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柚子のビタミンCはレモン比較で2倍!クエン酸の含有量と効果とは?

柚子(ゆず)と言えば薬味のイメージですが実はビタミンCが豊富でレモンと比較すると2倍近い含有量があり、豊富なビタミンC以外にもクエン酸などの疲労回復効果のある栄養素や成分も豊富に含まれています。

柚子を使ったレシピではそばやうどんの薬味、柚子胡椒やパスタの香辛料、焼き魚や鶏肉の風味付けにと幅広く使われますし、毎年冬至の時期に柚子湯やカボチャを食べる風習があるくらい古くから親しまれる果実であり食品です。

メインのおかずと言うよりは薬味や香辛料、風味付けの役割が多いですが、柚子に含まれている栄養成分は健康にもいい成分であり多くの料理に使われることは味はもちろんのこと健康面でも大きな働きを持っています。

血液サラサラ効果や整腸作用、疲労回復に老廃物の排出などの効能を持つ効果的な働きと柚子に含まれる栄養成分を確認しておきましょう。

目次

柚子とは?

ゆず(柚子)とは柑橘類の果実であり中国を原産国とし古くから日本でも親しまれており、飛鳥時代や奈良時代には柚子の栽培が広まり食されていたとの記載が日本の歴史書に見られる程です。

東北以南で広く栽培され柑橘類の中では耐寒性が強い種類と言われてはいるものの、成長が遅く『桃栗3年柿8年柚子の大馬鹿18年』と言われる程に収穫までの時間が掛かる柑橘類として知られているが、手間が掛からない為無農薬栽培なども比較的簡単に行える柑橘類と言われている。。

そんな柚子は高知県、徳島県、愛媛県で多く生産されており高知県は徳島県の2倍ほどの生産量で全国一位であり、これら3県は柑橘系の産地としても有名な所なので栽培に適している条件が整っているものと思われる。

そんな柚子の花言葉とは?

晩春から初夏にかけて小さな花を咲かせる柚子は果実の味わいだけでなく見た目にも楽しめ、そんな柚子の花言葉は「健康美」「汚れなき人」「恋のため息」となんとなく柚子を連想できるようなものにもなっています。

柚子に含まれる栄養素は豊富なビタミンCにクエン酸

柚子

果肉よりも果皮のほうがはるかに栄養成分が豊富だと言われている柚子ですが、ビタミンCの含有量も柑橘類では上位に位置しトップクラスとも言われています。

ビタミンCは風邪の予防などに効果があることは有名ですが柚子は理想的とも言えるほどの含有量であり、多くの日本料理でも調味料、香味、酸味、風味付けに用いられて、柚子の皮なども七味唐辛子の材料として含まれることが多く、古くから柚子の薬効や効能を取り入れる為に香辛料や薬味としての使用用途が広がっていたことが伺える。

以下で柚子に含まれる栄養素や成分の働き、効能と効果をまとめていきます。

非常に豊富なビタミンCは風邪の予防や美容に

ビタミンCが健康に良いとされレモンが含有量が高いことは有名ですが柚子はそのレモンの2倍ものビタミンCを含んでいると言われています。ただレモンとは違った風味があり料理への用途なども違ってきますのでケースバイケースではあるとは思いますが、多くの和食などでは柚子を使った料理やレシピも多く工夫や好みで柚子は幅広く使える果実であるとも言えるでしょう。

ユーグレナ(ミドリムシ)ファームの緑汁の成分と効果

ビタミンCは日々の食事やサプリメントなどからの摂取が望ましく、もし不足に陥ると毛細血管異常、歯肉炎、貧血、だるさ、脱力感、食欲不振などの症状が表れると言われていますので、これらの症状を予防しつつ風邪の予防や免疫力の向上、美肌に美容の為にも日々の食事からビタミンCの摂取を行いましょう。

食品別ビタミンC含有量(100g辺り、mg) 食品別の栄養素含有量一覧
赤ピーマン 170mg パセリ 120mg レモン 100mg
モロヘイヤ 65mg いちご 62mg キウイ 69mg
ブロッコリー 120mg キャベツ 41mg じゃがいも 35mg
のり 210mg 玉ねぎ 8mg アボカド 15mg
きんかん 49mg トマト 15mg グレープフルーツ 36mg

さらに豊富なクエン酸は疲労回復に

みかん スライス

みかんの3倍、レモンの2倍近い量のクエン酸を含んでいる柚子は、疲労回復、整腸作用、ダイエットの働きがあり、クエン酸不足時の疲労や体脂肪の増加を防ぐ為にも日常的に摂取することが望ましい栄養成分です。

みかんが含む栄養素と効能!発ガン抑制の効果あり?

疲れや疲労感の元となる乳酸を燃焼させる効果がクエン酸にはあり運動時にも最適です

血行促進は健康の基本!リモネン働きで血行改善

柚子に含まれるリモネンは血行を良くする効能があり血流改善により全身に栄養が行き渡り、冷え性の改善や予防、体温上昇や疲労回復、筋肉痛の予防や改善、胃腸や胃痛の改善など様々な効能を持っています。

抗酸化作用による老化防止も期待できるリモネンは柑橘類の皮に多く含まれていますので薬味での摂取や柚子湯で健康促進を図りましょう。

冬至には柚子湯に浸かったりかぼちゃを食べよう

柚子湯

柚子湯は冬至の日にゆずをお風呂に入れて楽しむ風習でゆずに含まれる栄養成分や効能をお風呂を通して血行促進、体温上昇、風邪の予防などの効果を受けつつ香りも楽しめます。

輪切りにした柚子を布袋に入れて浴槽に入れればできるので毎年の冬至(例年12月22日頃)にやってみるといいでしょう。

また、同じく冬至にはかぼちゃを食べるという風習がありますが、これもゆずの効能で年末年始を健康に過ごせるように願いが込められていることと同じくかぼちゃに含まれる豊富な栄養素で健康促進に病気の予防などが期待できますので、冬至にはかぼちゃを食べて柚子湯を楽しみましょう。

かぼちゃは栄養豊富で低カロリーの健康効果満載の食品!煮物やサラダやスープを献立に

柚子を使った簡単なレシピ

最近柚子胡椒がマイブームで色々な料理にあう調味料ですが、ゆずにはゆず茶、酒、ジャム、ハチミツ漬、味噌などが柚子を使った食品として知られています。作り方も簡単なので試してみるのもいいでしょうし、色々と購入して試してみるのもいいでしょう。

パスタに柚子を散らして和風な感じを取り入れるのも新しい感じでいいですし、手作りドレッシングでサラダに風味付け、鶏肉を焼いて柚子を絞ってさっぱりと楽しんだり、から揚げなどにレモンの代わりに柚子を使うのもおすすめです。

トマトの栄養の効能と効果!低カロリーでダイエット向き

レモンの代わりに柚子を使って試してみると新たな発見があるかもしれませんね。

まとめ

味や香りを楽しみながら健康促進や風邪の予防を行え日頃の食事を彩る薬味として重宝する柚子は、ビタミンCやクエン酸が豊富で健康にいい効果が高いと言えるでしょう。また、冬至(例年12月22日頃)の時期に行う風習の柚子湯もしっかりと楽しんでおきたい習慣ですね。

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