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滋養強壮の料理方法と食べ物!即効性のある栄養素はこれ

疲労回復や滋養強壮を意識し料理方法や食べ物を検討することは若い頃には無かったのですが、歳を重ねると共に疲労回復に効く栄養素は何かな?とか滋養強壮に即効性料理は何?とかを良く考えるようになってきました。

そんなお疲れ気味の筆者がおすすめするスタミナ料理の方法や摂取することで筋肉の疲労や運動後の疲れ、日々のストレスや不摂生によるだるさなどの解消法につながる栄養素や食品を確認しておきましょう。

疲れている男性

疲労回復や滋養強壮が必要になる原因を考える必要性がありますが、そうした時はなぜ疲労に至っているのか、なぜ滋養強壮が必要なのかと自分自身をしっかりと見つめ現状を把握し意識することが大切です。

毎日の生活習慣の中に疲労の原因や理由がありますし、年齢的な問題、体力の低下や運動不足による筋力の低下、代謝が落ちたことによる血液循環の悪化など、病気や肥満などにつながる症状がみられる場合もありますので疲れやすい、疲労感が抜けないなどの症状には注意が必要です。

目次

疲れの原因

疲れたと感じた時には必ず原因があります。

年齢によって疲れやすくなっているのかも知れませんし、運動やスポーツをして疲れている場合もあるでしょう、仕事や人間関係で疲れているのかも知れませんし、寝不足や遊び過ぎで疲れているのかも知れません。

疲れにもさまざまな種類や要因があって発生していますので、疲れたと感じた時はなぜ疲れたのかを考える習慣をつけ、可能であればその原因を解消するための対策法を取ることをおすすめします。

ここからは身近に潜む疲れの原因を確認して行きます。

黒にんにく酵素スティックの効果と簡単なレシピ

精神的な疲れと肉体的な疲れ

疲労回復と滋養強壮は生活全体の充実度に関わってきますし、精神的な疲れなども間接的に疲労の蓄積にもつながる重要な原因の一つです。

過剰なストレス環境にある場合や日々の仕事疲れ、思うように行かないことや問題が発生した時など過剰なストレスを感じる瞬間、環境はさまざまです。

直接的な関係ない要因でも疲労の蓄積につながる場合もありますが、疲労回復と滋養強壮について考えて行きましょう。

精神的な疲れやストレス解消法と料理のレシピ

精神的な疲れは主に心の問題が大きいものの毎日の食事で摂取する栄養素やレシピを改善することで多少のリラックス効果や気分転換になります。

悩みの貯め込み過ぎや人間関係、相談相手の有無、後ろ向きな思考など殆どの場合は別途要因があるはずですので、その精神的な疲れの原因を取り除く行動や自分の内面的な変更を行いましょう。

ただ精神的な疲れから頭痛に発展したり体が慢性的なだるさを覚えたり、めまいや不眠症などが起きている場合や起きていると感じたときは、多大なストレスによる身体的な影響が出ている可能性が高いですので専門医に見てもらうなどの適切な対応が必要です。

また、食事の改善などを行い栄養素からの症状改善の必要性も出てきますし、そうした時はしょうがやクミンなどの香辛料、スパイスを食事に取入れ血行促進や消化力の向上をはかり、体の内側からのリフレッシュを心がけましょう。

肉体的な疲労の原因と解消法

肉体的な疲れは運動やスポーツ、仕事や日常生活で体を動かしたことによる疲れですので、体をゆっくり休めるなり疲労回復や滋養強壮効果のある栄養素を摂取することで栄養面から疲れを癒して行くことが可能です。

疲れを癒す効果がある食品として有名なのはにんにくや肉、うなぎや大豆などが有名ですが、年齢によっては消化力の低下によって未消化率が高まることが原因となっての身体的な異常につながることもありますので、そうした時は消化に良い野菜類の摂取を増やし果物などの栄養バランスが良く水分量も豊富で即効性のあるエネルギー源を中心とすると良いでしょう。

適度な運動習慣をもち代謝を促進させることも有効ですが、疲労回復や滋養強壮など、こうした効果が期待できる栄養成分や食品をまとめて確認して行きましょう。

慢性的な疲労を癒す滋養強壮レシピとは?

