果効能

あけびは木通、通草とも漢字表記される果実で、幅広い栄養素を含み生薬としても使われることもありますが、あけび(果肉、生)の栄養素一覧とそれぞれの含有量や栄養素の効果や効能を確認し、日々の健康管理や栄養バランスに役立てましょう。

あけび(果肉、生)にはビタミンC、葉酸、銅、ビタミンB6、パントテン酸、ビタミンB1、食物繊維、マグネシウム、カリウム、マンガンなどの栄養素の含有量が摂取基準量に対して高い割合で含まれます。

あけび

ビタミンCは果物には多く含まれますが、あけびにも摂取基準量に対し高い割合で含まれ、抗酸化作用や血液サラサラ効果が高く老化防止や美容に高い効果を持つことで知られているビタミンで、かぼちゃなどにはビタミンC、A、Eの抗酸化作用が高い栄養素が3種類とも含まれます。

また、次に高い比率の葉酸は妊娠1か月から3か月までの間の赤ちゃんの基礎的な体作りには重要な時期に必要となるビタミンですし、ビタミンB12と葉酸には造血作用がありますので胎児の発育のみならず妊娠時の貧血予防などにも効果的ですし、銅は小腸で吸収されて肝臓に蓄積されるミネラルで赤血球の成長や体内の酵素の働きに関わり、骨の形成を助けるミネラルです。

ビタミンB6はビタミンCやビタミンEなどと共に髪を美しく保ち、美肌効果をもつ栄養素ですので、あけびにはビタミンCも多いのでこういった面でも効果が期待されるなど、これらの働きをもつ栄養素を含むあけび(果肉、生)の効果や効能、栄養素の含有量と効果効能を確認して行きましょう。

あけび(果肉、生)の栄養素の含有量の一覧

あけび(果肉、生)にはビタミンC、葉酸、銅、ビタミンB6、パントテン酸、ビタミンB1、食物繊維、マグネシウム、カリウム、マンガンが含まれますが、ビタミンCは抗酸化作用、抗がん作用、抗ウイルス作用など幅広く効果を持ちますが、ルチンを摂取することでビタミンCの働きをサポートするのであわせてルチンを摂取すると効果が高まります、

銅は骨髄でヘモグロビンを作る際に欠かせないミネラルで、乳児の成長に重要な栄養素ですし、骨、血管の成長を助け肝臓に貯蔵されますし、あけびに含まれるビタミンB6は日常的に食す機会の多い米にも含まれているので、通常米を日常的に摂取する習慣をもつ日本人は日常的に摂取しています。

パントテン酸はビタミンB5というビタミンB群の1つでパントイン酸とβ-アラニンという物質の結合体で、ダイエット効果などが期待できるなど、こうした働きをもつそれぞれの栄養素の含有量を確認しておきましょう。

食品番号 07001
ジャンル あけび
食品名 果肉、生
廃棄率 0 %
エネルギー
kcal 82 kcal
kJ 343 kJ
水分 77.1 g
たんぱく質 0.5 g
アミノ酸組成によるたんぱく質 0 g
脂質 0.1 g
トリアシルグリセロール当量 0 g
炭水化物 22.0 g
灰分 0.3 g
無機質
ナトリウム 0 mg
カリウム 95 mg
カルシウム 11 mg
マグネシウム 14 mg
リン 22 mg
0.3 mg
亜鉛 0.1 mg
0.09 mg
マンガン 0.15 mg
ヨウ素 0 μg
セレン 0 μg
クロム 0 μg
モリブデン 0 μg
ビタミン
A レチノール 0 μg
A α-カロテン 0 μg
A β-カロテン 0 μg
A β-クリプトキサンチン 0 μg
A β-カロテン当量 0 μg
A レチノール当量 0 μg
D 0 μg
E α-トコフェノール 0.2 mg
E β-トコフェノール 0 mg
E γ-トコフェノール 0 mg
E δ-トコフェノール 0 mg
K 0 μg
B1 0.07 mg
B2 0.03 mg
ナイアシン 0.3 mg
B6 0.08 mg
B12 0 μg
葉酸 30 μg
パントテン酸 0.29 mg
ビオチン 0 μg
C 65 mg
脂肪酸
飽和脂肪酸 0 g
一価不飽和脂肪酸 0 g
多価不飽和脂肪酸 0 g
コレステロール 0 mg
食物繊維
水溶性 0.6 g
不溶性 0.5 g
総量 1.1 g
食塩相当量 0 g
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量
アミノ酸含有量 食事摂取基準量
文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会
日本食品標準成分表2010のデータより抜粋
出典URL : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm

