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茄子(なす)の栄養価と効能!豊富なレシピとダイエット効果

茄子(なす)は栄養価が低いが効果や効能は豊富な夏野菜であり、レシピや食べ方、調理方法も簡単で美味しい物が多く人気野菜でもあります。

煮浸しや味噌炒め、浅漬け、麻婆茄子と何気にメジャーなおかずが多いのも茄子の特徴ですがきゅうり、ピーマン、トマト、もやし、オクラ、にんにくと共に夏野菜である事も確認しておきたい所でしょう。

茄子

これら夏野菜でもある茄子は活性酸素を抑制、老化防止、ガン活動の抑制、高血圧や動脈硬化の予防など様々な効能を持ち、体温を下げる効果なども持っており夏には重宝する存在でもあります。

これら効能をうむ栄養成分の働きや茄子に関する豆知識などを以下でまとめて行きたいと思います。

目次

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茄子とは?様々な種類と豊富なレシピ

中国女性

ナスは原産地がインドと言われビルマを経由し中国、中国経由で日本に訪れたとされており平安時代から奈良時代には既に栽培が始まっており1000年以上もの長きにわたり食用にされてきた野菜であり食材でもあります。

ナスビやナスとも呼ばれどちらも正しい呼び名ではあるようですが関西関東などで違ってくると言われています。漢字変換ではナスビでも茄子と変換されますし、ナスでも当然茄子と変換が可能です。

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日本では全国各地での栽培が行われていますが比較的温暖な地域では実の長い種類や大きいものが多く、逆に北方では実の小さな品種が多く栽培されており、国内では180種類近くあり、世界を見ると実に1000種もの茄子があると言われています。

国内種の主要なもので大和丸、田辺、山科、賀茂、田屋、十市、水、鳥飼、下田、民田、ていざ、やき、十全、真黒、蔓細千成、山、奥三河天狗、博多、ばってん、大長、佐土原などの茄子がありそれぞれ特徴的な味わいや色、形などを持ち様々なレシピで使われている。

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茄子に関するちょっとした雑学

茄子(なす)は様々な文化や伝統にも使われておりメジャーな所では精霊馬や七夕馬があり、それぞれキュウリやナスを動物に見立てて祭る事で動物の意味を成して使われる事がある。

また、ことわざなどにも使われ、秋茄子は嫁に食わすなや親の小言と茄子の花は千に一つの無駄もない、瓜の蔓に茄子なすびはならぬなどに使われており、聞いた事のある方も多いでしょう。

因みに茄子を英語で言うとeggplantであり、eggとあるのはアメリカの茄子はまるで卵の様な実がなる為に呼び名にeggが入っており、日本で一般的にイメージする茄子とは全然違う外観をしている為です。

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茄子を使った簡単なレシピと食べ方

調理

茄子の特徴としてはスポンジ状の実が印象的ですが、この部分が茄子らしさでもあり美味しい部分でもあります。

豊富なレシピはしぎ焼き、浅漬け、麻婆茄子、なす田楽、焼きなす、なすの味噌炒め、煮びたし、カポナータ、ムサカ、カレー、グラタンなど豊富にありますし簡単に作れる料理が多いのも人気で重宝される食材の理由でしょう。

また、味噌やひき肉、豚肉、チーズやピーマン、きゃべつ、きゅうり、ピーマン、トマト、もやし、オクラ、ズッキーニ、パプリカなど様々な野菜との相性も良く簡単にレンジで作れるレシピや、お弁当などにも便利な食材である所はママさんには有難い所でしょう。

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茄子に含まれる栄養価とその効果、効能

茄子(ナス)はその実の93%が水分であり、その他糖質や脂質、タンパク質、ビタミン類、ミネラルなどを少量含有する栄養成分の含有率の低い野菜とされています。

夏野菜の代表的な野菜であるトマト、かぼちゃ、冬瓜、きゅうり、ゴーヤ、とうもろこし、みょうが、にんにく、枝豆などと共に夏に食べる機会が多い茄子は、

ポリフェノール、アントシアニン、ナスニンなどを含み、脂質、タンパク質、ビタミン類やミネラル類は少ない野菜でもあります。

以下ではこれらの栄養成分の効能や効果をまとめていきます。

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ナスニンはポリフェノールの一種で茄子に含まれる

フルーツ

ナスニンは抗酸化作用の高いポリフェノールの一種であり、活性酸素を抑制し抗酸化作用による老化防止やガンの活動を抑制、予防する効果があるとされています。

また血液にも作用し高血圧の症状改善や予防、動脈硬化の予防にもつながる効能を持つ健康管理に役立つ栄養素であり、ベリー系のフルーツに豊富に含まれるアントシアニンも含まれており眼精疲労の改善効果もあるとされています。

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ポリフェノールの一種のクロロゲン酸も含有

クロロゲン酸は脂肪の燃焼効果やがん、糖尿病、動脈硬化などの予防に効果があると言われています。コーヒー豆にも含まれるポリフェノールであり茄子にも含まれている事はあまり知られておらず、茄子のアクの部分がこのクロロゲン酸だと言われています。

茄子は低カロリーでダイエット向きの食材

茄子のカロリーは100gあたり22kcalでありかなり低カロリーの部類に入る食材と言えますし、夏野菜として体温を下げる効果が期待できる辺りも特徴で、豊富な水分と脂肪燃焼の効能からダイエットにも向いていると言えるでしょう。

食品別カロリー量(100g辺り、kcal) 食品別の栄養素含有量一覧
パセリ 44kcal にら 21kcal 長芋 65kcal
グリーンピース 93kcal 水菜 22kcal 蜂蜜 294kcal
桃 39kcal キャベツ 22kcal アスパラガス 23kcal
みかん 44kcal 玉ねぎ 37kcal アボカド 187kcal
豆腐 55.9kcal トマト 18.9kcal こんにゃく 6.9kcal

これらと比較してもナスは低カロリーですし、含有する豊富な水分量は夏の暑い時期に重宝する水分源とも言えるでしょう。

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まとめ

茄子は夏野菜であり水分量の豊富な低カロリーの野菜であり、体温を下げる効果や抗酸化作用による様々な病気の予防や老化防止などに効果があります。レシピも豊富で簡単な物も多く安価で購入しやすいのも有難いですし、なにより美味しい所が茄子の魅力でもあります。

種類も国内生産だけを見ても豊富にあり、様々な特徴をもつ茄子があり奥深い野菜だとも言えるでしょう。夏の旬の時期には是非とも茄子のレシピを食生活に取り入れて楽しめればと思います。

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