フルーツ

朝起きてだるい、昨日の疲れが残っている、回復していないなどの症状が出る場合は、一日のスタートとしての気分のすぐれませんし慢性的な疲労感になりやすいので精神的にも良くありません。

こうした状態の主な原因は食べ過ぎによる疲労感や、アルコールなどの飲み過ぎによる老廃物の蓄積が考えられます。食べ過ぎることは体内での消化にエネルギーが必要となりますし、食べ過ぎることで多くのエネルギーが消化に必要となります。

そうなることで他の働きがうまく回らなくなることで疲労回復が遅れることがありますので、満腹にならない程度でしっかりと幅広い栄養素を摂取できるレシピが理想的です。

滋養強壮効果のある料理方法は消化吸収しやすい調理法が基本で、食べ過ぎないこととこってりとした料理を避けることも大切で、俗に言われるスタミナ食の肉類などはあまりおすすめされないことが多くあります。

疲れが抜けない場合は、さっぱりとした料理方法で消化吸収の良いレシピをしばらく試し、滋養強壮などの様子を確認してみると良いでしょう。

滋養強壮に効果的な栄養素と食べ物

滋養強壮に効果的のある食品としてにんにくや肉などが挙げられますが、これらに含まれる栄養素が身体への効果的な働きをすることでエネルギーになったり疲れの原因となる物質の除去に働ることによって疲れを取ることが可能になります。

疲労回復や滋養強壮効果が期待される主な栄養素は、たんぱく質、マグネシウム、ビタミン、ビタミンB1、ビタミンC、ミネラル、タウリン、アミノ酸、クエン酸、カルシウム、パントテン酸などさまざまな栄養素があげられます。

これら栄養素の効果とその栄養素を多く含む食品や食材は以下の通りです。

ミネラルを多く含む食品一覧と栄養素の効果
ダイエット効果の高い栄養成分と食品

たんぱく質の重要性と効果

たんぱく質は人間にとってとても重要な栄養素で人体の中でたんぱく質が占めている割合は相当高く、水分の次にたんぱく質が多くの割合を占めていると言われています。

そのためたんぱく質をしっかりと摂ることは、体の大部分に働きかけることにもつながりますし、皮膚や臓器、筋肉などの各部位の材料ともなりますので積極的に摂取すること滋養強壮でも健康面を考えた時にも必要です。

たんぱく質の効果としては免疫力向の上、筋肉の生成、貧血や高血圧の予防、美肌など多くの効果が得られますが、たんぱく質の摂り過ぎも摂らな過ぎにも問題がありますので適度な量の摂取を心がけましょう。

たんぱく質を多く含む食品は肉類の動物性、大豆類の植物性に大きく分けられますが、たんぱく質を構成するアミノ酸の種類が違っている場合が多いので多くの食品をバランスよくとることも大切です。

マグネシウムの効果と滋養強壮につながる働きとは?

マグネシウムは細胞内に広く分布するミネラルで、3分の2は骨に存在しているカルシウムやリンなどと共に重要な骨の構成成分の一つです。

300種近い酵素反応に関わるマグネシウムにはストレス時に必要量が上がる特長がありますので、精神的な疲れにつながりやすい状況に陥りやすいタイミングで必要量が高まりやすい栄養素です。

マグネシウムはエネルギー生産、体温調節、神経伝達、筋肉収縮、ホルモン分泌などに関わる働きを持ち、摂取不足に陥ると骨に貯蔵されたマグネシウムが溶け出して血中濃度を保ちますので摂取不足に注意が必要です。

カルシウムが足りないとイライラしやすいと言いますが、カルシウムとマグネシウムの摂取バランスは2対1以上が理想的とされていますので、マグネシウムの摂取も骨にとっても精神的な面でも重要になってきます。

野菜、穀物、種実など幅広く含有されているミネラルですので、幅広い食べ物を摂取することで滋養強壮にもつながります。

マグネシウム含有量ランキング、TOP10 (100g辺り)
順位 ジャンル食品名含有量
1位藻類あおさ 素干し3200mg
2位藻類あおのり 素干し1300mg
3位藻類てんぐさ 素干し1100mg
4位藻類乾燥わかめ 素干し1100mg
5位藻類ひとえぐさ 素干し880mg
6位調味料及び香辛料類にんにく類 粉760mg
7位藻類ひとえぐさ 素干し730mg
8位藻類りしりこんぶ 刻み昆布720mg
9位藻類まつも 素干し700mg
10位藻類ながこんぶ 素干し700mg
出典 : 文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会
日本食品標準成分表2010のデータより抜粋
url : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 アミノ酸含有量 食事摂取基準量