あけび(果肉、生)の栄養素で摂取基準量に対して高い含有量のもの

※ 30~49歳の女性の目安量、推奨量を元に含有量の割合を出しています。
※ ビタミン類、ミネラル類のみの含有量から比率の高い栄養素をまとめています。

1位 ビタミンC
2位 葉酸
3位
4位 ビタミンB6
5位 パントテン酸
6位 ビタミンB1
7位 食物繊維
8位 マグネシウム
9位 カリウム
10位 マンガン

ビタミンCは美容や健康に欠かせないビタミン

ビタミンCは抗酸化作用、抗がん作用、抗ウイルス作用など幅広く効果を持ちますが、これは体内で発生する活性酸素を抑制する抗酸化作用が高いことから来る面が多く、同じく抗酸化作用をもつ栄養素にはビタミンA、Eなどが挙げられます。

あけびをはじめ多くの果物にはこうしたビタミン類やミネラル類などが豊富に含まれますが、かぼちゃにはビタミンC、A、Eの抗酸化作用が高い栄養素が3種類とも含まれますので、こうした食品を摂取するのも良いでしょう。

また、ビタミンCは血液サラサラ効果が高く、老化防止にも効果を持ちますし、決行が良くなることで疲労回復効果や血中コレステロールの減少、過酸化脂質を分解などにつながりますので多くの病気の予防にもつながります。

ビタミンCはねぎ、あさつき、みょうが、大根、さつまいも、アセロラ、赤ピーマン、芽キャベツ、ブロッコリー、パセリ、枝豆、つるむらさき、レンコンなど幅広く含まれるビタミンですので、あけびをはじめさまざまな果物や野菜などを幅広く摂取しましょう。

葉酸は妊娠時期に必要量が高まるビタミン

葉酸には造血作用があり遺伝子の情報を持つDNA(核酸)の合成を助長する働きから妊娠時期には特に重要なビタミンで必要量が高まる栄養素です。

この妊娠時期に葉酸をしっかりと取ることで胎児の発育に大きく影響が現われますし、特に妊娠1か月から3か月までの間の赤ちゃんの基礎的な体作りには重要な時期には葉酸の摂取が必須とも言えますので適切に取ることが求められます。

葉酸は補酵素としてアミノ酸の核酸の代謝に関わり、胎児の神経管閉鎖障害など受胎後約28日で現われる神経管の形成異常のリスクを軽減できるなど、妊娠前の妊活時期にも重要となりますし、ビタミンC、鉄分、カルシウムなどとあわせた栄養補給が必要です。

鶏レバー、モロヘイヤ、菜の花、ブロッコリー、枝豆、ほうれん草などに多く含まれますが、他の食品にも多く含まれるので、体からの求めに応じ必要量を意識した摂取を行いましょう。

銅は鉄分の補助から貧血対策などに有効

銅は牛、豚、鶏レバー、イイダコ、シャコ、牡蠣、かに、海老、いか、アーモンドなどの食べ物に多く含まれますが、あけびにも摂取基準量に対して高い比率で含まれています。

銅は赤血球の成長や体内の酵素の働きに関わり、骨の形成を助けるミネラルで、同じくミネラルの鉄分の働きを補助する役割を持ちますし、セルロプラスミンと呼ばれるたんぱく質の構成成分で貧血対策に効果的な働きを持ちます。

骨髄でヘモグロビンを作る際に欠かせないミネラルで乳児の成長に重要な栄養素ですし、骨の成長にもかかわりますので、特に子供の成長期にはしっかりと取っておきたい栄養素ですし、貧血予防、免疫力向上、動脈硬化の予防、成長促進、髪や肌の健康を保つ効果をもつミネラルです。

くだもの類には豊富な水分とあわせてこうした栄養素を幅広く含むので、あけびの摂取もこれらの効果につながります。

あけび(果肉、生)には他の栄養素も豊富に含まれる

あけび(果肉、生)にはこれらの栄養素以外にもビタミンB6、パントテン酸、ビタミンB1、食物繊維、マグネシウム、カリウム、マンガンなどの栄養素が幅広く含まれますので、日頃の栄養バランスに役立てましょう。

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