ビタミンB1は疲労回復に欠かせないビタミン

ビタミンB1は疲労物質の乳酸や摂取した糖質をエネルギーへと変換、分岐脂肪酸の代謝の効果などがあるとされ、にんにくに含まれる栄養成分のアリシンはビタミンB1との相性が非常によく一緒に摂取すると効果的な働きが期待されます。

ビタミンB1を多く含む食品は豚肉やうなぎ、大豆類などがあげられ、特に豚肉の含有量は多いのでビタミンB1を摂取したい時は豚肉を食事レシピに取入れることで簡単に疲労回復効果が得られます。

ビタミンB1は補酵素として糖質の代謝に関わる働きをもつビタミンですし、神経組織の働きの正常化や糖質を水と二酸化酸素に分解する際のエネルギー発生時に重要な役割をもつビタミンです。

疲労回復や滋養強壮などには体内でのエネルギーを効率よく発生させる必要がありますので、ビタミンB1の働きや存在はとても重要で、にんにく、ニラ、長ネギなどに含まれるアリシンと結合し、アリチアミンとなり疲労回復作用が長持ちします。

糖質の代謝を促進し疲労物質が体内に蓄積するのを防ぎますし、ビタミンB1は疲れやストレス対策にも効果的で精神的な安定にもつながる栄養素ですので、日々の摂取を心がけましょう。

B1含有量ランキング、TOP10 (100g辺り)
順位 ジャンル食品名含有量
1位調味料及び香辛料類<その他> パン酵母、乾燥8.81mg
2位調味料及び香辛料類<その他> パン酵母、圧搾2.21mg
3位穀類その他 小麦はいが1.82mg
4位種実類ひまわり フライ 味付け1.72mg
5位種実類けし 乾1.61mg
6位穀類1.46mg
7位種実類ごま むき1.25mg
8位きのこ類まいたけ 乾1.24mg
9位肉類ヒレ 赤肉、生1.22mg
10位藻類あおのり ほしのり1.21mg
出典 : 文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会
文部科学省がまとめた日本食品標準成分表2015年版(七訂)アミノ酸成分を元に作成
URL : http://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/1365473.htm
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 アミノ酸含有量 食事摂取基準量

ビタミンCは血行促進に抗酸化作用

ビタミンCはコラーゲンの合成に関与し美容や美肌に役立つ栄養素ですが、マグネシウム同様にストレス時に必要量が上がる性質をもち、過剰なストレス下では不足がちになるビタミン類です。

ストレスは美容の敵でもありますのでため込むことは厳禁ですが、滋養強壮や疲労回復を考えた際にもストレスの貯め込みは解消したい問題です。

さらに、ビタミンCは過酸化脂質を分解し血液をサラサラにする効果をもつ栄養素ですので、血行促進によって全身の循環が良くなり栄養素や酸素などを運搬している血液の流れを良くしますので疲労回復や疲れにくい体質作りに役立ちます。

抗酸化作用、抗がん作用、抗ウイルス作用など幅広く効果を持ちますので、こうした面からも摂取が必要となるビタミンですし、ビタミンCは健康管理に欠かせない栄養素です。

C含有量ランキング、TOP10 (100g辺り)
順位 ジャンル食品名含有量
1位果実類アセロラ 生1700mg
2位調味料及び香辛料類パセリ 乾820mg
3位し好飲料類せん茶 茶260mg
4位果実類グァバ 生220mg
5位藻類あおのり 焼きのり210mg
6位藻類あおのり 味付けのり200mg
7位野菜類トマピー 果実 生200mg
8位野菜類赤ピーマン 果実 油いため180mg
9位野菜類赤ピーマン 果実 生170mg
10位藻類あおのり ほしのり160mg
出典 : 文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会
日本食品標準成分表2010のデータより抜粋
url : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 アミノ酸含有量 食事摂取基準量

カルシウム不足でイライラしやすくなるので注意

カルシウムは骨の構成物質として知られていますが、不足することで精神的な悪影響を及ぶすことでも知られています。

カルシウムは神経や筋肉の働きを正常に保ちますし骨や歯を作り強化する重要な役割をもちますが、不足すると骨に蓄積したカルシウムが溶け出すことで血中濃度を保つ性質があります。

そうなることで骨や歯がもろくなりイライラ感や神経過敏などの症状につながりますし、イライラしやすい環境は精神的な疲れや悩みのタネにもなりますので、結果的に疲労の蓄積につながることが多くあります。

そうならない為には、カルシウムはビタミンD、アルギニン、リジンなどのアミノ酸の摂取で吸収率がアップしますので、これらの栄養素を含む食べ物の摂取やうまくレシピに取入れる習慣を持つことも大切ですし、カルシウムは日光浴で皮下合成されますので毎日の日光浴を日課としましょう。

カリウム含有量ランキング、TOP10 (100g辺り)
順位 ジャンル食品名含有量
1位野菜類10000mg
2位藻類りしりこんぶ 刻み昆布8200mg
3位藻類乾燥わかめ 板わかめ7400mg
4位藻類こんぶ類 素干し7300mg
5位藻類まこんぶ 素干し6100mg
6位藻類こんぶ類 素干し5700mg
7位藻類りしりこんぶ 素干し5300mg
8位藻類乾燥わかめ 素干し5200mg
9位藻類ながこんぶ 素干し5200mg
10位藻類りしりこんぶ 削り昆布4800mg
出典 : 文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会
日本食品標準成分表2010のデータより抜粋
url : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 アミノ酸含有量 食事摂取基準量

パントテン酸はさまざまな代謝に関わる栄養素

パントテン酸を摂取すると脂肪酸と結合しアセチルCoA、アシルCoAを作り出しますが、このアセチルCoAが糖質、脂質、たんぱく質などの幅広い代謝に関わる重要な働きを持ちます。

幅広い食べ物に含まれるビタミンで、レバー、鶏肉、卵黄、タラコなどに多く含まれ、パントイン酸とβ-アラニンという物質の結合体でダイエット効果などが期待できる栄養素で代謝に役立つ酵素のうち実に100種類以上がパントテン酸なしには作られない酵素となっています。

パントテン酸は吸収されやすいビタミン類の一種ですが不足すると免疫力が低下しますので注意が必要で、カフェインやアルコールをとることによって消費されてしまいますのでこれらの取り過ぎには気をつけましょう。

また、パントテン酸は副腎皮質ホルモンの生成をうながしストレスに対する抵抗力を向上させるビタミンですので、ビタミンCやマグネシウムなどと共にストレス対策としても摂取しておきたいビタミンのひとつです。

パントテン酸含有量ランキング、TOP10 (100g辺り)
順位 ジャンル食品名含有量
1位果実類バレンシアオレンジ 果実飲料 12mg
2位肉類副生物 肝臓 生10.10mg
3位果実類バレンシアオレンジ 果実飲料 8mg
4位豆類えんどう赤 青 グリンピース(揚げ豆)8mg
5位きのこ類乾しいたけどんこ、こうしんを含む 乾7.93mg
6位肉類その他 スモークレバー7.28mg
7位肉類副生物 肝臓 生7.19mg
8位肉類副生物 肝臓 生6.40mg
9位乳類その他 チーズホエーパウダー5.95mg
10位魚介類めばる 干しやつめ5.76mg
出典 : 文部科学省、科学技術・学術審議会資源調査分科会
日本食品標準成分表2010のデータより抜粋
url : http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm
食品標準成分表 栄養素別、食品含有量 アミノ酸含有量 食事摂取基準量

クエン酸には血行促進や疲労回復効果が高い

疲労回復効果のあるクエン酸は、柑橘類などに多く含まれミネラル吸収の補助や食欲増進などの効果もあると言われています。

また、クエン酸はダイエットにも効果的でエネルギーの代謝の活性化を促すため、適量の摂取を心がけ代謝率のいい体質を作ることもダイエットに効果的な方法だと言われています。

梅干しやレモンやグレープフルーツなどに多く含まれていますし、スポーツや激しい運動を行った時の疲労回復などにも効果的で、そうした肉体的な疲労の回復に大きく関与しますのでクエン酸の摂取で滋養強壮に役立てましょう。

まとめ

疲労回復や滋養強壮の効果がある食べ物を確認しこれらの食品をレシピに取入れるなどして、しっかりと取ることで日頃から疲れに強い体質や習慣を作って置くことは重要です。

これらの栄養素を日々の食事メニューに取り入れて、滋養強壮効果のある栄養素を普段の食事の中で自然と摂取できる環境づくりをおすすめします。

食生活の改善は日々の積み重ねから

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